ナレッジベースの設定と権限
Confluence ライセンスが必要なユーザー
Confluence サイトでサービス プロジェクト エージェントにスペースの作成、コメント追加、検索を許可する場合、それらのユーザーには Confluence ライセンスが必要です。ただし、サービス プロジェクト カスタマーによるナレッジ ベース記事の参照では Confluence ライセンスは不要です。
Confluence では 3 つのレベルの権限を使用して、記事を閲覧および作成できるユーザーを決定できます。
- グローバル権限はサイト全体にわたる権限であり、システム管理者または Confluence 管理者によって付与されます。
- スペース権限はスペース固有であり、スペース管理者によって管理されます。
- ページ制限は表示と編集の両方に影響し、スペース管理者によって管理されます。
特定のユーザーの記事の閲覧で問題が発生している場合、Confluence 管理者に権限の確認を依頼してください。
記事を表示できるユーザーを選択する
- [プロジェクト設定]
> [ナレッジ ベース] の順に進みます。 - [リンクされたスペース] セクションで、設定を変更するスペースに対する [表示できるユーザー] リストを選択します。
![リンクされたスペースに対して選択された [表示できるユーザー] リスト](https://confluence.atlassian.com/servicemanagementserver0511/files/1295811906/1402408474/1/1701738244006/Whocanview_DC.png "リンクされたスペースに対して選択された [表示できるユーザー] リスト")
ヘルプ センターやチームが共有するリンクからユーザーが記事を表示できるかどうかは、この設定で決まります。以下の 2 つのオプションがあります。
オプション 1. すべてのユーザーとカスタマー
Confluence ライセンスを持たないユーザーがカスタマー ポータルおよびヘルプ センターを介してナレッジ ベース記事を閲覧することができます。
以下の場合にこのオプションを選択します。
- チームが記事の作成やカスタマーとの記事の共有を行う場合
制限事項:
- Jira Service Management と Confluence の各サイトに別のユーザー ベースがある場合は、各サービス プロジェクトのカスタマーに Confluence ユーザー アカウントを作成する必要があります。カスタマーに Confluence ライセンスを使用させない場合は、Confluence ユーザーをグループに割り当てないでください。
参考情報
- Jira と Confluence を接続すると、Confluence の [グローバル権限] ページで [ライセンスのないアクセス] が有効になります。
- Jira では、(ユーザーにアクセス権を付与せずに) 手動でユーザーを作成することも、Jira Service Management のサインアップ オプションを使用してサインアップしたときに作成することもできます。Jira と Confluence の両方が同じ外部ディレクトリに連携されている場合、まずディレクトリでユーザーを作成し、それを両方のアプリに同期します。
- Crowd か SSO を使用していない場合、顧客がヘルプ センターの記事を検索すると、まずは Confluence にログインするよう誘導されます。Jira のユーザー名とパスワードを使用して Confluence にログインできます。
オプション 2. ライセンスを持つユーザーのみ
Confluence ライセンスを持っていないユーザーは、ナレッジベーススペースでの匿名アクセスが許可されていない場合、ナレッジベース記事を読めません。
以下の場合にこのオプションを選択します。
- ナレッジベースを内部向けの記事にのみ使用する場合
制限事項:
- 匿名アクセスは、2-legged OAuth を使用する SSO との互換性はありません。
参考情報
データの公開範囲について
[すべてのユーザーとカスタマー設定] を選択すると、Confluence のスペース権限画面に以下のメッセージが表示されます。
![[権限] タブ。説明には、すべてのアクティブなユーザーがこのスペースを表示できる旨が記載されています。](https://confluence.atlassian.com/servicemanagementserver0511/files/1295811906/1295811912/1/1690700461897/unlicensed_users_space_permissions+%281%29.png)
この権限は既存のすべてのスペース権限よりも優先され、どの Jira Service Management プロジェクトからでも設定できます。ログイン済みのすべての Confluence ユーザーは、グループ メンバーシップにかかわらず、このスペースを表示できます。
この権限はいつでも Confluence から無効にできますが、Jira Service Management からのみ再び有効にできます。
ログイン プロセスについて
SSO や、インスタンス間でログイン情報を渡す仕組みを使用していない場合、ユーザーが記事を参照するには、Jira Service Management の認証情報を使用して Confluence にログインする必要があります。
- ログイン不要のポータル
ログイン不要のポータルのアクセスを設定するために、ナレッジ ベースへの匿名アクセスを有効にする必要が生じる場合があります。ログイン不要のポータルのアクセス設定の詳細
エージェントが記事を作成できるかどうかを確認する
エージェントが記事を作成および編集するには Confluence ライセンスが必要です。また、Confluence スペースで記事を作成するには権限が必要です。
エージェントが記事を作成できるかどうかを確認する方法
- [プロジェクト設定] > [ナレッジ ベース] の順に進みます。
- [リンクされたスペース] セクションで、権限を確認するスペースに対して [その他のアクション] (...) > [スペース権限] の順に選択します。
これにより、スペース権限のページに移動します。 - エージェント (またはエージェントが所属しているグループ) にページの追加権限があることを確認します。