OAuth 2.0 リフレッシュ トークンを取得できない場合
プラットフォームについて: Data Center - この記事は、Data Center プラットフォームのアトラシアン製品に適用されます。
このナレッジベース記事は製品の Data Center バージョン用に作成されています。Data Center 固有ではない機能の Data Center ナレッジベースは、製品のサーバー バージョンでも動作する可能性はありますが、テストは行われていません。サーバー*製品のサポートは 2024 年 2 月 15 日に終了しました。サーバー製品を利用している場合は、アトラシアンのサーバー製品のサポート終了のお知らせページにて移行オプションをご確認ください。
*Fisheye および Crucible は除く
要約
OAuth 2.0 経由で外部システム連携を構成しているときに、アプリケーション ログで次のようなエラーが返される場合があります。
Error occurred while authorizing an integration. The error message is: Refresh token is not present and access token lifetime is too short.
Atlassian Data Center applications expect either long-lived access tokens, or short-lived access tokens coupled with refresh tokens, which can be used to continue being authorized with the third party resource server. According to the error message, neither was provided by the OAuth server. The reason why the refresh token was not issued may depend on the OAuth provider & its custom protocol implementation.
問題のトラブルシューティング方法について以降をご確認ください。
環境
Jira Data Center
Solution/Troubleshooting
Google との接続のトラブルシューティング
OAuth 2.0 経由でアトラシアン製品を Google サービスに接続する際には、専用のプロバイダー タイプを利用するようにしてください。
この理由として、Google の認証サーバーでは特定の認証パラメーターが要求され、サーバーでリフレッシュ トークンを発行するにはこの利用が必須であるためです。
これらのパラメーターや値は Google が OAuth 2.0 ベンダーとして振る舞う際に固有のものであるため、カスタム プロバイダー タイプでは送信されません。
Microsoft との接続のトラブルシューティング
OAuth 2.0 経由でアトラシアン製品を Microsoft のアイデンティティ プラットフォームに接続する際、サーバーでリフレッシュ トークンを発行するには認証リクエストでカスタム スコープ offline_access
を利用する必要があります。
このスコープは、連携の構成時にプロバイダーとして "Microsoft" を選択すると自動的に適用されます。
他のプロバイダーとの接続のトラブルシューティング
Microsoft のアイデンティティ プラットフォームと同様、課題のリフレッシュ トークンの発行に offline_access
スコープを要求するプロバイダーがほかにもあります。このスコープを追加して連携をテストし、問題が解決されるかどうかをご確認ください。
OAuth サーバーでリフレッシュ トークンが発行されない場合、アトラシアン製品側でシステム プロパティ atlassian.oauth2.client.minimum.access.token.only.lifetime.days
を利用して、アクセス トークンの最小要求寿命を調整できます。この値は日単位で構成可能で、デフォルトは 30 です。
さらなるサポート
残念ながら、OAuth 2.0 の導入方法はベンダーごとに異なります。どの標準にも含まれない特別な要件が提示される場合もあり、それによってカスタム ロジックを使わないと接続が困難になることがあります。このような場合、カスタム プロバイダー タイプを利用したシステム連携は困難になる場合があります。さらなるサポートが必要な場合は、アトラシアン サポートに問い合わせるか、Jira の Atlassian OAuth 2.0 プロジェクトで機能リクエストやバグ レポートを作成してください。