ノード ディスカバリーをマルチキャストから TCP/IP へ変更する
Confluence Data Center を初めてセットアップする場合、指示に従って、検出モードの選択、クラスタ ノードの追加のプロセスを順に進めることができます。クラスタでのノード検出を変更する場合、各クラスタ ノードのローカル ホーム ディレクトリ内の confluence.cfg.xml
ファイルを編集する必要があります。
- 変更を行う前に、クラスタ内のすべてのノードをシャットダウンしてください。
- 各ノードで検出設定が完全に同一である (各ローカル ホーム ディレクトリ内の
confluence.cfg.xml
ファイルに加えた変更が同じ内容である) ことを確認します。 - これらのファイルに変更を加える場合、事前に必ずサイトのバックアップを作成してください。
Confluence Data Center の古いバージョンからアップグレードしたか、バージョン 5.9 で使用を開始したかによって、必要な変更はいくらか異なります。以下に、両方の変更方法の詳細を説明します。
マルチキャストから TCP/IP に変更するには
confluence.cfg.xml ファイルから、以下の 2 行を探します。
<property name="confluence.cluster.address">[multicast IP]</property>
<property name="confluence.cluster.join.type">multicast</property>
ファイル内に両方の行が存在する場合、次のように変更します。confluence.cluster.address
プロパティは存在するが、confluence.cluster.join.type
プロパティへの参照がない場合、1 つめの行を更新し、以下のように 2 行目を追加します。
<property name="confluence.cluster.peers">[node 1 IP],[node 2 IP],[node 3 IP]</property> <!-- A comma-separated list of node IP addresses, without spaces -->
<property name="confluence.cluster.join.type">tcp_ip</property> <!-- accepted values are multicast or tcp_ip -->
各ノードのアドレスを入力し、カンマで各アドレスを区切ります。IP アドレスの前後から角かっこが削除されていることを確認します。
これで、クラスタノードを再起動できます。
TCP/IP からマルチキャストに変更するには
TCP/IP からマルチキャストに切り替えるには、上記でおおまかに説明した変更の逆を実行します。
confluence.cfg.xml ファイルのプロパティのリファレンス
鍵 (キー) | 有効な値 | 注意 |
---|---|---|
|
'multicast' または 'tcp_ip' |
5.9 より前の Data Center インストールにはこのキーがありません。キーがない場合、Confluence は既定で multicast を選択します。 |
confluence.cluster.address |
単一のマルチキャスト IP アドレス | confluence.cluster.join .type が multicast に設定されている場合にのみ、Confluence はこのキーを使用します。 |
confluence.cluster.peers |
IP アドレスのカンマ区切りの文字列(スペースなし) | ここには 1 つ以上のアドレスが存在する必要があります。アドレスはクラスタ内の各ノードの IP アドレスです。confluence.cluster.join .type が tcp_ip に設定されている場合にのみ、Confluence はこのキーを使用します。 |
最終更新日: 2018 年 12 月 4 日
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