Jira Data Center と Server のモバイル アプリ

Jira Service Management はベータ段階を正常に通過して、モバイル アプリで正式にサポートされるようになりました。このバージョンを入手するには、Jira Service Management 4.15 以降にアップグレードする必要があります。まだアップグレードできない場合は、ベータ版を引き続きご利用いただけます。

Jira Service Management Data Center と Server 用のネイティブ アプリの登場です!

アプリについて

このアプリで提供される機能と実行できる操作について説明します。

今すぐ利用可能

  • Jira Service Management のプロジェクトとリクエストの表示
  • エージェント キューの表示
  • リクエストの処理 (作成、編集、リンク、再割り当て、顧客への応答など)
  • 内外部コメントの追加
  • SLA の表示と、最初に解決する必要があるタスクの計画
  • Jira Service Management 固有のフィールド (組織、リクエスト タイプ、リクエスト参加者) の表示と編集
  • 承認と却下 (承認 / 却下アクションに関する必須コメントのサポートを含む)
  • リクエストの更新に関する通知の受信
  • ファイルの添付
  • アセット フィールドの表示 (iOS で利用可能、Android のサポートは近日開始予定)

現在開発中

  • アセット フィールドの編集

要件

Jira Service Management

Atlassian Marketplace から Jira 用モバイル プラグイン最新バージョンをインストールするか、すぐに使えるプラグインを含む Jira Service Management 4.15 以降にアップグレードする必要があります。

デバイス要件

アプリケーションを使用するには、次のいずれかのデバイスが必要です。

  • Android 5.1 (Lollipop) 以降、または

  • iOS 15 以降 (iPhone、iPad、または iPod Touch)

アプリのダウンロード

すでに Jira Software または Jira Core 用の Jira Data Center と Server アプリをご利用の場合は、これらは同じアプリなので準備完了です。そうでない場合は、Android または iOS 用のアプリをダウンロードできます。

管理者向けの考慮事項

ユーザーがアプリを使用できるようにするかどうかを決定する際には、次のような点を考慮する必要があります。

VPN およびファイアウォール...

VPN およびファイアウォール

パブリック インターネットからアクセスできない Jira インスタンスの場合、ユーザーはアプリを使用するために、デバイスを社内ネットワークまたは仮想プライベート ネットワーク (VPN) に接続する必要があります。

モバイル アプリが使用可能になったことをユーザーに知らせる際に、ご使用の VPN への接続方法をステップバイステップ方式で説明することをお勧めします。アトラシアン サポートではこの接続方法に関するヘルプは提供できません。

SSL...

SSL

アプリでは HTTP 接続と HTTPS 接続の両方が許可されます。

SSL を使用するように Jira インスタンスを設定している場合、次の条件に該当するとログインできません。

  • 自己署名証明書を使用している

  • 認証局 (CA) が不明であるか、Android または iOS 既定で信頼する認証局ではない (まだ信頼されていない新しい CA、プライベート CA など)

  • 証明書チェーンに影響を与える中間 CA が証明書に含まれていない

  • 証明書が、iOS 13 での信頼された証明書のための要件を満たしていない (iOS デバイスでアプリを使用しているユーザーに影響)

この問題の解決策については、ナレッジベース記事を参照してください。

ストレージと暗号化...

ストレージと暗号化

iOS および Android アプリでは、一部のコンテンツ (課題、プロジェクト、ボード) をデバイスにローカルでキャッシュします。これは、プロジェクトや課題のナビゲーションでアプリの応答性を保つために役立ちます。キャッシュ データの保存に際してアプリケーションレベルの暗号化は使用されませんが、デバイスの内部ストレージがオペレーティング システムによって暗号化されている可能性があります。  

ユーザーがログアウトすると、キャッシュされたすべてのデータが削除されます。 

パスワードはアプリに保存しません。代わりに、デフォルトで暗号化されているセッション クッキーを使用します。 

ログインと認証...

ログインと認証

アプリは、外部ユーザー ディレクトリや SAML シングル サインオン (NTLM 方式はサポート対象外、ベーシックのみ) を含む、すべての一般的な Jira ユーザー管理設定をサポートしています。サイトが匿名ユーザーを許可している場合も、アプリを使用するにはログインする必要があります。

ユーザーエージェント ヘッダー形式...

アプリは、ログイン時にリクエストを行うために RFC 準拠のユーザーエージェント ヘッダーを使用します。これによって、アプリを効果的に識別し、ユーザーのハードウェアとソフトウェアに基づいて、さらなる処理を適用できます。

サポート対象の構成が多種多様であることを踏まえて、最も汎用性の高い形式を採用することにしました。iOS と Android の両方で、標準の WebView ユーザー エージェントと一意のアプリ識別子を連結して、ユーザー エージェントのヘッダー値を構成します。

iOS ユーザー エージェント

形式
Mozilla/5.0 (<system-information>) <platform> (<platform-details>) Safari/<technical-version> AtlassianMobileApp
Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 14_7 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Safari/604.1 AtlassianMobileApp

Android ユーザー エージェント

形式
Mozilla/5.0 (<system-information>) <platform> (<platform-details>) AtlassianMobileApp
Mozilla/5.0 (Linux; Android 9; Mi A1 Build/PKQ1.180917.001) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) AtlassianMobileApp

これらのヘッダーは iOS アプリのバージョン 1.27.0、Android アプリのバージョン 0.21.6 以降のバージョンで使用されます。 

モバイル デバイス管理 (MDM)...

モバイル デバイス管理 (MDM)

ご利用の MDM ソリューションで組織内のユーザーに Jira Server アプリを配布できます。配布方法の詳細は「モバイル デバイス管理」をご参照ください。

iOS デバイス用 OAuth 2.0

Configure OAuth 2.0 for iOS devices

Starting from Jira Data Center iOS mobile app 2.0, you can use the OAuth 2.0 authentication flow to:

  • Jira のセキュリティを向上させる
  • セッションの復元を改善する
  • Fast IDentity Online 2 (FIDO2) やその他の証明書ベースの認証標準をサポートする

OAuth 2.0 の設定方法を確認する

サード パーティ製アプリとデザインのカスタマイズ...

サード パーティのアドオンおよびデザインのカスタマイズ

このモバイル アプリでは、課題の表示、作成、編集、および課題でのコラボレーションを実現するためのシンプルで軽量な方法が提供されます。このアプリでは、アドオンが提供する機能を含む複雑な操作はできません。

Jira インスタンスで行ったルック アンド フィールのカスタマイズはアプリには反映されません。

プッシュ通知サービス...

Jira Data Center と Server モバイル アプリでは、ユーザーのデバイスに通知を直接プッシュできます。ユーザーはプッシュ通知を受け取るかどうかをアプリで選択して、いつでも設定を解除できます。この機能は、アトラシアンが開発して管理するクラウド ベースの通知サービスによって AWS インフラストラクチャでホストされます。ユーザーやメッセージの内容はサービスに送信されずに通知 ID のみが送信されて、データは保存されません。

  • クラウドベース サービスを使用しない場合は、プッシュ通知を完全に無効にすることを選択できます。[管理] () > [システム] > [Jira モバイル アプリ] に移動します。
  • ファイアウォールまたはプロキシ サーバー設定による制限を行っている場合、プッシュ通知が期待どおり機能するように https://mobile-server-push-notification.atlassian.com/  を許可 (ホワイトリストに追加) する必要があります。

パブリック インターネットでアクセスできないサイトの場合 (アプリを使用するために VPN 経由で接続必要がある場合など)、プッシュ通知は次のように適用されます。

  • ユーザーが企業ネットワークまたは VPN に接続している場合、完全な通知 ("Sara Leung があなたと "年越しパーティ" を共有しました" など) を表示します。
  • ユーザーが企業ネットワークまたは VPN に接続していない場合、「1 件の新しい通知」などの短い通知を表示します。

プッシュ通知の詳細については「プッシュ通知」をご参照ください。

関連ページと既知の問題

ログインに問題がある、またはその他の問題が発生した場合は、対処方法を説明するナレッジ ベース記事をご確認ください。

最終更新日 2024 年 9 月 27 日

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