プロジェクトを自動化する

Automation が Jira Service Management Data Center に組み込まれました。これをプロジェクトで使用するには、Jira Service Management Data Center 5.0 以降にアップグレードしてください。まだアップグレードできない場合は、同等の Marketplace アプリ (無料) をダウンロードしてください。

Automation では、古い課題のクローズ、適切な人への課題の自動割り当て、チームメイトへの通知の送信など、Jira に関する反復的なタスクを自動化するためのルールを設定できます。

ルールを作成する

各ルールは、ルールを開始するトリガー、ルールを絞り込む条件、それを実行するアクションで構成されます。

ルールを作成するには、次の手順に従います。

  1. プロジェクトで [プロジェクト設定] に移動します。

  2. [自動化] を選択します。

  3. [ルールを作成] を選択します。次に、トリガー、条件、アクションを追加します。

ルール コンポーネントの詳細については、後述の説明をご参照ください。

1. トリガー

すべてのルールはトリガーで開始します。課題のトランジション、スケジュールされたトリガー、課題の作成といった多くのトリガーの中から選択できます。必要であれば、次のコンポーネントに移動してルールを完了する前にトリガーをカスタマイズできます。トリガーの詳細をご確認ください。

2. 条件

条件によってルールのスコープを絞り込めます。たとえば、優先度の高い課題のみをエスカレーションします。ルールに条件は必須ではありませんが、条件を含める場合はルール チェーンのどこにでも配置できます。1 つの条件が失敗すると、ルールは実行を停止します。条件の詳細をご確認ください。

3. アクション

ルールがトリガーされてすべての条件が満たされると、アクションが実行されます。課題の編集、通知の送信、サブタスクの作成、監査メッセージの追加など、数多くのタスクを実行できます。アクションの詳細についてご確認ください。

自動化を大規模に使用する

自動化で実現できることを概説するために、作業を円滑化する目的で使用できるルールの例を 3 つ紹介します。

応答時間を正常に保つ

このルールは、SLA のしきい値に違反しそうな際にアクションを実行するように担当者に通知することで、SLA を調べる回数を減らすためのものです。これによって、他のことに集中する時間が増えるだけでなく、顧客がリクエストに時間どおりに応答できるようになります。

ルールの構成は次のとおりです。

  • トリガー: 今後 30 分以内に SLA のしきい値に違反する。

  • アクション: 違反について担当者に通知するためのコメントを課題に追加する。

ワークロードのバランスを取る

できる限り迅速かつ効果的に対応できるように、チーム内でワークロードを分担するようにします。このルールでは、課題が作成されるたびに未解決チケットの数が最も少ないチーム メンバーを検索します。

ルールの構成は次のとおりです。

  • トリガー: 課題が作成される。

  • アクション: バランスの取れたワークロード割り当てによって、課題をチーム メンバーに割り当てる。

顧客とのコミュニケーションを改善する

顧客に応答を促します。応答がなければ課題をクローズします。その後、応答があったら再オープンします。これら 3 つのルールによって顧客とのコミュニケーションを簡素化します。

顧客に応答を促す

ルールの構成は次のとおりです。

  • トリガー: スケジュールされた日次検索で、[顧客からの連絡待ち] ステータスの課題のうち 2 日間更新されていない課題が見つかる。

  • アクション: 顧客に応答を促すように報告者に通知するコメントを追加する。

アクティブではない課題を解決する

ルールの構成は次のとおりです。

  • トリガー: スケジュールされた日次検索で、[進行中] ステータスの課題のうち、5 日間更新されていない課題が見つかる。

  • アクション: ステータスを [解決済み] に変更する。アクティブでない課題が自動でクローズされることを報告者に通知するコメントを追加する。

新しい応答があったら課題を再オープンする

ルールの構成は次のとおりです。

  • トリガー: 課題に新しいコメントが追加される。

  • 条件: 課題の報告者によってコメントが追加される。課題がクローズされる。

  • アクション: ステータスを [進行中] に変更する。

Jira Automation を開始する

開始するには「Jira Automation」をご参照ください。

最終更新日 2022 年 6 月 6 日

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