グローバル Jira 設定の構成
Insight のグローバル Jira 設定には、オブジェクト スキーム、オブジェクト タイプ、あるいはオブジェクトではなく、Insight アプリ自体の設定が含まれます。ここでは、ログ設定、日時、Insight のインデックス再作成などを設定できます。利用できる設定の詳細については、次をご覧ください。
グローバル Jira 設定にアクセス
Insight のグローバル Jira 設定にアクセスするには、次の手順に従います。
- [管理] > [アプリを管理] の順に移動します。
- [Insight] セクションでページを探します。
一般設定
一般設定を開くには [Insight 設定] を選択します。
設定 | 説明 | |
---|---|---|
ユーザー相互作用 | ||
属性の既定ラベル | すべてのオブジェクト タイプの既定のラベルとして使用されるテキスト タイプの属性。これは、特定のオブジェクト タイプ設定でも変更できます。 この設定はこの設定の変更後に作成されるオブジェクト タイプにのみ影響することにご注意ください。 | いいえ |
属性の既定の説明 | 既定のラベル属性の説明。これは、特定のオブジェクト タイプ設定でも変更できます。 | いいえ |
[オブジェクトを開く] ダイアログ イベント | ユーザーがオブジェクト リンクを選択、またはユーザーがオブジェクト リンクにカーソルを移動した際に、オブジェクト ダイアログを開くかどうかを決定します。 これは、Jira 課題を表示している際に Insight オブジェクト フィールドを表示する場合にも適用されます。 | いいえ |
カスタム フィールドで取得されるオブジェクトの既定数 | これは、Insight がリクエストごとにカスタム フィールドで取得するオブジェクトの数を示します。既定値は 25 に設定されています。 ユーザーがカスタム フィールドのオブジェクトの検索を開始すると、検索条件に一致するオブジェクトがサーバーから非同期でフェッチされます。したがって、既定の制限である 25 で十分なはずであり、この値が推奨されます。 この数を増やすとリクエストごとにより多くのオブジェクトをフェッチする必要があるため、パフォーマンスに影響します。 | いいえ |
一般設定 | ||
Insight の監査ログが有効 | このチェックボックスをオンにすると、すべての Insight オブジェクト イベントが監査ログファイルに記録されます。 | いいえ |
属性値を監査ログに含める | このチェックボックスは、上記の [Insight の監査ログが有効] がオンになっている場合にのみ有効になります。 オンにすると、監査ログにあるオブジェクトのすべての属性値が含まれます。 | いいえ |
Insight インデックスをファイルから復元 | これによって、起動時に Insight インデックスがファイルから確実に復元されます。起動時間が長くなります。 Insight は起動時にファイルの整合性チェックをデータベースに対して実行して、一致しない場合はインデックスを再作成します。 これをオフにすると起動時間が遅くなる場合がありますが、壊れたインデックス ファイルがデータの不整合を引き起こす可能性があるリスクを排除できます。 初期設定ではオンになっています。ファイルは {$JIRA_HOME/caches/insight_indexes} にあります。 たとえば、macOS 上のファイルのパスは {/var/atlassian/application-data/jira/caches/insight_indexes} になります。 | いいえ |
キャッシュをシャットダウン時に保存 | これは、Insight のインデックスを Insight のシャットダウン時にファイルに保持する必要があることを示します (例: プラグインのアップグレード、Jira の再起動、Insight の無効化など)。 [Insight インデックスをファイルから復元] がオンになっている場合は、このプロパティもオンにすることをお勧めします。 | いいえ |
Insight のキャッシュを制限 | これによって Insight に保存できるオブジェクトの量を制限できます。キャッシュに存在するオブジェクトの数が限られるため、メモリ フットプリントが制限されます。 Insight を使用する既定かつ推奨される方法は、キャッシュ内のオブジェクトを制限しないことです。制限するとパフォーマンスに悪影響を及ぼします。 | はい |
キャッシュに許されるオブジェクトの数 | [Insight のキャッシュを制限] がオンになっている場合にのみ有効になります。 このプロパティは、キャッシュに保存される Insight オブジェクトの数を示します。 推奨される方法は、キャッシュのオブジェクトを制限しないことです。 | はい |
ファイル アップロードの最大サイズ | ファイル、画像、添付ファイルを Insight にアップロードする際の最大サイズ (バイト単位)。 | いいえ |
Insight の並列処理 | Insight が並列タスク (データのインポート、インデックスの再作成など) を実行するために生成するスレッドの数です。 この数値が低い値に設定されている場合は Insight が Jira にかける負担が軽減しますが、パフォーマンス速度は低下します。 | いいえ |
インポート中にデータ ソースを一時ファイル経由で処理 | インポート中のメモリ フットプリントを減らす目的でインポート モジュールを使用する際に、データをディスク上で一時的に保存します。 | いいえ |
カスタム ロケールを Insight に使用 | Insight に保存されているデータを Jira の既定のロケール以外のロケールで並べ替える必要があることを示すために使用されます。 オンにするとオブジェクトのフェッチが遅くなる可能性があるため、パフォーマンスに問題が起こらないように初期設定では無効になっています。 | いいえ |
Insight のロケール | [カスタム ロケールを Insight に使用] がオンになっている場合にのみ有効になります。 この設定で、Insight がデータを並べ替える際に使用する言語が決まります。 | いいえ |
Service Desk ポータルの検索テキスト (単一) | Jira Service Desk ポータル上にある Insight フィールドのプレースホルダー (単一フィールド) | |
Service Desk ポータルの検索テキスト (複数) | Jira Service Desk ポータル上にある Insight フィールドのプレースホルダー (複数フィールド) | |
スケジュールの専用ノード | Importers や Automation など、Insight のスケジュール設定タスクを実行するための専用ノードになります。 ノードがスケジュールの専用ノードとして選択されてスケジュールされたタスクの実行時に利用できなくなった場合、そのタスクは実行されないことにご注意ください。 | いいえ |
日付の設定
Insight のすべての日付は Jira 管理者設定を使用しています。次の URL で変更できます。
https://host:port/secure/admin/AdvancedApplicationProperties.jspa
ログ ファイル
ログは次のディレクトリにあります。
<Jira-shared-home>/log
添付ファイル
Insight の添付ファイルは、次のディレクトリの avatars、files、icons、objects という名前のサブフォルダーにそれぞれ保存されます。
<Jira_home>/data/attachments/insight
インデックス作成
インデックス設定を開くには [Insight のインデックス作成] を選択します。
インデックス作成では次のオプションから選択できます。
- 再インデックスを消去
すべてのオブジェクトがインデックスから削除されて、その後再びインデックスが作成されます。これは、インデックスの状態を更新する場合にお勧めします。インデックス作成が開始されると、オブジェクトを検索または絞り込めなくなります。 - 再インデックス化
この処理ではすべてのオブジェクトをインデックスに残した上で、Insight が再度インデックスを作成します。処理中もオブジェクトを検索できます。 - Insight インデックスをファイルに永続化
ディスク上のインデックスを手動で保持 (コピー) できます。多数のオブジェクトを含む大規模な Insight 環境があり、アプリの再インストールを計画している場合に役立ちます。インデックスをディスク上に置いておけば、Insight でゼロから作り直す必要はありません。
Groovy スクリプトのテスト
Groovy スクリプトをテストするには [Insight スクリプト コンソール] を選択します。これによって、Insight の自動化や事後操作で使用する Groovy スクリプトをすばやく簡単にテストできます。
レポートの同期
レポートの同期設定を開くには [Insight レポート] を選択します。ここでは、レポートのデータを同期する cron スケジュールを設定できます。
Analytics
アナリティクスの設定を開くには [Mindville アナリティクス] を選択します。
Data Center に関するその他の設定
clustermessage テーブルのデータ保持期間を設定する
データ保持期間を設定すると、clustermessage テーブルの過負荷に起因するパフォーマンスの問題を回避できます。大量のデータセットを短時間で Insight にインポートすると、clustermessage テーブルに情報が入力されてパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
データ保持期間を設定するには、次の手順に従います。
- [管理] > [システム] の順に移動します。
- [詳細] セクションまで下にスクロールして [サービス] を選択します。
- [サービスを追加] の [クラス] で [Build-in services (組み込みサービス)] を選択します。
- [クラスター メッセージ フラッシュ サービス] を選択します。
- 以下の情報を入力します:
- 名前 - クラスター メッセージ フラッシュ サービス
- クラス - com.atlassian.jira.service.services.cluster.ClusterMessageCleaningService
- スケジュール - 0 0 4/12 * * ?
- [サービスを追加] を選択します。
- [保存期間] に「2880m」と入力します。
- 更新を選択します。