Jira アプリケーションのメモリの追加

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Jira Software や Confluence などの Java アプリケーションは、オペレーティング システム内で直接実行されるのではなく、"Java 仮想マシン" (JVM) 内で実行されます。Java 仮想マシンが開始されると、仮想マシンに一定量のメモリが割り当てられ、Jira アプリケーションがこれを利用できるようになります。既定では、サーバーで実際に使用可能なメモリ容量にかかわらず、Java 仮想マシンには 64 MB のメモリが割り当てられます。64 MB は中規模から大規模の Jira アプリケーション インストールには不十分であるため、割り当てを増やす必要があります。この症状は、ログの OutOfMemoryErrors で確認できます。

注意:

  • このページでは、ヒープ スペース メモリを増やす方法について説明します。Perm Gen または GC Overhead エラーが発生していないことを確認してください。
  • Jira を Windows の 32 ビット環境にインストールする場合、ベース設定として 1024 MB を超えないことを確認してください。
  • 次のすべての手順を行うには、 Jira 管理者 グローバル権限 を持つユーザーとしてログインする必要があります。

On this page:

ステップ1: 診断

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根本原因の調査

多くの場合、単純にメモリを増やすよりも OutOfMemory エラーの根本原因を確認することが効果的です。「Jira が "OutOfMemoryError Java heap space" によってクラッシュする」の議論をご確認ください。

Jira アプリケーションの使用パターンの特定

> [ システム] を選択します。 [トラブルシューティングとサポート] > [システム情報] を選択して、システム情報ページを開きます。次に、ページをスクロール ダウンして [Java VM メモリ統計] セクションを表示し、ピーク使用時のメモリ グラフを確認します。

(info) このサーバーには最大 768 MB、最小 256 MB が割り当てられています (一般に start-jira スクリプトで実行される setenv スクリプトで定義)。指定した設定が Jira アプリケーションで使用されているかどうかを確認する場合はここを参照します。ここで、Jira アプリケーション用に 742 MB が予約されていること、または 190 MB が実際に使用されていることを確認できます。この Jira アプリケーション インスタンスでメモリが不足している場合、利用可能な最大量 (768 MB) が予約され、この値に近い容量が使用されています。

利用可能なシステム メモリの決定

Windows の場合

[Close Programs] ダイアログ (Ctrl + Alt + Delete を押す) から [Performance] タブを選択します。

(info)KB 単位で表示される Available の値が、Jira アプリケーションに割り当てることができる容量です。このサーバーでは、最大割り当て容量を214 MB にします。

Linux の場合

cat /proc/meminfo を実行してメモリ使用量を表示します。

サーバーで利用可能な容量を超えて -Xmx を設定すると、物理メモリ不足から OutOfMemoryErrors が発生する可能性があります。これが発生した場合、スワップ容量が使用され、パフォーマンスが大幅に低下します。

ガイダンス

目安として、課題の数が 5000 件よりも少ない場合は、既定の 768 MB で十分にJira アプリケーションを実行できます。Jira アプリケーションにメモリを多く割り当てすぎると、パフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。このため、最初は768 MB とし、必要に応じて少しずつ増やしていくことをおすすめします。別のデータポイントとして、40,000 の場合は 768 MB ~ 1 GB で問題なく動作します。

ステップ2: 使用可能なメモリ容量の引き上げ

Linux

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Linux インストールでヒープ スペース メモリを増やす方法

  1. <JIRA application installation directory>/bin (Jira WAR インストールの場合は <Tomcat Installation Directory>/bin) で、setenv.sh ファイルを開きます。
  2. JVM_MINIMUM_MEMORY= および JVM_MAXIMUM_MEMORY= を見つけます。
  3. 前述の「診断」を参照し、適切な値を入力します。

Windows (.batファイルから起動)

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Windows インストールで .bat ファイルから開始する場合にシステム プロパティを設定する方法

  1. <JIRA application installation directory>/bin (Jira WAR インストールの場合は <Tomcat Installation Directory>/bin) で、setenv.bat ファイルを開きます。
  2. set JVM_MINIMUM_MEMORY= および set JVM_MAXIMUM_MEMORY= セクションを見つけます。
  3. 前述の「診断」を参照し、適切な値を入力します。

Windows サービス

展開して Windows サービスの手順を表示

Windows サービスとして Jira を実行している状態でシステム プロパティを設定するには、コマンド ラインで変更する方法と Windows レジストリで変更する 2つの方法があります。

Windows サービスのプロパティをコマンド ラインから設定

Windows サービスのプロパティをコマンド ラインから設定する方法

  1. Windows にサービスとしてインストールされている Jira アプリケーションのサービス名を特定します (Control Panel > Administrative Tools > Services)。

    (info)上記の例では、SERVICENAMEJIRA120312230938 です。
  2. Start > Run > type in 'cmd' > press 'Enter' でコマンド ウィンドウを開きます。
  3. cd と入力して Jira アプリケーションのインストール ディレクトリbin サブディレクトリ (Jira WAR ディストリビューションを実行している場合は Tomcat インストール ディレクトリの bin サブディレクトリ) に移動します。
    例:

    cd C:\Program Files\Atlassian\JIRA\bin
  4. 次のコマンドを実行します。

     tomcat8w //ES//%SERVICENAME%

    For example: tomcat8w //ES//JIRA120312230938

  5. Java タブをクリックして、現在の起動オプションの一覧を表示します。
  6. ここでメモリの最大割り当て量を設定します。

Windows サービスのプロパティを Windows レジストリで設定

Windows の一部のバージョンには、Java 変数をサービスに追加するオプションがありません。この場合、レジストリ内のオプション一覧を表示してプロパティを追加する必要があります。

Windows レジストリで Windows サービスのプロパティを設定する方法

  1. Start > Run に移動し、"regedit32.exe" を実行します。
  2. サービス エントリを見つけます:
    32 ビット: HKEY_LOCAL_MACHINE > SOFTWARE > Apache Software Foundation > Procrun 2.0 > JIRA
    64 ビット: HKEY_LOCAL_MACHINE > SOFTWARE > Wow6432Node > Apache Software Foundation > Procrun 2.0 > JIRA
  3. 既存のプロパティを変更する (特に Xmx メモリを増やす) には、適切な値をダブルクリックします。
  4. 追加のプロパティを変更するには、オプションをダブルクリックします。
  5. ここでメモリ割り当てを変更します。

ステップ3: 設定の確認

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設定した内容を確認するには、<JIRA application home directory>/logs/atlassian-jira.log または catalina.out ファイルを確認します。起動部分のセクションは次のようになっています。

JVM Input Arguments : -Djava.util.logging.config.file=/usr/local/jira/conf/logging.properties -XX:MaxPermSize=256m -Xms256m -Xmx384m -Djava.awt.headless=true -Datlassian.standalone=JIRA -Dorg.apache.jasper.runtime.BodyContentImpl.LIMIT_BUFFER=true -Dmail.mime.decodeparameters=true -Djava.util.logging.manager=org.apache.juli.ClassLoaderLogManager -Djava.endorsed.dirs=/usr/local/jira/endorsed -Dcatalina.base=/usr/local/jira -Dcatalina.home=/usr/local/jira -Djava.io.tmpdir=/usr/local/jira/temp

(info) Xmx (最大) および Xms (最小) 設定を探します。

これは、システム情報を表示することでも確認できます。

最終更新日: 2018 年 10 月 2 日

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