本番環境バックアップ ストラテジー

次の場合は、Confluence が毎日自動で実施する XML バックアップが適しています。

  • Confluence を評価している場合
  • データベースの管理に詳しくなく、Confluence インストールが小規模である場合

Confluence インストールが数千ページ以上に達すると、XML バックアップ機能はデータベース独自のバックアップツールに比べて効率が悪くなる可能性があります。組み込みのバックアップ機能は実行に多くのメモリを必要とし、データ復元時の信頼性が低くなります。

本番システムのバックアップ ソリューションの確立

アトラシアンは、代替のデータベース バックアップ戦略を確立することをお勧めします。

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関連ページ

  • 使用するデータベースが提供するツールを使用して、データベースのバックアップまたはダンプを作成します。
    (warning) データの不整合や破損を回避するために、データベースのバックアップまたはダンプを作成する前に、Confluence をシャットダウンすることをお勧めします。
  • Confluence ホーム ディレクトリのファイル システム バックアップを作成します。
  • 共有ホーム ディレクトリのファイル システム バックアップを作成します(クラスタ化されたインスタンスのみ)

上記の準備が終わったら、 「管理コンソール > 管理 > スケジュール設定されたジョブ」  から スケジュール設定されたジョブ 機能を使用して、毎日のバックアップを無効にします 。

強調しておきたいのは、これら 2 つのバックアップを作成する方が、Confluence XML でバックアップを作成するより 効果的 だということです。大規模な本番用インスタンス向けとして、より堅牢ではるかに信頼性が高いと言えます。これらの 2 つのバックアップを使用すれば、すべてのデータ、添付ファイル、設定情報を含む、サイト全体を損傷なしに復元できます。他のバックアップからのデータ復元 を参照してください。

バックアップの必要があるのはどのファイルか

ホーム ディレクトリ全体をバックアップするのが最も安全なオプションですが、大半のファイルとディレクトリは起動時に読み込まれるものであるため、無視できます。最低でも、次のファイルとディレクトリをバックアップする必要があります。

  • <conf-home>/confluence.cfg.xml
  • <conf-home>/attachments

ディレクトリの残りの部分は、起動時に自動的に読み込まれます。次のディレクトリもバックアップしておくとよいでしょう。

  • <conf-home>/config – ehcache.xml ファイルを変更している場合
  • <conf-home>/index - サイトが大規模である場合やインデックスの再作成に時間がかかる場合 - このファイルを使用すれば、復元時にインデックスを完全に再作成する必要を避けられます。

ホーム ディレクトリの場所はインストール時に設定され、confluence.init.properties ファイルで指定されます。自動インストーラーで作成されたインストールの場合、既定の場所は次のとおりです。

  • Windows   C:\Program Files\Atlassian\Application Data\Confluence
  • Linux    /var/atlassian/application-data/confluence

クラスタ化されたインスタンスの場合のみ: 共有のホーム ディレクトリ全体をバックアップするのが最も安全なオプションですが、いくつかのファイルとディレクトリは実行時に読み込まれるため、無視できます。

  • <conf-home>/thumbnails
  • <conf-home>/viewfile. 

バックアップ方法

データベースをバックアップするコマンドは、データベース ベンダーによって異なります。たとえば PostgreSQL のコマンドは、pg_dump dbname > outfile です。  

詳細については、使用する特定のデータベース用のドキュメントを参照してください。 

復元方法

サーバー間の Confluence の移行 に関するガイドに、この手法を使用してバックアップを復元する手順を記載しています。

その他のプロセス

XML バックアップはサーバーのアップグレードや移動など、Confluence の他のプロセスに使用されます。上で説明したバックアップ戦略もこれらのプロセスで機能します。

  • アップグレード ガイドでは、XML バックアップの使用を必要としていません。 (ただし、以前の Confluence アップグレード手順と JIRA アップグレード ガイドでは、XML バックアップを使用しています)。
  • テストサーバーを設定するために使用される サーバー移行手順 では、SQL ダンプを使用することもできます。
  • 小規模なデータセットのデータベース移行手順には、XML バックアップを使用します。大規模なデータセットの移行には、サードパーティのデータベース移行ツールが必要になります。

注意: Confluence に組み込まれている XML エキスポートは、大きなデータセットのバックアップや移行には適していません。そのようなデータ移行に役立つサードパーティ製ツールが数多くあります。もし適切なツールを選択するために支援が必要な場合、あるいは移行作業そのものに対して支援が必要な場合、アトラシアンエキスパートの 1 社をご紹介することができます。

最終更新日 2016 年 9 月 29 日

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