スプリントを理解する

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本ページの内容はスクラム チーム にのみ適用されます。

スクラム チームはスプリント (またはイテレーション) で作業して、各スプリントの終わりに製品の機能を段階的にリリースします。スクラム チームの作業を計画している場合は、(プロジェクトやフィルターではなく) プランの課題ソースとしてボードを使用することをお勧めします。

スクラム ボードを課題ソースとして使用することによって、プランから直接、ボードのスプリントを管理し、将来のスプリントのキャパシティを計画し、課題をスプリントに割り当てられます。また、課題ソースとしてプロジェクトを使用すると、Advanced Roadmaps はボードのスプリントをプロジェクトにすぐに関連付けられないことにご注意ください。この場合、スプリントはプランの外部スプリントとして表示されます。Advanced Roadmaps で外部スプリントを使用する方法に関する詳細については、「スプリントに従って課題をスケジュールする」をご参照ください。


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スプリントとは

スプリントとは、スクラム チームが課題に取り組む固定された期間のことで、チームはこの期間で課題を完了することにコミットします。チームの仕組みに応じて課題をストーリーやバグ修正に特化させることができます。スクラム チームでは通常、スプリントの終了時に、完了したすべての課題をまとめてバンドル化し、ソフトウェア製品のバージョンとしてリリースします。

Jira と Advanced Roadmaps ではいずれも、スプリントの期間は既定で 2 週間、実質的な作業日数は 10 日間となっています。


チームの既定のスプリント長は [チーム] ビューで編集できます。プランのチーム管理の詳細をご確認ください。


スプリントを表示する

プランで各チームのスプリントを表示できるように、すでに課題をチーム別にグループ分けしていることを確認してください。課題がチーム別にスイムレーンにグループ分けされ、各スプリントのキャパシティの詳細が表示されます。

  1. 課題はチーム スイムレーンにグループ分けされます。チームを展開すると、そのチームに割り当てられた課題が表示されます。
  2. スプリントのキャパシティ バークリックすると各スプリントのキャパシティの詳細が表示されます。
  3. まとめられた値を表示するようにプランを設定している場合は、子課題から対応する親課題までのスプリント値がまとめられます


スプリントの状態

Advanced Roadmaps では、スプリントは過去のスプリントアクティブ スプリント将来のスプリント提案されるスプリントの 4 種類の異なる状態で表されます。


過去のスプリント

チームが過去にスプリントを定義していないが、現在のスプリントと将来のスプリントがすでに設定されている場合、Advanced Roadmaps ではタイムラインに「過去のスプリント」が表示されます。過去のスプリントの日付は、チームに設定されたスプリント期間とベロシティに基づいて推測されます。

プランのタイムラインでの過去のスプリントの例

過去のスプリントは存在しないので、キャパシティの詳細は表示されません。


アクティブ スプリント

Jira で現在進行中のスプリントは、Advanced Roadmaps プランのタイムラインにアクティブ スプリントとして表示されます。

プランで作業を自動スケジュールする際に、Advanced Roadmaps はこれらのアクティブ スプリントに課題を自動スケジュールできます。これは、チームに設定されたスプリント期間とベロシティに基づきます。アクティブ スプリントのベロシティを上回る課題は、将来のスプリントまたは提案されるスプリントに割り当てられます。


プランのタイムラインでのアクティブ スプリントの例

スプリントの詳細には、次の内容が含まれます。

  • スプリント名

  • スプリントの開始日と終了日

  • アクティブ スプリントのバッジ

  • スプリント目標 (Jira で追加されている場合)

  • スプリント ベロシティ (ベロシティを 20 ストーリー ポイントに設定した場合)
  • 見積りのストーリー ポイントでのスプリントの進捗のパーセンテージ
  • 完了した課題のパーセンテージ

Jira でスプリントを表示する、このスプリントでプラン内の課題を絞り込む、または関連するスプリントのベロシティ チャートを表示するから、いずれかを選択できます。

チームのキャパシティに予期しない変更がある場合 (チーム メンバーが病気になった場合など)、アクティブ スプリントのメニューでスプリント キャパシティをすばやく更新できます。


将来のスプリント

Jira にすでに存在して現在アクティブなスプリントの後にスケジュールされたすべてのスプリントは、将来のスプリントとしてタイムラインに表示されます。

スプリントはアクティブになったときだけ日付を指定できますが、Advanced Roadmaps では、チームに設定されたスプリント期間とベロシティに基づいて将来のスプリントの日付を推測できます。これによって、将来のスプリントをタイムラインに表示できます。

チームに設定されたスプリント期間とベロシティに基いて、Advanced Roadmaps では必要に応じてこれらの将来のスプリントに作業を自動スケジュールできます。アクティブ スプリントのベロシティを上回る課題は、これらの将来のスプリントに割り当てられます。


プランのタイムラインでの将来のスプリントの例

スプリントの詳細には、次の内容が含まれます。

  • スプリント名

  • スプリントの開始日と終了日

  • 将来のスプリントのバッジ 

  • スプリント目標 (Jira で追加されている場合)

  • スプリント ベロシティ (ベロシティを 20 ストーリー ポイントに設定した場合)
  • 見積りのストーリー ポイントでのスプリントの進捗のパーセンテージ

Jira でスプリントを表示する、このスプリントでプラン内の課題を絞り込む、または関連するスプリントのベロシティ チャートを表示するから、いずれかを選択できます。

チームのキャパシティに何らかの変動がある場合は (チーム メンバーが年次休暇を取得した場合など)、将来のスプリントのメニューでスプリント キャパシティをすばやく更新できます。


提案されるスプリント

Advanced Roadmaps は将来発生する可能性があるスプリントの日付を推測できるので、既存の将来のスプリントの後に発生することが予測されるスプリントもタイムラインに表示されます。

こうしたスプリントは Jira には存在しないため、提案されるスプリントとして表示されます。スプリントは最初からあるわけではないので、「提案されるスプリント」という名前になることにご注意ください。

チームに設定されたスプリント期間とベロシティに基いて、Advanced Roadmaps では必要に応じてこれらの提案されるスプリントに作業を自動スケジュールできます。既存の将来のスプリントのベロシティを上回る課題は、これらの提案されるスプリントに割り当てられます。

プランで課題をスプリントでフィルタリングすることを選択できます。


プランのタイムラインでの提案されるスプリントの例

スプリントの詳細には、次の内容が含まれます。

  • スプリント名

  • スプリントの開始日と終了日

  • 提案されるスプリントのバッジ


スプリントにおける見積りとベロシティ

作業している課題を見積もるには、いくつかの方法があります。チームの仕組みに応じて、ストーリー ポイントまたは時間ベースの見積もり (日または時間) を使用して課題を見積もれます。

主な目標は、各スプリントでチームが完了できる作業の量をより正確に予測することです。これはチームのベロシティを把握することに相当します。

ベロシティは、チームがスプリントごとに平均して完了する "見積単位" の数を測定します。作業量の見積もりに基づいて生産率を効果的に予測する、"時間" 以外で最良の尺度です。

時間ベースの見積りではなくストーリー ポイントを使用することをおすすめします。ストーリー完了の見積りが 16 時間だった場合に、見積りが 100% 正確である保証はありません。一方、ストーリー ポイントは、課題の規模の見積りに焦点を当てています。些細なバグ修正であれば、1 または 2 ストーリー ポイントの見積りとなる可能性があります。事前の調査が必要となる、より大規模な機能では、8 または 10 ストーリー ポイントの見積りとなる可能性があります。詳細については、「ストーリー ポイントの見積り」をご覧ください。


スプリント キャパシティの編集

チームの作業を計画する際は、計画された作業が予定どおりに開始できるように、スプリントの詳細はできるだけ正確にすることが重要です。チームのスプリント ベロシティが平均で 20 ストーリー ポイントになる可能性がありますが、これはさまざまな要因によって変動する可能性があります。短期的には、祝祭日によって作業の週が短縮されたり、チーム メンバーが病気になったり、新しいチーム メンバーがトレーニング中に早く作業を完了できなかったりすることがあります。長期的には、チーム メンバーは長期休暇を取ったり、チームを切り替えたり、さまざまなプロジェクト全体に分散したりすることがあります。

これらのような状況では、チームのキャパシティを編集することでスプリント (つまりプラン) を正確に保てます。これは、アクティブ スプリントと将来のスプリントについて、プランのタイムラインで直接行えます。


将来のスプリントのスプリント メニュー

チームのキャパシティを編集するには、タイムラインにあるスプリントのメニューに移動して、スプリント ベロシティをクリックして新しい値を入力します。チェックマークをクリックして保存し、編集したキャパシティがタイムラインの計画作業にどのように影響するかを確認します。すべてが順調に見える場合は、先に進んで Jira に変更を保存してください。

このメニューでスプリントのキャパシティが変更されていない場合、スプリントでは既定のキャパシティが [チーム ] ビューに設定されます。



スプリントに従った課題のスケジュール

これはスクラム ボードがソースである課題で、課題がスクラム チームに割り当てられている場合にのみ適用されることに注意してください。

スクラム チームはスプリント (またはイテレーション) に取り組んで、各スプリントの最後に製品の増分機能をリリースします。チームとスプリントが課題に設定されている際は、まだ日付が設定されていない課題に対してスプリント日付を使用するようにプランを構成できます。

  • 課題にスプリントの日付が表示されている場合でも、必要に応じて日付を変更できます。日付がスプリントの日付と一致しない場合、この操作を実行しても課題のスプリント割り当ては変更されません。
  • また、スプリントの日付は、リリースのステータスを監視して課題の依存関係を追跡する際に使用されます。

詳細については、「課題のスケジューリング」をご覧ください。

最終更新日 2020 年 6 月 12 日

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