主なコンセプト
ここでは、Jira Automation を使用する際に役立つ主なコンセプトをいくつか紹介します。
自動化ルールとは
ルールによって、設定した条件に基づいてシステム内のアクションを自動化できます。自動化ルールは 3 つの部分で構成されています。ルールを開始するトリガー、ルールを絞り込む条件、サイトでタスクを実行するアクションです。
- ルールを開始するトリガー
- ルールを絞り込む Jira Automation 条件
- Jira インスタンスでタスクを実行する Jira Automation アクション
スマート バリューとは
スマート バリューは、動的データを取り込むためのプレースホルダーです。これによって、Jira のほぼすべての課題データにアクセスして操作できます。
例:
- {{reporter.displayName}}: 課題の報告者の名前を挿入します。
- {{issue.summary}}: 課題の要約を挿入します。
- {{reporter.displayName}}: 課題の担当者の名前を挿入します。
スマート値によって、Jira のほとんどすべての課題データにアクセスして操作できます。修得するまでにやや時間を要するかもしれませんが、ルールの活用法が大幅に増えるでしょう。
ルール実行者とは
ルール アクターは、[アクティビティ] タブに表示される Jira Automation でアクションを実行するユーザーです。ルールを設定する際、プロジェクト管理者とサイト管理者は、ルール アクターを特定のチーム メンバーに変更できます。
ルールのアクターの変更に関する詳細については「別のユーザーとして Jira ルールを実行する」をご参照ください。
ルール分岐とは?
自動化ルールを設定する際に、ルールの別のセクションを作成して、関連する課題にアクションを実行できます。これはブランチと呼ばれます。ブランチとは、順番には実行されないものの複数のパスに拡張して実行されるルールを指します。
たとえば、課題が [完了] に移行したときにトリガーされるルールには、その課題のサブタスクに対して個別のアクションを実行するブランチも持てます。
上のスクリーンショットはトリガー、アクション、ブランチで構成される自動化ルールを示しています。
[スケジュールされたトリガー] と [新しいタスクの作成] アクションは、ルールの主な部分です。
[作成されたすべての課題] ブランチでは、作成されたタスクへのコメントを追加するルールを適用します。このブランチがなければ、新しいタスクへコメントを追加できません。
監査ログとは
各ルールには、過去 90 日間でルールがトリガーされた時間、実行の最終結果、実行されたすべてのアクションを確認できる監査ログがあります。
ルールの実行ごとに、監査ログには次の情報が表示されま。
日付: ルールがトリガーされた日時。
ルール: ルールの名前。
ステータス: ルールの実行状況。
所要時間: ルールの実行にかかった時間の長さ。
オペレーション: ルールが実行したアクションと関連するすべてのアイテム。
監査ログは、個別ルール、プロジェクト全体、グローバルの各レベルで表示できます。