アジャイル ソフトウェア プロジェクトを最適化する
Jira には、プロジェクトを把握するためのツールが数多く用意されています。ストーリーからスプリントやバージョンまで、必要なすべてを取り揃えました。
しかし、一般的な Jira ユーザーとして「これで万事解決」とは行かないことはご承知のはずです。すべてを管理するのはとても大変で、プロジェクト間でバージョンの同期が取れずに課題が間違った状態で放置され、人為的なミスも発生することもしばしばです。
事前に準備された自動化ソリューションは便利ですが、多くの場合で本当に必要としていることを実行しません。スクリプトは強力ですが、理解や保守が困難です。だからこそ、アトラシアンは Automation for Jira Server を構築しました!
今後はバージョンでの作業がシームレスになって、作成やカスタマイズも驚くほど簡単になります。
1. Automation for Jira によって継続的なデリバリーを向上させる方法
CI ツールによる継続的なデリバリーはとても重要ですが、Jira で機能させるのは難しい場合があります。
たとえば、CD の世界では新しいバージョン番号をどう扱えばいいのでしょうか? バージョンを手動で作成して課題を更新するのには限界があります。バグの修正日時を確認したところ、誰も修正バージョンを設定していなかったという状況に陥ることも考えられます。
Automation for Jira では、ビルド プロセス (以下参照) を自動化することで、新しいバージョンを管理してすべての課題を最新の状態に保つことを簡単に実行できるようになりました。
これは次のことを実行します。
- CI サーバーは安全な環境からデプロイを実行して、Webhook を介して自動化ルールをトリガーします。これは、releaseVersion パラメーターを通じてバージョン番号を渡します。
- デプロイに合わせて新しいバージョンを自動で作成してリリースし、初期設定ではリリース日を本日に設定します。
- 「デプロイ待機中」ステータスのすべての課題をループ処理して、たとえば「バージョンの修正」に設定します。最後に、リリースされたという事実を示すために「完了」に移行します。
そのバージョンで修正された課題を簡単に検索して、バージョンに関する Jira のレポートを使用できます。ユーザーの介入がなくとも、すべてのバージョンが同期されて最新の状態になります。
2. プロジェクト間でバージョンの同期を簡単に維持する
複数のプロジェクトを同じ製品またはプロジェクトで使用する場合は、同じバージョンを何度も手動で作成している可能性があります。まったくもって非効率的です。アトラシアンのチームには、サポート プロジェクト、パブリック イシュー トラッカー、エンジニアリング タスクの内部プロジェクトがあります。これまで、バージョンの同期を維持するのはとても面倒で、ミスも起こりやすい状況でした。
今後はそれがもっと簡単になります。上のスクリーンショットのルールによって、3 つのプロジェクトすべてでバージョンが自動で作成されます。
3. スプリント後に自動でデプロイする
スプリントのクローズも、デプロイを実行するトリガーになります。ルールは、Webhook を介して外部ビルド プロセスをトリガーできます。これが完了すると「一致するバージョンを作成」や「完了したすべての課題をバージョンのその修正に設定」などのリリース関連のタスクを完了できます。また、アクションは、スプリントの作成、開始、終了時にトリガーできます。
4. 通知を広める - リリースに関するアップデート
ここからが重要なパートです。すべてのデータが最新となったことで、Automation for Jira によって、リリースされた内容について開発者や顧客に通知できます。リリースされたすべての課題を含むリリース ノートを生成して、チャットルームに投稿します。Hipchat、Slack、Stride、またはメールにも簡単にカスタマイズできます。瞬時に可視化できるうえ、手作業は不要です!