権限と制限
アトラシアンでは、コミュニケーションおよびコラボレーション ツールである Confluence は、すべてのユーザーが全面的に参加することで最高のメリットを実現すると考えています。Confluence はページや他のコンテンツのすべての変更履歴を保存しているため、誰が何を変更したかを確認することも、必要に応じて変更を戻すことも簡単に行えます。
なお、Confluence では、サイト、スペース、ページをオープンにするかクローズにするかを選択することもできます。
権限レベル
Confluence には 3 つの権限レベルがあります。
グローバル権限
グローバル権限はサイトレベルの権限で、Confluence 管理者またはシステム管理者によって付与されます。
グローバル権限は、ユーザーのログイン可否やスペースの作成可否などの権限を網羅します。スペース権限やページ制限との関係はあまりありません。
詳細は、「グローバル権限の概要」を参照してください。
スペース権限
各スペースには独立した一連の権限があり、スペース管理者はこれを管理して、異なるユーザーやグループへのアクセス設定を決定できます。
スペース内のコンテンツを閲覧、追加、編集、削除する権限の付与と取り消しが可能で、グループ、ユーザー、必要に応じて匿名ユーザー (ログインしていないユーザー) にも適用できます。
詳細は、「スペース権限の概要」を参照してください。
ユーザーが複数のグループのメンバーである場合は注意が必要です。ユーザー個人に対してページの追加権限を取り消したとしても、そのユーザーがページの追加を許可されたグループのメンバーである場合、そのユーザーは引き続きスペースに新しいページを作成することができます。
スペース権限で意図したような結果が得られない場合、あるいは、設定内容が不明な場合は、Confluence 管理者に相談し、個人やグループに適用すべき権限を決定してください。
ページの制限
ページ制限は、グローバル権限やスペース権限とはやや異なる動作を持ちます。ページは既定で閲覧や編集が可能ですが、必要に応じ、特定のユーザーやグループに閲覧または編集を制限することができます。ページ制限は公開/未公開のページやブログ投稿 (下書き) に適用できます。
Confluence のすべてのページはスペースに所属し、スペース管理者はスペース権限を使用して、スペース全体のコンテンツの表示権限を取り消すことができる点にご注意ください。ページに制限を適用する権限は、スペース権限の "ページの制限" で制御されます。
詳細は、「ページの制限」を参照してください。
権限と制限の相互の影響
特定のユーザーやグループに、ページやブログ投稿の表示を制限できます。これにより、スペースの "表示" 権限を持っているユーザーであっても、そのページやブログ投稿を見ることはできなくなります。
スペース管理者以外のユーザーがページの制限機能を使用してページの表示を制限した場合、スペース管理者はそのページにアクセスしてもページを表示することはできません。ただし、スペース管理者は、スペース内の制限ページの一覧を確認して制限を取り消すことができます。
ページを表示できるユーザーを確認する
ページを表示できるユーザーを確認するには、
以下の図は、ユーザーによるページの閲覧が拒否されるポイントを示します。
- サイト - Confluence にログインする権限はありません。
- スペース - スペースを表示する権限はありません。
- 親ページ - 現在のページには表示制限が適用されており、ユーザーはページを表示できません。
- 子ページ - 現在のページは、ページ階層の上位にある別のページからの閲覧制限を継承しており、ユーザーはページを表示できません。
リンクについて
スペース権限とページ制限はConfluence ページ間でのリンクにどのように影響し合うか、以下に記述しています。
- 誰かが「閲覧」権限を持っていない場合、そのスペースのページへのリンクを見ることができますが、「ページが見つかりません」メッセージが表示されます。スペース キーはリンク URL では表示されません。
- スペースの "表示" 権限はあるが、ページに表示制限が設定されている場合、リンクは表示されますが、クリックしてもアクセスが拒否された旨のメッセ―ジが表示されます。
添付ファイルへのリンクにも影響があります。添付ファイルのあるページへの閲覧権限がないビジターには、リンクは表示されません。