Confluence Data Center をアップグレードする
このページでは既存の Confluence クラスタのアップグレードについて説明します。
Confluence をクラスタで実行していない場合、「Confluence のアップグレード」の説明に従います。
Confluence を AWS のクラスターで実行している場合は、「Confluence Data Center を AWS で実行する」の手順に従ってください。
次のバグ修正更新にアップグレードする場合 (7.9.0 から 7.9.3 など)、ダウンタイムなしでアップグレードできます。「Confluence をダウンタイムなしでアップグレードする」の手順に従います。
このガイドでは以下の用語について説明します:
- インストール ディレクトリ - Confluence をインストールしたディレクトリ。
- ローカルのホーム ディレクトリ - 各クラスタ ノードにローカルで保存されているホームまたはデータ ディレクトリ (Confluence がクラスタで実行されていない場合は単に "ホーム ディレクトリ")。
- 共有ホームディレクトリ - 作成したディレクトリで、クラスタの同一パスを経由してすべてのノードにアクセス可能なディレクトリ。
現在 Confluence Server をお使いの場合は、Confluence Data Center のメリットについてご確認ください。
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1. バックアップ
アップグレードを実行する前に、Confluence ホームディレクトリ、インストール ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを取っておくことを強く推奨します。
バックアップを取るべき具体的なファイルとディレクトリについては、Confluence のアップグレードを参照してください。
2. Confluence のダウンロード
ご使用のオペレーティング システムに適したファイルを https://www.atlassian.com/software/confluence/download からダウンロードします。
3. クラスタの停止
アップグレードを開始する前に、クラスタ内のすべてのノードを停止する必要があります。
アップグレードがすべてのノードで完了するまでは、ロードバランサーの設定を Confluence からトラフィックをリダイレクトするようにしておくことをお勧めします。
4.1 つ目のノードをアップグレードする
1 つ目のノードをアップグレードするには:
- ディレクトリ(新しいインストールディレクトリ。既存のインストール ディレクトリとは異なる必要があります)にファイルを抽出(解凍)する
<Installation-Directory>\confluence\WEB-INF\classes\confluence-init.properties
ファイルで次の行を更新し、対象のノードの既存のローカル ホーム ディレクトリを指すようにします。- でプリで MySQL データベースを利用している場合、既存の Confluence インストール ディレクトリから新しいインストール ディレクトリの
confluence/WEB-INF/lib
に jdbc ドライバーの jar ファイルをコピーします。
jdbc ドライバーは<Install-Directory>/common/lib
または<Installation-Directory>/confluence/WEB-INF/lib
ディレクトリにあります。詳細については、MySQL データベース セットアップを参照してください。 - Confluence をサービスとして実行している場合、
<install-directory>/bin/service.bat
を実行して、既存のサービスを削除してサービスを再インストールします。- Linux で、サービスを更新して新しいインストール ディレクトリを指定します (または、シンボリック リンクを使用して指定します)。
その他の必要なカスタマイズを旧バージョンから新バージョンに直ちにコピーします (Confluence をデフォルトのポートで実行していない場合、または外部でユーザーを管理している場合、関連ファイルをアップデートおよびコピーする必要があります - 詳細は Confluence を手動でアップグレードするを参照してください)。
Confluence が Windows または Linux サービスとして実行されるように設定している場合、必ずサービス設定も更新してください。関連情報については、Confluence をサービスとして Windows 上で自動的に開始または Linux で systemd サービスとして Conluence を実行を参照してください。
- Confluence を起動し、次のステップに進む前に、ログインできるか、ページを閲覧できるか、確認してください。
残りのノードをアップグレードする前に、Confluence を停止し、旧バージョンから新バージョンに追加カスタマイズを再適用します。
5. Synchrony のアップグレード (オプション)
独自の Synchrony クラスタを実行している場合は、次の操作を行う必要があります。
- アップグレードした Confluence ノードの
<local-home>
ディレクトリで、新しいsynchrony-standalone.jar
を確認します。 - 新しい
synchrony-standalone.jar
をそれぞれの Synchrony ノードにコピーして通常どおり Synchrony を起動します。
6.Confluence を残りのノードにコピーする
次は、アップグレードした Confluence ディレクトリをクラスタ内の他のノードに複製します。
- 1 つ目のノードから次のノードに、インストール ディレクトリとローカル ホーム ディレクトリをコピーします。
- ローカルのホーム ディレクトリへのパスが別のノードにある場合、
confluence-init.properties
を編集して適切な場所を指すようにします。 - Confluence を起動し、このノードでログインできるか、ページを閲覧できるかを確認してください。
このノードで Confluence を停止し、残りのノードごとにこのプロセスを繰り返します。
7.Confluence を起動し、クラスタ接続を確認する
一旦すべてのノードをアップグレードし終わったら、各ノードで Confluence Data Center を 1 つずつ起動してください(複数のノードで同時に起動すると、深刻な障害を引き起こすおそれがあります)。
クラスタ監視コンソール ( > [一般設定] > [クラスタリング]) では、アクティブなクラスタ ノードについての情報を参照できます。クラスタが正しく実行されている場合、各ノードの詳細を見ることができます。