添付ファイルのストレージの設定
既定では、Confluence は添付ファイルをホームディレクトリ (ファイルシステムなど) に保存します。
以前の Confluence バージョンからアップグレードした場合は、データベースまたは WebDAV に添付ファイルが保存されている可能性があり、サポートされているストレージ方法への移行を検討する必要があります。
添付ファイルの保存方法
以前の Confluence バージョンでは添付ファイルを WebDav または Confluence データベースに保存できました。これは新しいインストールではオプションとして用意されていません。
ローカルのファイル システム
既定では、Confluence は添付ファイルを、構成済みの Confluence ホーム フォルダの attachments
ディレクトリに保存します。
データベース (非推奨)
Confluence 5.4 以前では、管理者は、Confluence 用に設定したデータベースに添付ファイルを保存するオプションを選択できます。
ファイル システムに添付ファイルを保存するように移行することをおすすめします。
データベースに添付ファイルを保存することにはいくつかの利点 (バックアップが容易、添付ファイルのファイル名のいくつかの文字に伴う問題の回避) がありますが、大規模なストレージ要件のためデータベースが使用するスペースの量が増加することに留意してください。
WebDav (非推奨)
WebDav は添付ファイルの保存場所のオプションとしては利用できなくなりました。
ご使用の Confluence サイトのスペース、ページ、または添付ファイルにアクセスするように WebDAV クライアントを設定する機能にはまったく影響はありません。
サポートされている添付ファイル保存オプションへの移行
WebDav またはデータベースに添付ファイルを保存している場合は、添付ファイルの移行先をファイル システムに移行できます。データベースからファイルシステムへ添付ファイルを移行すると、移行後に添付ファイルはデータベースから削除されます。
移行が発生すると、他のすべてのユーザーは Confluence インスタンスからロックアウトされます。これにより、移行が発生している間、添付ファイルの変更を防止します。アクセスは移行が完了すると同時に可能になります。
移行中のログ作成を改善するには、DEBUG レベルでパッケージ com.atlassian.confluence.pages.persistence.dao
を追加します。 詳細については、ログ作成の設定 を参照してください。
移行するには、以下の手順を実行します。
- > [一般設定] > [添付ファイルのストレージ] に移動します。
- 編集ボタンをクリックして設定を変更します。
- ローカル側の Confluence ホーム ディレクトリを選択します。
- 保存 をクリックして設定を保存します。
- 変更を確認する画面が表示されます。[移行] をクリックすると、移行の進行状況を示す画面が表示されます。
スクリーンショット: 移行の警告
すでに添付ファイルをファイル システムに保存している場合、管理コンソールに [添付ファイルのストレージ] オプションは表示されません。これは、サポートされている唯一のストレージ方法がすでに使用されていて、移行する必要がないためです。