サイトを復元する
本ページでは、XML サイト エクスポート ファイルのデータを既存の Confluence サイトに復元する方法について説明します。
新しいサイトにデータをインポートしたい場合は、セットアップ時にバックアップから復元する を参照してください。
この機能を実行するには システム管理者 権限が必要です。
サイト エクスポート ファイルをインポートすると、
- データベース内の既存の Confluence コンテンツはすべて上書きされます。作業を開始する前に、データベースをバックアップしてください。
- ユーザーは Confluence からログアウトされます。インポートしようとしているファイルに含まれるログイン詳細を把握していることを確認してください。
始める前に
- すべてのコンテンツが置き換えられます。 サイトをインポートすると、コンテンツやユーザーのすべてが置き換えられます。作業を開始する前に、データベースをバックアップしてください。
- スペースを選択して復元することはできません。サイト全体のバックアップから 1 つのスペースを選択して復元することはできません。
- バージョンの互換性。 Confluence は以前の多くの Confluence バージョンからサイトのバックアップを受け入れます。バックアップと復元画面で受け入れ可能なバージョンを確認できます。インポートは Confluence の以降のバージョンにのみ可能で、前のバージョンにはインポートできません。
- 最良の結果を得るには、同じバージョンの Confluence 同士でインポートとエクスポートを行います。
- Confluence のアップグレードに、XML エクスポート ファイルを使用すべきではありません。Confluence のアップグレード にしたがって Confluence をアップグレードします。
エクスポートの互換性確認
サイトのエクスポートを正常に復元できることを確認するには、
- インポート先の Confluence サイトを起動します。
- > 一般設定 > バックアップと復元に移動します。
- 許可される Confluence のバージョンを確認します。これは [Confluence データのインポート] の下に一覧表示されます。
以前のバージョン の Confluence にはインポートできません。
たとえば、サイトのエクスポートが Confluence 6.12 で生成された場合 、Confluence 6.6 にインポートすることはできません。
Confluence クラウドからエクスポートする場合、Confluence 6.0 以降 にしか インポートできません。
Confluence サイトのインポート
サイトのインポート方法は 2 種類あります。ファイルをアップロードするか、Confluence サーバーのディレクトリからインポートします。ファイルのアップロードは小規模サイトにのみ適しています。最良の結果を得るには、復元ディレクトリからインポートすることをお勧めします。
小規模サイトをアップロードし、インポートするには、
- > 一般設定 > バックアップと復元に移動します。
- [サイトまたはスペースのエクスポート ファイルのアップロード] で、[ファイルの選択] をクリックし、スペース エクスポート ファイルを参照します。
- あとのステージでインデックスを作成する場合、インデックス作成 のチェックを外します。
- [アップロードとインポート] を選択します。
ホーム ディレクトリからサイトをインポートするには、次の手順を実行します。
- エクスポート ファイルを
<confluence-home>/restore.
にコピーします。
(このディレクトリが置かれている場所がわからない場合は、バックアップと復元 画面にパスが一覧表示されています) - > 一般設定 > バックアップと復元に移動します。
- [ホーム ディレクトリからインポート] で、サイト エクスポート ファイルを選択します。
- あとのステージでインデックスを作成する場合、インデックス作成 のチェックを外します。
- インポートを選択します。
インポート処理中のインデックス作成はオプションです。インデックスが作成されるまでサイトのコンテンツは検索可能になりませんが、非常に大規模なサイトである場合は、インポート完了後に 手動によるインデックス再作成 を選択できます。
Confluence Data Center をお使いの場合
Confluence Data Center を使用していて Synchrony スタンドアロン クラスタを稼動する場合、いくつかの追加手順があります。Synchrony を完全に停止する必要があります。また、Confluence ノードを 1 つだけ稼働した状態でインポートを実行し、トラフィックがそのノードを回避するようにすることをおすすめします。
インポートが完了したら、Synchrony クラスタを再起動してから残りのノードを (1 度に 1 つずつ) 再起動します。
Confluence に Synchrony の管理を許可している場合、この手順は不要です。
トラブルシューティング
サイトのインポートに問題がある場合は、以下のヒントを参照してください。
- ファイルが大きすぎてアップロードできませんか?
これは非常に頻繁に起こる問題です。この問題は、サーバーにファイルを時間内にアップロードできないときに発生します。この問題を回避するには、エクスポート ファイルを<confluence-home>/restore
ディレクトリにドロップし、そこからインポートします。 - 以前のバージョンの Confluence にインポートしようとしていますか?
これは不可能です。サイトは、同じバージョンか、以降の互換バージョンにのみインポートできます。 - インポートのタイムアウトやメモリ不足エラーが発生していますか?
インポートするサイトが大きすぎる場合、Confluence で使用可能なメモリを一時的に増やす必要がある可能性があります。「利用可能なメモリを増やして out of memory エラーを修正する方法」を参照してください。 - ユーザー名またはパスワードが認識されませんか?
インポート処理中にすべてのユーザー データが上書きされています。エクスポートされたサイトのシステム管理者アカウントを使用してログインする必要があります。パスワードがわからない場合は、データベースからパスワードをリセットする必要があります。「パスワードを復元して管理者ユーザー権限を回復する」を参照してください。 - Confluence Cloud からサイトをエクスポートしていますか?
Confluence 6.0 以降にのみインポートできます。Cloud のエクスポートには、システム管理者アカウントが含まれていません。そのため、Confluence をリカバリ モードで起動し、新しいシステム管理者アカウントを作成して、confluence-administrators グループのメンバーにする必要があります。詳細は、「パスワードを復元して管理者ユーザー権限を回復する」を参照してください。 - エクスポート ファイルを Mac 上にダウンロードしましたか?
Confluence でexportDescriptor.properties
ファイルが見つからない旨のエラーが表示された場合、OS X がバックアップを解凍し、元の zip ファイルをゴミ箱に捨てた可能性があります。ゴミ箱から元の zip ファイルを回収して、再度インポートを試みます。 - Synchrony のスタンドアロン クラスタを持つサイトにインポートしようとしていますか?
サイトへのインポートを開始する前に、Synchrony クラスタを停止する必要があります。
サイト エクスポートをバックアップとして使用することに関する注意事項
- 本番環境バックアップ戦略を推奨します。Confluence XML インポートは唯一のバックアップ メカニズムとして推奨されていないため、本番用の Confluence サイトのバックアップには、本番環境バックアップ戦略 (これにはデータベースとホーム ディレクトリのバックアップが含まれます)にしたがうことをお勧めします。
- 他のバックアップからの復元。日々のバックアップを行う zip ファイルが何らかの理由で復元できず、データベースと Confluence ホームディレクトリのバックアップの両方を持っている場合、これらのバックアップから復元 することができます。