スマート コミットを使用する

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Smart Commit を使用すると、リポジトリのコミット者はコミット メッセージで特殊なコマンドを使用して、Jira Software Server の課題を処理できます。

以下のことが可能です。

  • 課題にコメントする
  • 課題の時間管理情報を記録する
  • Jira Software プロジェクトのワークフローに定義されているいずれかのステータスに課題をトランジションする

1 つの Smart Commit コマンドを複数行で構成することはできません (コミット メッセージではキャリッジ リターンを使用できません) が、複数のコマンドを同じ行に追加したり、複数のコマンドをそれぞれ別の行に追加したりすることができます。以降のこの例を参照してください。

Smart Commits work with Bitbucket Data Center and Server 4.2+ and Jira Software Server 7.1+.

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スマート コミット コマンド

スマートコミット メッセージの基本のコマンドライン構文は次のとおりです。

<ignored text> <ISSUE_KEY> <ignored text> #<COMMAND> <optional COMMAND_ARGUMENTS>

課題キーと Smart Commit コマンド間のテキストは無視されます。

コミットメッセージで使用できる Smart Commit コマンドは3つです。

コメント

説明Jira Software 課題にコメントを追加する
構文<ignored text> ISSUE_KEY <ignored text> #comment <comment_string>
JRA-34 #comment corrected indent issue
注意
  • コミッターのメールアドレスが、その特定のプロジェクトで課題にコメントする権限を持つ単一の Jira Software ユーザーのメールアドレスと一致する必要があります。

時間

説明課題の 時間管理情報を記録します。
構文<ignored text> ISSUE_KEY <ignored text> #time <value>w <value>d <value>h <value>m <comment_string>
JRA-34 #time 1w 2d 4h 30m Total work logged
注意

この例では、課題に対して 1 週間、2 日、4 時間と 30 分を記録し、課題の [作業ログ] タブに「Total work logged」というコメントを追加します。

  • wdh および m の値には小数も使用できます。
  • コミッターのメールアドレスが、課題に対する作業を記録する権限を持つ単一の Jira Software ユーザーのメールアドレスと一致する必要があります。
  • システム管理者があなたの Jira Software インスタンスの時間管理を有効にしていなければなりません。

ワークフローのトランジション

説明Jira Software 課題を特定のワークフロー状態に移行します。
構文<ignored text> ISSUE_KEY <ignored text> #<transition_name> <comment_string>
JRA-090 #close Fixed this today
注意

この例では、課題に対して課題のクローズ ワークフロー トランジションを実行し、コメント「Fixed this today」を課題に追加します。コメントは、#comment コマンドを使用しなくても自動的に追加されることに注意してください。

Smart Commit で利用できるカスタム コマンドを確認するには、Jira Software で課題にアクセスし、ワークフロー トランジションを表示します。

  1. プロジェクト内の課題を開きます。
  2. ワークフローの表示 (課題のステータスの近く) をクリックします。

Smart Commit は、最初のスペースの前のトランジション名の部分のみを考慮します。したがって、finish work などのトランジション名の場合、#finish と指定すれば十分です。トランジション名に曖昧さが含まれる場合、スペースの代わりにハイフンを使用する必要があります。たとえば、#finish-work などです。

次のように、ワークフローに2つの有効なトランジションがある場合:

  • Start Progress
  • Start Review

アクション #start を含むスマート コミットは 2 つのトランジションのいずれかを意味することになるため、曖昧であると見なされます。これら 2 つのトランジションの 1 つを指定するには、#start-review または #start-progress のいずれかを使用して、使用したいトランジションを完全修飾します。

  • 課題を #resolve コマンドで解決する場合、スマート コミットで解決状況フィールドを設定することはできません。
  • トランジション中にコメントを追加したい場合、そのトランジションが関連する画面を持っている必要があります。
  • コミッターのメールアドレスは、課題をトランジションできる適切なプロジェクト権限を持つ単一の Jira Software ユーザーのメールアドレスと一致する必要があります。

高度な例

単一の課題に対して複数行にわたる複数のコマンド

構文


<ISSUE_KEY> #<COMMAND_1> <optional COMMAND_1_ARGUMENTS> #<COMMAND_2> <optional COMMAND_2_ARGUMENTS> ... #<COMMAND_n> <optional COMMAND_n_ARGUMENTS>


コミット メッセージ

JRA-123 #comment Imagine that this is a really, and I mean really, long comment #time 2d 5h

結果
課題 JRA-123 に "This is a really, and I" というコメントが追加され (残りのコメントは切り捨て)、作業時間は 2 日と 5 時間と記録されます。

単一の課題に複数のコマンド

構文


<ISSUE_KEY> #<COMMAND_1> <optional COMMAND_1_ARGUMENTS> #<COMMAND_2> <optional COMMAND_2_ARGUMENTS> ... #<COMMAND_n> <optional COMMAND_n_ARGUMENTS>


コミット メッセージ

JRA-123 #time 2d 5h #comment Task completed ahead of schedule #resolve

結果
課題 JRA-123に作業時間が 2 日と 5 時間と記録され、コメント "Task completed ahead of schedule" が追加されて、課題が解決されます。

複数の課題に対して単一コマンドを使用

構文


<ISSUE_KEY1> <ISSUE_KEY2> <ISSUE_KEY3> #<COMMAND> <optional COMMAND_ARGUMENTS> etc 


コミット メッセージ

JRA-123 JRA-234 JRA-345 #resolve

結果
課題 JRA-123、JRA-234 および JRA-345 が解決されます。複数の課題キーは空白またはコンマで区切る必要があります。

複数の課題に対して複数のコマンドを使用

構文


<ISSUE_KEY1> <ISSUE_KEY2> ... <ISSUE_KEYn> #<COMMAND_1> <optional COMMAND_1_ARGUMENTS> #<COMMAND_2> <optional COMMAND_2_ARGUMENTS> ... #<COMMAND_n> <optional COMMAND_n_ARGUMENTS>


コミット メッセージ

JRA-123 JRA-234 JRA-345 #resolve #time 2d 5h #comment Task completed ahead of schedule

結果
課題 JRA-123、JRA-234 および JRA-345 に、作業時間が 2 日と 5 時間と記録され、3 つの課題すべてにコメント "Task completed ahead of schedule" が追加され、3 つの課題すべてが解決されます。複数の課題キーは空白またはコンマで区切る必要があります。


Smart Commit の活用

Smart Commits work with Bitbucket 4.2+ and Jira Software Server 7.1+.

To get Smart Commits working for Jira Software and Bitbucket:

  1. Create an application link between Jira Software and Bitbucket. See Linking Bitbucket Server with Jira.
  2. Jira Software でスマート コミットを有効化します。「DVCS Smart Commit を有効にする」を参照してください。

Smart Commit には次のような制限事項があります。

  • Smart Commit は、既定の Jira Software の課題キー形式のみをサポートします (2 つ以上の大文字の後にハイフンと課題番号が続く。例: BAM-123)。
  • Smart Commit では、Jira Software 課題のフィールド レベルの更新は提供されません。

  • Git (および Mercurial) が、リポジトリに変更をプッシュしているユーザー以外のユーザーにコミットを帰属させることを許可している場合、その方法によっては Jira Software Server でアクセス権の昇格が発生する可能性がある点にご注意ください。ご利用の状況でこれがリスクになる可能性がある場合、Jira Software Server インスタンスで Smart Commit を無効化することを検討することをおすすめします。

最終更新日 2022 年 11 月 8 日

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