Bitbucket Data Center 9.6 リリース ノート
2025 年 3 月 18 日
Bitbucket Data Center 9.6 リリースにアップグレードできるようになりました。
主なハイライト
検索管理と構成の強化
リポジトリ検索インデックスのインサイト
対象: 管理者
リポジトリ設定内に新しい検索インデックス ページを導入し、リポジトリ管理者が検索関連の問題を診断および解決できるようにしました。このページでは、リポジトリのインデックス化ステータスの包括的な概要を提供します。これには、現在のステータスの指標、インデックス化に失敗した試行の詳細なエラー メッセージ、および最後にインデックス化されたコミットとそのタイムスタンプに関する情報が含まれます。
これらのツールにより、リポジトリ管理者は最適な検索エクスペリエンスを維持し、インデックス化の潜在的な問題に対処することができます。
詳細については、「Troubleshooting Search Issues in Bitbucket Data Center」をご確認ください。
高度な検索修復と分析ツール
対象: 管理者
システム管理者は、REST エンドポイントにアクセスして検索インデックスの問題のトラブルシューティングおよび修正を支援できるようになりました。これらのツールにより、単一または複数のリポジトリを再インデックス化することができ、インデックス化スレッドのステータスの詳細なスナップショットが提供されます。システム管理者は、インデックス化スレッドを評価および再起動する際に利用可能なコマンドを使って、検索インデックスの作成プロセスの継続的な稼動と応答性を確保することができます。これらの改善により、インデックス化の稼動状況とステータスについてより深いインサイトが提供され、必要に応じてタイムリーに介入することが可能になります。
詳細については、「Troubleshooting Search Issues in Bitbucket Data Center」をご確認ください。
「Bitbucket Data Center REST API documentation」を参照して、Bitbucket の検索インデックス作成に関連する REST API の完全なリストを確認してください。
効率化された検索サーバーの構成
対象: 管理者
Bitbucket Data Center 9.6 では、検索設定を管理するための専用ページを導入することで、検索サーバーの構成を簡素化しました。管理者は、これまで bitbucket.properties ファイルを編集してサーバーを再起動する必要があった AWS 署名の設定を、UI から直接行えるようになりました。この機能強化により、管理の負担が軽減され、設定管理が容易になり、検索サーバー設定のセットアップと保守のエクスペリエンスがよりスムーズになります。
詳細については、「Administer Code Search」をご確認ください。
websudo のための 2 段階認証サポート
対象: 管理者
機密性の高い操作のセキュリティを強化するため、ユーザーは管理機能にアクセスする前に、期限付きワンタイム パスワード (TOTP) を使用して再認証する必要があります。websudo と呼ばれるセキュアな管理者のセッションがアップグレードされ、より強力な保護のために 2 段階認証 (2SV) が含まれるようになりました。2SV に登録されたシステム管理者は、機密操作を実行したり、[グローバル管理設定] ページにアクセスしたりする前に、指定された 2 段階目の認証要素を提供する必要があります。この対策により、認証情報の漏洩によって websudo が不正にバイパスされるリスクを効果的に防ぐことができます。
詳細については、「Configure secure administrator sessions (websudo)」をご確認ください。
アプリ署名による安全なアプリ インストール
対象: 管理者
アプリのセキュリティを向上させるために、アプリのインストールを署名済みアプリのみに制限する新機能を導入します。これは次の場面で役立ちます。
アプリが Atlassian Marketplace からのものか、あるいは信頼できるパートナーが手動でアップロードしたものであることを確認する
悪意のある攻撃者が有害なアプリをアップロードするのを防ぐ
アプリ署名は新規アプリのインストールのみに影響し、すでにインストール済みのアプリはそのままです。
この機能は 2025 年半ばまでに Data Center 製品全体に段階的にロール アウトされます。詳細については、こちらのコミュニティ投稿をご確認ください。
このリリースでは、アプリ署名は既定で無効になっています。猶予期間は、Universal Plugin Manager (UPM) の次の機能リリースまで継続し、その後はアプリ署名が既定で有効になります。
この猶予期間を利用して、ご利用のプロセスの適合性をご確認いただくことをおすすめします。必要な手順は、アプリを Marketplace からインストールするか、カスタム アプリを構築するかによって異なります。
問題が発生した場合は、「アプリ署名のトラブルシューティング」をご確認ください。
Bitbucket の色のアクセシビリティを刷新
対象: エンド ユーザー
Bitbucket Data Center に新しいフルカラー アクセシビリティ モードが導入されることを嬉しく思います。この機能は、色覚特性を持つ個人のユーザー エクスペリエンスを向上させます。1 型 2 色覚のユーザーは、緑が青に、赤がオレンジに見えるようになる一方で、3 型 2 色覚のユーザー向けの新しいモードでは、青が緑に、黄色がオレンジに見えるようになります。
このアップデートは、Bitbucket をより包括的でアクセスしやすくし、すべてのユーザーが製品を効果的に操作、利用できるようにすることを目的としています。
このモードを有効にするには、[プロファイル] > [アクセシビリティ設定] に移動し、希望するカラー モードを選択します。
色覚特性の詳細をご確認ください。
その他の改善
メッシュ移行の改善
対象: 管理者
新しいノードを追加したときにディスク容量がいっぱいになったり、修復操作が停止したりするなどの問題に対処するために、メッシュ移行プロセスを強化しました。これらの改善は、移行エクスペリエンスがよりスムーズになり、こうした新しいノードを追加したときの問題が発生する可能性が低くなることを確実にします。詳細については、トラブルシューティング ガイドを参照するか、サポートにお問い合わせください。
9.6 にアップグレードする前に
以前のバージョンからのアップグレードをご検討の場合、アップグレード ガイドとアップグレード マトリクスをご参照ください。また、アクティブなソフトウェア メンテナンス ライセンスが更新済みであることをご確認ください。
サポート対象プラットフォームの更新
Bitbucket 9.6 では、サポート対象プラットフォームに以下のアップデートがあります。
Git 2.48 のサポートを追加
セキュリティアドバイザリー
アトラシアンでは、製品のセキュリティを優先し、 あらゆるセキュリティ問題を可能な限り迅速かつ包括的に特定して解決するための脆弱性管理プログラムを導入しています。最新のセキュリティ脆弱性とそれに対応する修正についての最新情報を入手するには、セキュリティ アドバイザリーをご覧ください。
バージョン 7.0 以降の新しいプル リクエスト エクスペリエンスの一環として、1 ページで確認できる新機能の一覧である「コード レビュー ワークフローの強化」ページをご用意しました。
変更履歴
Bitbucket Data Center 9.6.4 で解決済みの課題
2025 年 7 月 7 日にリリース
Bitbucket Data Center 9.6.3 で解決済みの課題
2025 年 6 月 10 日にリリース
Bitbucket Data Center 9.6.2 で解決済みの課題
2025 年 5 月 13 日にリリース
Bitbucket Data Center 9.6.1 で解決済みの課題
Released 8 April 2025
Bitbucket Data Center 9.6.0 で解決済みの課題
Released 18 March 2025