Jira スマート値 - 課題リンク

Jira の課題リンクは、異なる課題どうしの関係を確立するのに役立ちます。この記事では、リンクされた課題を効果的に管理する方法について説明します。課題リンクの詳細をご確認ください。

スマート値を使用するユース ケースには下記があります。

  • フィールド値の設定: スマート値を使用して、リンクされた課題に基づいてフィールド値を動的に設定します。

  • 課題キーの印刷: コメントにスマート値を含めて課題キーを表示し、追跡とコミュニケーションを向上させます。

スマート値を理解して課題リンクに使用すると、ワークフローが強化され、Jira での課題管理を改善できます。

Jira の課題リンクには 2 つの種類があります。

  • 内向きの課題: リンク元の課題。

  • 外向きの課題: リンク先の課題。

たとえば、ブロックのリンク タイプを使用して課題 A から課題 B をリンクすると次のようになります。

  • 課題 A課題 B をブロックする

    • 課題 A がリンク元なので、内向きの課題はありません。

    • 課題 A からリンクが作成されているため、課題 B は外向きの課題です。

  • 課題 B課題 A によってブロックされる

    • 課題 A からリンクが作成されているため、課題 A は内向きの課題です。

    • 課題 A がリンク元なので、外向きの課題はありません。

スマート値を使用して、リンクされた課題キーの値を取得できます。こうしたスマート値により、内向きと外向の両方の課題キーにアクセスできるようになります。スマート値を使うことで、リンクされた課題キーの値を読み出して設定するか、課題キーの値を印刷できます。

内向きの課題のスマート値: 

{{issue.issuelinks.inwardIssue}}

外向きの課題のスマート値: 

{{issue.issuelinks.outwardIssue}}

リンクされた課題キーの値を取得する

課題のリストを表すスマート値 {{issue.issuelinks.inwardIssue}}{{issue.issuelinks.outwardIssue}} を使用して、これらの課題からフィールド値を取得できます。次に例を示します。

  • 以下の表現は、外向きの課題の要約をコンマで区切って返します。
{{issue.issuelinks.outwardIssue.fields.summary}}
  • 以下の表現は、内向きの課題の ID XXXXX を持つカスタム フィールドの値をコンマで区切って返します。

 {{issue.issuelinks.inwardIssue.fields.customfield_XXXXX}}

内向きまたは外向きの課題を繰り返し処理して、フィールドを一緒に操作することもできます。たとえば、「課題にコメントする」アクションで以下の表現を使用すると、内向きの課題キーと要約を含むコメントが課題に追加されます。

{{#issue.issuelinks.inwardIssue}}
{{key}}-{{summary}}
{{/}}

 課題リストでのスマート値の使用に関する詳細については、「課題リストでのスマート値の使用」をご覧ください。 

最終更新日 2025 年 5 月 23 日

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