[課題を検索] アクションのパフォーマンス ガイドライン
課題のルックアップ アクションでは、課題を含むカスタム JQL クエリを作成し、後から他の自動化アクションで再利用できます。課題のルックアップ アクションについての詳細をご確認ください。
これにより、チームの生産性を大幅に高めることができます。ただし、構築された JQL クエリに含まれる課題が多すぎる場合や、自動化ルールに特定のトリガーが含まれている場合は 、アプリのパフォーマンスに影響を与える可能性もあります。これを防ぐため、パフォーマンスを低下させることなくルールを設定できるように、課題のルックアップ アクションを使用する際のベスト プラクティスのリストをご用意しました。
ルールを準備する
課題のルックアップ アクションはどのトリガーでも使用できますが、トリガーの中には起動頻度が高すぎるためお勧めしないものもあります。使用することにより、ルールが頻繁に実行され、制限される可能性があります。
トリガーを確認する
ルールを効率的に実行するためには、スケジュール設定トリガーや、スプリントの開始などの頻繁に起動しない他のトリガーを使用することをお勧めします。
課題の作成やコメント追加時などのトリガー (またはその他の頻繁に実行されるトリガー) は使用しないでください。課題のルックアップが複数同時に実行される可能性があるためです。このようなルールを実行すると、キューが大量に発生する可能性があります。処理に時間がかかるため、自動化サービスの上限に達し、これらのルールはすぐに制限されることになります。
本番環境での問題を防ぐために、すべてのルールを非ステージング環境でテストすることを強くお勧めします。
適切な実行時間を選択する
スケジュール設定トリガーを選択した場合、ユーザーへの潜在的な影響を制限し、ルールの実行時間を短縮するために、営業時間外にルールを実行することをお勧めします。
最適な JQL を使用する
課題のルックアップ アクションは、修正、フィルタリング、集計が可能な課題のリストを返します。ただし、正確な JQL を準備することをお勧めします。パフォーマンス コストと収集される課題数の削減に役立ちます。
課題の結果の上限値を設定する
JQL クエリによって返される課題の上限値は、[グローバル設定] メニューで変更できます。上限値を変更する方法をご確認ください。
ルールの実行によってアプリのパフォーマンスが低下しないよう、非本番環境で上限値の変更をテストすることを強くお勧めします。
上限値を設定する
既定では、課題のルックアップ アクションによる課題の上限値は 100 に設定されています。これは最適なパフォーマンスを確保するための推奨値です。
上限値をより高い値に変更すると、それに比例してルールの実行時間が長くなります。つまり、100 から 200 に変更すると、実行時間は 2 倍になります。したがって、アプリに大きな負荷がかかり、インスタンスの速度が低下し、スロットリングが有効になる可能性があるため、上限値を 250 を上回る値に設定することはお勧めしません。
アプリや自動化サービスの上限値がより高い負荷を処理できる場合は、ご自分の判断で上限値を 250 を上回る値に設定することができます。
Jira のパフォーマンスへの影響
自動化の設定がルール実行時間に与える影響
同じルールを頻繁に実行すると、スロットリングが有効になる可能性があります (主にルールの実行時間が原因となります)。すべてが期待どおりに実行されることを確認するために、課題のルックアップの結果用に選択した上限値と、アクションで使用する JQL をチェックすることをお勧めします。
アクションが原因でパフォーマンス上の問題が発生した場合は、 max.processing.time.per.day
値を変更してください。これにより、日単位で、より多くのルールやより長いルールを実行できるようになります。自動化サービスの上限値を設定する方法をご確認ください。
上限値の変更はすべての自動化ルールに影響を与え、スロットリングを遅らせるため、パフォーマンス上の問題が発生する可能性があることを考慮してください。
課題のルックアップと Jira のアクション
Jira のアクションの一部は、課題のルックアップ アクションの実行中に、通常より時間がかかる場合があります。検索、編集、コメントの追加などのインデックス関連の操作は、課題のルックアップ アクションの実行中は通常より遅くなることがあります。