Apache のトラブルシューティング
- セッションのハイジャック : mod_cache モジュールが有効になっているときにユーザー セッションがハイジャックされることがある問題が報告されています。この問題が発生した場合、
mod_cache
モジュールを無効にしてみてください。
一部の Apache HTTP Server バージョン 2 ディストリビューションではこのモジュールがデフォルトで有効になっています。 - SELinux を使用する Linux ディストリビューションで
mod_proxy
(およびmod_jk
) を有効化した際の Permission Denied エラー :mod_proxy
(およびmod_jk
) を動作させようとすると "permission denied" エラーが発生することが多くのユーザーから報告されています。これは SELinux (/etc/selinux/config
) を無効化することで解決できます。 Mac OS X 使用時の問題 : デフォルトでポート 80 を使用する webperfcache, を無効にする必要があります。あるユーザーから、これが以下にあるように Jira セッションにおいてユーザーの識別情報が混乱するという問題が起こる有力な原因だとの指摘が出ています。
なお、サポートするプラットフォームに示すように Max OS X は当社のサポート対象ではなく、当社としてはその使用は推奨いたしません。
OSX Server では、バーチャルホスト機能を提供するためにデフォルトで webperfcache を有効にしており、動的インスタンス (JIRA のインスタンスはすべて動的インスタンスです。) に対しては悪影響があり、多くの問題を引き起こします。
中でも最近指摘されている JIRA セッションへの悪影響の問題には注意する必要があります。なお、次の情報も参照してください :
http://developer.apple.com/documentation/Darwin/Reference/ManPages/man8/webperfcache.8.html
残念ながら、あるインスタンスで webperfcache を無効化しても、有効になっているインスタンスがひとつでもあると、すべてのインスタンスが引き続き webperfcache をプロキシとして使用するため、セッションに問題が発生します。
- 過剰なリダイレクト : Tomcat と Apache のどちらかでリダイレクトが行われれば十分である場合において両方でリダイレクトが行われてしまう問題です。これに対しては、Tomcat でのリダイレクトを無効化し、(Running Jira over SSL or HTTPS の説明に従って設定の変更を元に戻します。) その後リダイレクトが Apache のみで行われることを確認します。
- その他の一般的なトラブル :
- ブラウザーのキャッシュを削除してからもう一度試みます。
- Ensure that Jira works as expected when running directly from Tomcat and bypassing Apache. For example, accessing
http://jiraserver:8080
instead of http://jira.atlassian.com. - より多くの Apache デバッグ情報を得られるようにログレベルを変更して再起動します。
- Jira にアクセスし、エラーに対応する Apache ログファイル情報を確認します。
- アトラシアン Answers に質問を出して助言を求めます。
- 403 Forbidden エラー :
Apache 設定ページに
RequestHeader unset Authorization
行を追加して、認証ヘッダーを無効化します。<Location /jira> RequestHeader unset Authorization ProxyPreserveHost On ProxyPass http://jiraserver/jira ProxyPassReverse http://jiraserver/jira </Location>