XML データベース バックアップ中のユーザー アクセスを防止する
XML バックアップを実行する場合 (たとえば、Jira アプリケーションをアップグレードしたり、別のサーバーに移行したりする場合など) は、このページに記載されている方法のいずれかを使用して Jira アプリケーションへのユーザーのアクセスを防ぎ、バックアップ ファイルの不整合を最小限に抑えることができます。
本番環境で使用する場合、定期的なバックアップには、Jira の XML バックアップ サービスではなくネイティブなデータベース バックアップ ツールを使用することを強く推奨します。
Jira アプリケーションを使用している場合、バックアップ処理中にデータベースが更新される可能性があるため、XML バックアップの整合性は保証されません。不整合のある XML バックアップが生成されても、Jira アプリケーションは警告やエラーメッセージをまったく発することがなく、そのような XML バックアップは復元処理中に障害を発生します。ネイティブのデータベース バックアップ ツールは、より整合性と信頼性の高いデータ保存(および復元)の手段を提供します。
はじめる前に
どちらの方法を選択しても、Jira アプリケーションはしばらく使用できなくなると、ユーザーに警告する 告知バナー を設定することを推奨します。
推奨方法
Jira アプリケーションの手前に、Apache またはその他の Web /プロキシサーバーを配置している場合は、Apache による Jira アプリケーションへのプロキシを停止し、静的 HTML ページに "Jira アプリケーションは保守作業中" といった適切なメッセージを掲載します。注意:
- XML バックアップを実行するには、管理者は Jira アプリケーションに(Apache 経由ではなく)直接アクセス可能である必要があります。
- この方法では、Jira アプリケーションを再起動する必要はありません。
代替方法 1
すべての Jira アプリケーションをシャットダウンし、別のポートでリッスンするように設定して、再起動します。これを行うには、
server.xml
ファイルを編集します。次のセクションを変更します。<Connector port="8080" maxHttpHeaderSize="8192" maxThreads="150" minSpareThreads="25" maxSpareThreads="75" useBodyEncodingForURI="true" enableLookups="false" redirectPort="8443" acceptCount="100" connectionTimeout="20000" disableUploadTimeout="true" />
HTTPS を有効にしている場合、
HTTPS Connector
セクションも同じように編集する必要があります。- すべての Jira アプリケーションを再起動して、XML バックアップを実行します。
- すべての Jira アプリケーションをシャットダウンし、設定すべて元に戻したあと、アプリケーションを再起動します。
代替方法 2
JIRA アプリケーションの前にファイアウォールを設置している場合、リクエストがファイアウォールを通り抜けないようにするか、リクエストが使用するポート番号を変更します。
- XML バックアップを実行するには、管理者は一時的なポート番号から Jira アプリケーションにログイン(またはファイアウォールの背後からアクセス)する必要があります。
- この方法では、Jira アプリケーションを再起動する必要はありません。