コントロール チャートの表示

スクリーンショット:管理図の例

管理チャートについて

The Control Chart can show the cycle time (or lead time) for your product, version or sprint. It takes the time spent by each issue in a particular status (or statuses), and maps it over a specified period of time. The average, rolling average and standard deviation for this data is shown.

以下に、管理チャートを利用する方法の一部を紹介します。

  • チームの過去のパフォーマンスをふりかえりで分析する
  • 工程変更がチームの生産性に及ぼす影響を測定する
  • 外部の関係者にチームのパフォーマンスを表示する
  • カンバンの場合は、過去のパフォーマンスを使用して、チームの目標を設定する

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コントロール チャートの表示

ボードの管理図を表示する手順は、次のとおりです:

  1. 目的のボードに移動します。
  2. レポートをクリックします。 
  3. ページの上部の レポート ドロップダウンから 管理図 を選択します。
    ヒント:管理図の簡単な説明を表示するには、図の上部にある この図の読み方 をクリックしてください。
  4. 必要に応じて、管理図を設定します。本ページの上部にあるスクリーンショットでは、管理図の設定に使用できるコントロールを強調表示しています。

(warning) If you are using Internet Explorer 8, the Control Chart will not work.

管理チャートを印刷する

レポートを印刷するには、レポートを表示し、ブラウザの印刷機能を使用します。レポートは、A4 またはレターサイズのいずれかで、縦、横どちらでも印刷可能です( Chrome で横向き印刷する場合は、既知の問題があることに注意してください)。

管理チャートを理解する

管理図の使用を始める前に、それがどのように動作するかを知っておく必要があります。管理図の主要な機能は、以下の質問と回答で取り上げられています:

サイクルタイムはどのように決定されますか?

サイクルタイムは、課題に取り組んで消費した時間です - 一般的には、課題の作業開始から作業完了までにかかった時間ですが、課題に取り組む間に消費した他の時間もすべて含まれています。 たとえば、課題を再オープンし、取り組み、再び完了した場合、この余分の作業にかかった時間はサイクルタイムに追加されます。

サイクルタイムを計算するのに使用されるステータスは、プロジェクトで使用しているワークフローによって異なります。管理図を設定して、課題に取り組んで消費した時間を表すステータスを含める必要があります(管理図は自動的にこれらのステータスを選択するようになっています)。

For example, if you are using the JIRA Software Development workflow, you may consider work to have started on an issue when it transitions to 'In Progress' and work to have completed when it transitions out of 'In Review' (to 'Done'). You would show this on the Control Chart by selecting 'In Progress' and 'In Review' as the Columns, as that would show the time that issues have spent in those two statuses.

Tip: you can also configure the Control Chart to show lead time data instead of cycle time data. Just select the statuses that represent the time spent on an issue; from the time it is raised until work was completed.

ローリング平均はどのように計算されますか?

ローリング平均(図上の青線)は、時間をもとにしたものではなく、課題をもとにしています。図上のすべての課題ごとに、課題とその前の X 課題およびその後の X 課題を取り出して、そのサイクルタイムを平均し、(その時点の)ローリング平均を算出します。表示される課題総数の 20%(常に奇数で、最低 5 課題)が計算に使用されます。

たとえば、下のスクリーンショットで、課題 (緑の点) が表示された時点でのローリング平均は、次のように計算されます。

  1. 対象の課題に加えて前後の 4 課題が検討されます (合計 9 課題)。
  2. 9 課題のサイクル タイムを平均します。
  3. 算出された平均まで青い線を引きます。

期間を「過去 2 週間」に縮小する場合は、計算に使用可能な課題の総数が減るため、平均の計算に使用する課題数が減ります。

この方法によって、安定したローリング平均線が描かれ、外れ値が分かりやすく表示されます (すなわち、ローリング平均が外れ値に向かって急激に逸れていくことがありません)。また、ローリング平均線の折れ曲がりが課題の位置と関係しているため、理解しやすくなります。

(info) If you would like to know more about why the rolling average calculation is based on a percentage of the total issues, rather than a time period, see this document: Comparing different methods of calculating the rolling average on the Control Chart.

青色の網掛け領域は何を表していますか?

管理図の青い斜線領域は標準偏差、すなわち、実際のデータがローリング平均からずれている変動量を表します。

標準偏差は、データの信頼度を示す指標になります。たとえば、青色の帯状部分が狭くなっている (標準偏差が小さい) 場合、今後の課題のサイクル タイムはローリング平均に近づくことを予測できます。

図上の点は何を表していますか?

図の凡例に示されるように、それぞれの点は課題や課題のグループ (クラスタ) を表します。

  • 点の垂直方向の配置は、課題のサイクル タイム、すなわち "経過時間" を表します。課題のクラスタの場合、課題の平均サイクル タイムの位置に点が配置されます。
  • The horizontal placement indicates when the issue(s) transitioned out of the last status selected on the chart (in Columns). For example, if you are using the JIRA Software Development workflow and have selected 'In Progress' and 'In Review' as the Columns on the Control Chart, the dots will indicate when the issue transitioned out of the 'In Review' status.
要約統計量では、1 w および 1 d は何時間を表していますか?

The summary statistics (average, median, min, max) are displayed at the top of the chart. The w, d and h characters are used to represent weeks, days and hours respectively for these values.

  • 1w — This is always equal to 7 days, regardless of what is configured for standard working days and non-working days.
  • 1d — This is always equal to 24 hours.

For example, the max (cycle time) may be shown as 1w 2d 4h, which represents a period of 1 week + 2 days + 4 hours. This is (7+2)*24 hours, i.e. 216 hours.

期間を変更すると経過時間軸の目盛が変わるのはなぜですか?

図上の最長経過時間が 30 日未満の場合、 y 軸に線形目盛りが使用されます。経過時間が 30 日以上の場合は、対数目盛が使用されます。

期間を変更すると、経過時間が 30日を超えるような、以前にはなかった課題が含まれる場合があります。また、その逆の場合もあります。上に述べたように、このために目盛が変更されます。

経過時間を示す線形目盛

経過時間を示す対数目盛

 

ヒントと例

管理チャートを微調整して必要なデータを表示する方法については、次の例をご覧ください。

ヒントを表示する...

 ヒント 1: 不要な外れ値を削除する

管理図は、外れ値を識別するのに役立ちます。詳しく調べてみると、特定の外れ値は人為的エラーによるものであり、無効と判断してよい場合があります。たとえば、いったん開始したが停止し、最終的にはバックログに戻ってきたものの、「作業前」ステータスに戻っていないストーリーがあるとします。この課題が進行中ステータスで消費した時間は、管理図のデータを歪めることになります。 

To remove unwanted outliers from your Control Chart, add a label to each outlier issue (e.g. outlier) and create a Quick Filter with this JQL: labels is EMPTY or labels not in (outlier). Configure your Control Chart to use this Quick Filter.

無効な外れ値を含む管理チャートの例

無効な外れ値が削除された管理チャートの例 ("経過時間" の目盛が狭くなっていることにご注意ください)

ヒント 2: 不要なトリアージ状況を削除する

管理チャートでは一般に、"修正済み" として解決済みの課題を追跡します。トリアージ後に、コピー、回答済み、他でのトラッキング等の対応で解決済みとなった課題が、データを歪曲し、平均サイクル タイムを大幅に低下させることがあります。

To remove triage casualties from your Control Chart, create a Quick Filter with this JQL: resolution in (Fixed). Configure your Control Chart to use this Quick Filter.

解決状況が "Fixed" ではない課題を含む管理チャートの例

解決状況が "Fixed" ではない課題を除外した管理チャートの例 (サイクル タイムの平均が向上している点にご注意ください)

ヒント 3: 現在の作業を除外する

管理図は、選択した列にあったが、現在はもうその列にない課題についてのデータを表示します。これによって課題のサイクルタイム(総経過時間)がわかります。しかし、既定では、まだボード上を移動中の課題がこれに含まれます。

To view the data for completed work only in your Control Chart, create a Quick Filter with this JQL: status in (Resolved, Closed). Configure your Control Chart to use this Quick Filter.

すべての課題を含む管理チャートの例

ステータスが "解決済み" または "クローズ" の課題のみを含む管理チャートの例

管理チャートを解釈する方法については、次の例をご覧ください。

例を表示する...

例 1:

  • チームの生産性が向上している: ローリング平均の下降傾向によって示されます。
  • 今後の課題のサイクル タイムがローリング平均 (2日以下) に近くなる可能性がある: 標準偏差が小さい (青の斜線領域が狭い) ことで示されます。

例 2:

  • チームの生産性が非常に安定している: ローリング平均が平均値に近いことによって示されます。
  • 調査すべき明らかな外れ値が 14 日の火曜日と 15 日の水曜日にある (経過時間の平均値である 2 日間と比べると、それぞれ経過時間が 7 日間と 10 日間になっている)。 
  • 時間の経過とともに、データがより予測可能になってきている。

既知の問題

この一覧にない問題が発生した場合、アトラシアンの課題トラッカーで課題を起票してください

クリックして、既知の問題を表示する

 

キー 要約 T P ステータス
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最終更新日: 2015 年 2 月 23 日

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