OpenSearch for Jira のアーリー アクセス プログラム
OpenSearch for Jira のアーリー アクセス プログラム (EAP) は、アプリと OpenSearch の互換性をテストする機会を提供します。
検索 API に移行していないプラグインは、OpenSearch では機能しません。
このページの内容:
OpenSearch を使用するように Jira を構成する
Jira インスタンスのサイズや規模が大きくなるにつれて、既定の検索エンジンである Lucene では、インデックスの作成や検索結果を返すのが遅くなる可能性があります。この課題に対処するために、Jira Data Center ではオプトイン機能として代替の検索エンジンである OpenSearch の提供を開始しました。OpenSearch は、マルチノード インスタンスを利用して、プロセス集約型のインデックス作成を管理します。ユーザー インターフェースにおいて、ユーザーの検索エクスペリエンスは変わりません。
OpenSearch を Jira 向けに構成する方法を確認する
既知の制限事項
Jira 11 アーリー アクセス プログラム (EAP) の OpenSearch サポートに関する現在の制限と既知の問題を確認してください。これらの制限は、検索、インデックス作成、および全体的なパフォーマンスに影響する可能性があります。
- ソートのサポートは限定的です。欠落値は想定どおりにソートされない場合があり、ソート操作によっては失敗することがあります。
- 無制限のクエリはサポートされていません。無制限のクエリに関する回避策を確認してください。
- 書き込み後の読み取りの一貫性は、すべての操作で確保されているわけではありません。ドキュメントを削除する操作には一貫性が適用されません。
- 人気のあるラベルの提案は利用できません。人気のあるラベルの提案に関する回避策を確認してください。
- インデックス作成には復元性がありません。
- プロジェクトのインデックス再作成は利用できません。プロジェクトのインデックス再作成に関する回避策を確認してください。
- インデックス作成は英語のみがサポートされています。
- インデックス作成とインデックス再作成は、パフォーマンスを考慮した最適化が行われていません。小さなデータ セットを使用してください。
- バックグラウンドでのインデックス再作成は OpenSearch ではサポートされておらず、今後のリリースで削除される予定です。代わりにインデックスの完全な再作成を使ってください。
- 結果の合計数は 10,000 件に制限されることがあります。
Jira Software ボードを読み込むには、OpenSearch で max_result_window
を増やしてください。無制限のクエリに関する回避策を確認してください。
クラスに誤って注釈が付けられる
Jira 11.0.0 では、いくつかの新しい Search API クラスに誤って PublicSpi
という注釈が付けられました。
これらの影響を受けるクラスは、SPI を目的としていない実装であるため、PublicApi
という注釈が付けられるべきでした。Jira 11.0.1 以降、影響を受ける以下のクラスはすべて正しい注釈に更新されています。
com.atlassian.jira.search.Schema
com.atlassian.jira.search.ScoreComputedFieldSort
com.atlassian.jira.search.issue.index.indexers.impl.ExactTextCustomFieldIndexer
com.atlassian.jira.search.issue.index.indexers.impl.LocalDateIndexer
com.atlassian.jira.search.issue.index.indexers.impl.MultiUserCustomFieldIndexer
com.atlassian.jira.search.issue.index.indexers.impl.NumberCustomFieldIndexer
com.atlassian.jira.search.issue.index.indexers.impl.SortableTextCustomFieldIndexer
com.atlassian.jira.search.issue.index.indexers.impl.UserCustomFieldIndexer
com.atlassian.jira.search.issue.index.indexers.impl.VersionCustomFieldIndexe
回避策
無制限のクエリ
既定では、OpenSearch の検索結果は 10,000 件に制限されています。Jira の多くのクエリは、入手可能なすべての結果を取得しようとします。このようなクエリは、集約やストリーミングなどのより効率的な代替手段への置き換えが Atlassian によって行われるまで失敗する可能性があります。
なお、問題が修正されるまで、OpenSearch の最大結果数のウィンドウ設定を増やすこともできます。
{
"index": {
"max_result_window": "2147483647"
}
}
人気のあるラベルの提案
人気のあるラベルをドロップダウンから選択して取得しようとすると、エラーが発生します。代わりに、使用したいラベルをご入力ください。
プロジェクトのインデックス再作成
単一のプロジェクトではなく、Jira インスタンス全体のインデックス再作成を行います。