Jira Software 8.1.x リリース ノート
2019 年 4 月 4 日
Jira Software 8.1 がリリースされました!ハイライト
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互換性のあるアプリケーション
互換性のある Jira アプリケーションをお探しの場合、次のページをご参照ください。
Issue archiving (Jira Data Center)
数か月間更新されていない課題をアーカイブすることで、Jira インスタンスを整理された状態に保つことができます。これは課題のアーカイブ機能の最初のマイルストーンであり、アトラシアンでは今後のリリースでさらなる機能の提供を予定しています。楽しみにお待ちください。
現時点では、個々の課題のアーカイブおよびリストアやアーカイブされた課題の一覧のエクスポートに API を利用したりできるほか、標準の UI ツールセットを使用して何千件もの課題をまとめてアーカイブし、必要になった場合に個別にリストアしたりすることができます。詳細情報
古いコンポーネントの管理
使用対象のデータをさらに効率的に管理できるよう、コンポーネントのアーカイブ機能を導入しました。管理者はコンポーネントが不要になったと判断したら、それをアーカイブできます。これは "アーカイブ済み" としてタグ付けされ、選択肢に表示されなくなります。コンポーネントが選択された課題では、それは読み取り専用になります。詳細情報
課題のカードでの開発情報
ボードで開発ツールの情報を確認するために個々の課題をクリックする必要はもうありません。カード レイアウトに開発フィールドを追加することで、開発ツールの情報をカードに直接追加できるようになりました。ボードに移動し、[ボード] > [設定] > [カード レイアウト] に移動し、関連する [フィールド名] ドロップダウンから [開発] を選択してカードに追加します。
ボードに次回アクセスすると、各課題の開発情報がカードに表示されます。カードの開発情報は個々のカード単位で追加または削除できます。
柔軟なボード
"課題の詳細" パネルをリサイズできるようになりました。これはスクラムおよびカンバン バックログではこれまで提供していた機能で、今回のリリースでボードにも適用しました。また、ボードに水平スクロールや多数の列を追加し、画面サイズを問わずにレイアウトを快適に利用できるようにしました。
その他のパフォーマンスの改善
ボード ピッカーによる影響
ボード ピッカーはサイド ナビゲーションの上部にあるアイコンであり、ここでボードを素早く切り替えることができます。ボード ピッカーを操作するのはユーザーの 4 % ですが、Jira はユーザーがページにアクセスするたびにボードの一覧をロードしていました。これを簡略化するため、ボードの一覧をまとめるための処理を改善し、ピッカー アイコンを操作した場合にのみ Jira が処理を行うようにしました。
ユーザーがボード ピッカーを使用するときに違いを感じることはありませんが、ほかのあらゆる部分が改善されていることを実感していただけます。この変更によって Jira で不要な計算を行う必要がなくなったため、Jira のパフォーマンスが大幅に向上し、ボード、バックログ、課題ビュー、およびサイド ナビゲーションに表示されるその他すべてのページの速度が改善しました。
色に関連するパフォーマンスの改善
さまざまな JQL クエリに基づいて課題のカードに色を割り当て、課題を見やすくすることができます。Jira ではこのような JQL の演算やそれに伴う色の表示に伴う処理の負荷が高かったため、これを変更するとともにボードおよびバックログの処理を改善しました。最初にページのコンテンツを読み込み、その後、表示されている課題カードにのみ色を適用します。この変更により、一度に読み込まれる JQL クエリの数を減らし、ボードおよびバックログの読み込み時間を改善します。
パフォーマンスの確認結果は「パフォーマンスおよびスケールのテスト」で確認できます。
Jira Data Center を Microsoft Azure で実行
Microsoft Azure での Jira Data Center 用の Microsoft Azure デプロイメント テンプレートを改善しました。Azure Marketplace (馴染みの薄いユーザー向け) および Bitbucket リポジトリ (経験を積んだユーザー向け) をご確認ください。
これらの新しいテンプレートは、多数の既知の問題への対応、ディザスタ リカバリの改善、Application Insights および分析のサポートの追加を実現し、SSL やカスタム ドメイン名を簡単に設定できるようにします。また、多数のアーキテクチャ変更を修正する、内部処理の変更も行いました。
新しいテンプレートは 8.1 だけでなく、すべての Jira バージョンに適用されます。
New JMX metrics for more insights into Jira performance
JMX 経由で使用できるインデックス インストゥルメントを追加し、インデックスに関連するパフォーマンスの問題を診断できるようにしました。JMX で使用できる新しいメトリクスはこれまでのものよりも詳細な情報を提供し、数が追加されているためにデータの正確性が向上しています。
詳細については「JMX インターフェイスを使用したライブ モニタリング」をご参照ください。
また、アトラシアン プロファイリングにも変更を行いました。プロファイリング トレースで同一の兄弟フレームを統合するようになったため、ログでのパースが簡単になりました。また、トレースは 10 分の 1 ミリ秒単位で所要時間を報告します。さらに、プロファイリング情報を標準ログから別のログ ファイル (atlassian-jira-profiler.log) に移動しました。
詳細については、「ロギングとプロファイリング」をご参照ください。
その他の改善事項
プロジェクトを列で並べ替え
プロジェクトの一覧を列で並べ替えてプロジェクトをさらに簡単に参照できるようになりました。特定のプロジェクト タイプ、カテゴリ、プロジェクト リードなどの列名をクリックするだけで、プロジェクトを並べ替えることができます。この機能を追加した背景の 1 つとして、アーカイブ可能なプロジェクトを管理者が簡単に特定できるようにする狙いがあります。課題の最終更新日や課題数で並べ替えることで、大規模なプロジェクトや非アクティブなプロジェクトを簡単に特定できます。
一括メール通知で利用可能な追加のカスタム フィールド
メール通知に追加のカスタム フィールドを追加できるようになったため、状況をさらに正確に説明する通知を作成できます。このようなカスタム フィールドは課題のすべてのメール通知に含まれます。ほかのカスタム フィールドは、値が変更された場合にのみ含まれます (通知の目的は差分を伝えることです)。一部のユーザーはこの方法でカスタム フィールドを使用することで課題にセキュリティ レベルを追加し、課題に関連するすべての通知でそれを確認できるようにしています。これにより、重要な通知を適切に分類または隠すことができます。詳細情報
アカウントのアクティビティについて
自身のユーザー プロファイルに、最近のログイン状況についての情報を追加しました。成功または失敗した最後のログインを確認できるため、アカウントへの不正アクセスがあった場合にそれを検出できます。この機能はこれまでは Jira 管理者のみが利用できました。この情報を確認するには、Jira の右上で自身のアバターをクリックし、[プロファイル] をクリックします。
新しいアバター
これまでの数か月間で、アトラシアンの新しいデザイン指針に合わせて Jira の UI の変更を行ってきました。この一貫として、ユーザーおよびプロジェクトのアバター、カラー パレット、および形を更新し、ユーザーが選択できるオプションを増やしました。