Jira Service Management の権限スキーム エラーを解決する
目的
サービス プロジェクトを作成する際、%ProjectKey% 用 Jira Service Management 権限スキームと呼ばれる権限スキームが使用されます。この権限スキームを変更すると、Jira Service Management に次のような権限エラーが表示される場合があります。
Jira Service Management ロールの必須権限については「カスタム権限スキームを使用する」を参照してください。
ソリューション
権限エラーについて
権限エラーとは、ご利用の権限スキームと標準の Jira Service Management 権限スキームとの間に違いがあることを意味します。エラーには次の 2 種類があります。
- 重大なエラー: エージェントの追加や、カスタマー ポータルへのログインの許可などの、サービス プロジェクトの主要な機能が破損しています。Jira Service Management には、重大エラーが修正されるまで、警告が表示されます、重大エラーの完全な一覧については、この表をご覧ください。
- 軽微なエラー: 標準権限スキームとは異なり、Jira Service Management の動作には影響しません。標準の権限スキームを使用しない場合は、これらのエラー メッセージを無視できます。
アドオンのエラー (Jira Service Management Cloud のみ)
すべてのアドオンは atlassian-addons-project-access ロール経由で権限が付与されます。このロールはアドオンのスコープに応じた権限を付与します。すべてのアドオンで、自身のスコープにマッピングされた権限にアクセスできるよう、ご利用のサービス プロジェクトのスキームではすべての権限に atlassian-addons-project-access を割り当てることを推奨します。このロールに割り当てられていない権限がある場合、Jira Service Management で権限のエラーが表示されます。
権限エラーの修正
権限エラーを修正するには、自分で権限スキームを変更するか、エラー メッセージの [権限の修正] ボタンをクリックして Jira Service Management にエラーを修正させます。[権限の修正] をクリックすると、Jira Service Management は次の処理を実行して、権限スキームの重大なエラーと軽微なエラーを修正します。
- 権限スキームとサービス プロジェクトの関連付けを解除します。
- 「%権限スキーム名%1」という名前で権限スキームのコピーを作成し、スキームとプロジェクトを関連付けます。
- 次の方法でエラーを修正します。
- Administrators、Service Desk Collaborators、および Service Desk Team ロール、ならびに Service Desk Customer - Portal Access セキュリティ タイプに標準権限を付与
- Service Desk Customers ロールからすべての権限を削除
次の表は、Jira Service Management がどのように権限スキームを修正するかを示しています。
| カスタム権限スキーム「プロジェクト OA 用 Jira Service Management 権限スキーム」 | 修正された権限スキーム「プロジェクト OA 用 Jira Service Management 権限スキーム 1」 |
|---|---|
次の権限が標準の権限スキームと異なる
| [権限の修正] をクリックすると、権限スキーム プロジェクト OA 用 Jira Service Management 権限スキーム がプロジェクトから解除されます。プロジェクト OA 用 Jira Service Management 権限スキーム 1 と呼ばれる、権限スキームのコピーがご利用のサービス プロジェクトに紐付けられます。これは次のような違いを持ちます。
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重大な権限エラー
重大な権限エラーは、サービス プロジェクトの中核となる機能を破損します。修正するまで Jira Service Management に警告が表示されます、
| エラー | 説明 |
|---|---|
Service Desk Team ロールまたは Service Desk Collaborators ロールにプロジェクトの管理権限が付与されています。 | プロジェクトの管理権限をエージェント (Service Desk Team) またはコラボレーターに付与すると、そのユーザーはプロジェクトの管理者になります。 このエラーを修正しないと、Jira Service Management によってエージェントまたはコラボレーター管理が無効化され、管理者がプロジェクトにエージェントまたはコラボレーターを追加することはできなくなります。 |
Service Desk customers に権限が直接付与されています。 | Service Desk Customers ロールに権限を直接付与すると、カスタマーは Jira 機能にアクセスできるようになります。カスタマーがカスタマー ポータルにのみアクセスを持つようにするには、Service Desk customer - Portal Access セキュリティ タイプに権限を付与します。 このエラーを修正しないと、管理者がプロジェクトにカスタマーを追加することができなくなり、パブリック サインアップが無効化され、サービス プロジェクトはプロジェクトに追加済みのカスタマーに制限されるようになります。 |
Administrators ロールに次の必須権限がありません。
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Service Desk customer - Portal Access セキュリティ タイプに次の必須権限がありません。
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Service Desk Team ロールに次の必須権限がありません。
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| Service Desk Collaborators ロールにプロジェクトの参照権限がありません。 | プロジェクトの参照権限がないと、コラボレーターはプロジェクトにアクセスできません。 |
| Service Desk Collaborators に課題の編集権限が付与されています。 | 課題を編集するにはエージェント (Service Desk Team ロール) である必要があります。 |