Jira がメールから課題を更新する方法について
概要
「課題およびコメントをメールから作成する」に説明されているとおり、ユーザーがメールを送信してチケットを作成し、メールに返信することでその課題を更新するように Jira を設定することができます。このナレッジベース記事ではこのプロセスについて説明します。
メールの送信
構成方法については「課題およびコメントをメールから送信する」をご確認ください。
メールへの返信
通知スキームが構成済みの場合、新しい課題が作成されたり、課題が更新されたりした場合にメールが送信されます。受信者はこのメールに返信できます。次の条件が検証されます。
- Jira はメールの主題で課題キーを検索し、Jira 内の課題に一致するものがあった場合はその課題を更新するため、データベースにアクセスしてその課題を検索します。したがって、この処理はインデックスの影響を受けません。たとえば、
[JIRA] (JRA-34294) Support postgres 9.2
へのすべての返信が - JRA-34294Getting issue details... STATUS を更新します。 上記が該当しない場合、Jira はメールのヘッダーで "In-reply-To" の値を検索し、それをメッセージにリンクすることを試みます。実際の形式 (Jira 5.2 以降、 - JRA-9979Getting issue details... STATUS ) は次のようになります。これは過去のバージョンでは、
notificationinstance
テーブルに格納された ”In-Reply-To" の値と一致します。<JIRA.${issue-id}.${created-date-millis}.${sequence-id}.${current-time-millis}@${host}>
この値から
issue-id
が取得され、Jira の課題と照合されます。
上記の条件のいずれにも該当しない場合、課題へのメールの関連付けは行われません。このような場合、次のようになります。
- ユーザーがメールを送信して課題を作成します。
- Jira からの確認を受け取ります。ほかのユーザーが課題を更新すると、メールを受け取ります。
- ユーザーはいずれかのメールに返信して課題を更新します。
notificationinstance テーブルの動作について
- 新しい課題が作成されると、このテーブルは、作成された ID、メッセージ ID、およびその他の情報を格納します。
- 主題に課題キーを含まれないメールを受信すると、Jira は受信メールのメッセージ ID を
notificationinstance
テーブル内のメッセージ ID と比較します。 - レコードが見つかった場合、課題キー (
source
) がテーブルに保存され、これを使用してメールが関連する課題に関連付けられます。
最終更新日 2022 年 4 月 26 日
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