Jira Server でデータベース照合のヘルス チェックに失敗する
プラットフォームについて: Server および Data Center のみ。この記事は、Server および Data Center プラットフォームのアトラシアン製品にのみ適用されます。
Support for Server* products ended on February 15th 2024. If you are running a Server product, you can visit the Atlassian Server end of support announcement to review your migration options.
*Fisheye および Crucible は除く
ヘルス チェックについて
このチェックはデータベースの照合を取得し、それがアトラシアンによるサポート対象の照合の一覧に含まれるかどうかを確認します。組み込みのデータベース (H2/HSQL) が利用されている場合はこのチェックによる照合の評価は行われず、また、データベースを正常に特定できない場合も失敗します (例: MariaDB の利用)。期待したとおりに照合が一致しない場合、あるいは照合確認時の例外によって照合を取得できない場合に失敗します。このヘルス チェックにより、Poatgres データベース ユーザーに警告が報告されることはありません。このヘルス チェックでエラーが発生する場合はソリューションにある手順を適用してください。
結果の確認
サポート対象のデータベース
利用しているデータベースの種類に応じて異なる結果が返されます。
- Microsoft SQL Server
- MySQL データベース
- Oracle データベース
- PostgreSQL データベース
- H2 / HSQLDB - 組み込みのデータベース (後述)
アイコン | 結果 | 意味 |
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Jira が組み込みのデータベースを使用しています。このため、照合チェックは行われませんでした。 | Jira が組み込みの (H2/HSQL) データベースを使用しているため、照合の確認は行われませんでした。このデータベースは現在は評価目的でのみサポートされているため、「Jira サーバーで組み込みの HSQL データベースから外部データベースに移行する」にあるように、このデータベースから移動することが推奨されます。 |
サポート対象外のデータベース
このチェックではデータベースの種類のみが検証され、バージョンは検証されません。
アイコン | 結果 | 意味 |
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Jira でサポート対象のデータベースが利用されていません。 | Jira でサポート対象のデータベース (Microsoft SQL Server、MySQL、PostgreSQL、Oracle) が利用されていません。「Jira をデータベースに接続する」ドキュメントをご確認ください。 |
影響
サポート対象外の照合を使うことの重大度は、データベースや照合によって異なります。問題が発生することなく Jira を正常に利用することもできますが、最悪の場合は、Jira でデータベースにデータを保持させるときに失敗したり、一部のデータのみが保持されて完全性が失われたりします。また、データをデータベースに保存できるが、Jira では照合によって異なる並べ替えが行われることを期待したにもかかわらずデータが誤った順序で返されたために動作に問題が生じることがあります (例: Jira Softwareのランク)。アトラシアンでは、サポート対象外の照合を使用した Jira のテストは行っていません。このため、クリティカルな状況が発生した場合の照合修正後の解決策が、データ損失を受け入れるか問題の発生前までロールバックするかになる可能性があります。
警告がクリティカルと設定されているのはこのためです。問題が発見されることなく Jira しばらくの間実行されていたような場合、変更に労力が必要になる可能性があります。サポート対象の照合への変更は、データ損失や予定外の停止を防ぐための予防的な戦略になります。
ご利用のデータは期待どおりの構成になっているのが望ましく、このような理由でこのヘルス チェックが実装されています。サポート面では、これはデータの問題が確認された場合に最初に修正を依頼する事項の 1 つです。