Jira Service Deskを使用する IT チームのためのベストプラクティス
IT Service Desk テンプレートの使用
Jira 管理者しかプロジェクトを作成できません。
IT Service Desk テンプレートを使用して、プロジェクトを作成するには、
- プロジェクト > プロジェクトの作成 を選択します。
- [IT Service Desk] テンプレートを選択し、[次へ] をクリックします。
- プロジェクトに名前をつけます。
- 送信 を選択します。
確固としたサービス カタログの提供
顧客はシンプルなフォームを使用して、サービスデスク使用開始当初に行う大量の下作業をすませることができます。Jira Service Desk には、顧客からの支援のリクエストに対応する明確で簡潔なオプションが用意されています。確固としたサービス カタログにより、サービス リクエストが優先され、適切なサービス エージェントとコンタクトを取れることが保証されています。また、エージェントは作業を開始する前に、リクエストを実現するために必要な情報を入手します。
IT Service Desk テンプレートには、一般的なリクエスト向けのサービス カタログが付属しています。 これらのフォームは "リクエストタイプ" と呼ばれ、ニーズに合わせてカスタマイズできます。
まず最初に、サービスデスクの最も一般的で緊急を要する IT タスクを確認します。これらのタスクごとに対応するリクエスト タイプがあることをダブルチェックします。
プロジェクト設定 > リクエスト タイプ に移動し、サービス カタログを表示または編集します。ここでの項目はカスタマー ポータルに表示されます。リクエスト タイプについての詳細をお読みください。
ナレッジベースを利用した、顧客による自力解決の支援
成熟した IT サービスデスクはチケットを使用することなく、一般的な問題を解決します。顧客にナレッジベースを提供することをお勧めします。
Jira Service Desk サイトを Confluence のナレッジベースにリンクします。 既知の解決方法を保持することによって、次の 2 つの重要な成果が得られます。
- 顧客はカスタマー ポータルで検索するときに、関連のある記事を見つけ、表示できます。場合によっては、顧客はリクエストを作成することなく、必要な回答を見つけることができます。
- サービス エージェントは課題に取り組む時、関連する記事を見つけることができます。これによって一般的な IT リクエストに対する回答や代替方法を探す手間が省けます。
ITIL 推奨のワークフローへの取り組みとニーズに合わせた応用
ITIL 推奨事項はフレームワークであり、そこに含まれる一連の ITSM ベストプラクティスをもとに応用し、発展させていくためのものです。
Jira Service Desk では、基礎となる 課題タイプ にリクエスト タイプを割り当てることにより、サービス カタログをワークフローに関連付けます。当社では、 ITIL に基づいたワークフローを 4 種類使用することを IT チームに推奨しています。これらの課題タイプやワークフローの機能によってサービスデスクの効率化がもたらされる仕組みについては、以下の取り扱いガイドを確認してください。
- IT サービスデスクを使用してサービスリクエストを履行する
- IT サービスデスクで変更を管理する
- IT サービスデスクを使用してインシデントを管理する
- IT サービスデスクを使用して問題を管理する
- 優先度を自動で計算する
これらの方法を活用すれば、同じワークフローにしたがう顧客リクエスト フォームを数多く作成できます。たとえば、新規ハードウェアのリクエストとパスワードのリセットは同じサービス リクエスト用のワークフローを使用します。
当社の既定のワークフローを使用すれば、サービスデスクをすぐに効果的に利用できます。使用を続ける過程でカスタマイズし、ビジネスニーズに応じて拡張することもできます。