JQLを使用してSLAを特定する

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Jira Service Desk には、リクエストと課題の詳細をソートし、SLA 目標を達成するのに役立つ特定の JQL 構文が含まれています。JQL 構文の詳細については、こちらを参照してください。

SLA 目標が重複する JQL フィルタを使用している場合、JQL クエリは予期しない結果を帰す場合があります。SLA 目標の設定の詳細についてはこちらを参照してください。


このページの内容

SLA 目標を違反している課題を検索する

SLA 目標が特定の状態にある課題を検索するのに使用できる関数が2つあります。

  • breached() は、前回の SLA サイクルが対象目標の達成に失敗した課題をフィルタリングします。
  • everBreached() は、対象目標の達成に失敗した課題をフィルタリングします。

たとえば、初回応答目標を達成したプロジェクトの課題をすべて検索する場合、以下のクエリを使用します。

"Time to first response" != everBreached()

一時停止、完了、およびSLA クロックで実施中の課題を検索する

完了について特定の状態にある課題を検索するのに使用できる関数が3つあります。

  • paused() は現在の SLA サイクルが一時停止中の課題をフィルタリングします。これは SLA 条件で決定されます。たとえば、課題のステータスが「顧客待ち」の場合、課題の SLA クロックを一時停止することができます。
  • completed() は SLA が完了した課題、つまり停止イベントのいずれかに達した課題をフィルタリングします。
  • running() は SLA クロックが実行中の課題、つまり停止イベントのいずれかに達していない課題をフィルタリングします。
  • withincalendarhours() は、条件ではなく SLA カレンダーに従い、SLA クロックが実行中または実行中ではない課題をフィルタリングします。

paused および running 関数は、SLA サイクルがまだ開始されていない課題を返しません。

たとえば、SLA サイクルの解決時間を完了する間に一時停止された課題をすべて検索する場合は、以下のクエリを使用します。

"Time to resolution" = paused()

SLA クロックに基づいて課題を検索する

SLA サイクルのクロックに一定の時間を持つ課題を検索するのに使用できる関数が2つあります。

  • elapsed() は、進行中の SLA サイクルの開始イベント以降、SLA サイクルのクロックが指定された時間条件を満たす課題をフィルタリングします。
  • remaining() は、課題が SLA 目標を違反する前に、SLA サイクルのクロックが指定された時間条件を満たす課題をフィルタリングします。

たとえば、初回応答を 10 分未満待っているリクエストを検索する場合、以下のクエリを使用します。

"Time to first response" < elapsed("10m")

または、これから2時間以内に解決対象を違反する課題を検索するには、以下のクエリを使用しています。

"初回応答時間" < remaining("2h")
最終更新日 2018 年 8 月 27 日

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