LDAP 接続プールを設定する
アプリケーションの設定を更新する代わりにシステム プロパティを使用してください。
バグのため、アプリケーションで直接 LDAP 接続プールのプロパティを指定するために使用する「設定を更新」フォームが機能しません。設定済みの値には影響しません。このページを使用して、代わりにシステム プロパティを使用して接続プールを設定します。
LDAP 接続プールを設定する
JNDI 接続プールを設定するには、次の手順を実行します。
<installation-directory>/bin
に移動して、ファイルsetenv.sh
(Linux) またはsetenv.bat
(Windows) を編集します。下のテーブルからプロパティを設定します。例:
-Dcom.sun.jndi.ldap.connect.pool.initsize=2 -Dcom.sun.jndi.ldap.connect.pool.prefsize=1 -Dcom.sun.jndi.ldap.connect.pool.maxsize=20
LDAP 接続プールを設定する方法
- [管理] を選択し、[一般設定] を選択します。
- Click 'User Directories' in the left-hand panel.
- 「追加設定」セクションの「LDAP コネクション プール設定」をクリックします。
プール プロパティ
設定 | システム プロパティ | 説明 | 既定値 |
---|---|---|---|
初期プール サイズ | com.sun.jndi.ldap.connect.pool.initsize | プールに初めて接続した時に作成される LDAP コネクションの数。 | 1 |
推奨プール サイズ | com.sun.jndi.ldap.connect.pool.prefsize | 最適なプールのサイズ。コネクションの数がこの値より大きくなると、LDAP はアイドル中のコネクションを削除します。値が 0 (ゼロ) の場合、推奨サイズがないことを意味するため、アイドル中のコネクションの数は制限されません。 | 10 |
最大プール サイズ | com.sun.jndi.ldap.connect.pool.maxsize | コネクション (接続) の最大数。コネクションの数がこの値に達すると、LDAP は以降のコネクションを拒否します。結果として、アプリケーションによって作成された LDAP サーバーに対するリクエストはブロックされます。この値が 0 (ゼロ) の場合、コネクション数は制限されません。 | 0 |
プール タイムアウト | com.sun.jndi.ldap.connect.pool.timeout | プールから削除される前にコネクションがアイドル状態で滞留できる時間 (秒)。アプリケーションがプールされたコネクションの使用を終えると、コネクションはアイドル状態としてマークされ、再利用を待ちます。この値が 0 (ゼロ) の場合は、アイドル時間が無制限であることを意味し、コネクションはタイムアウトされません。 | 30000 |
プール プロトコル | com.sun.jndi.ldap.connect.pool.protocol | これらのプロトコルタイプのみが LDAP に接続できます。複数のプロトコルを許可する場合は、スペース区切りで値を入力します。有効な値は以下のとおりです。
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プール認証 | com.sun.jndi.ldap.connect.pool.authentication | これらの認証タイプのみが LDAP に接続できます。複数の認証タイプを許可する場合は、スペース区切りで値を入力します。LDAP 認証方式の詳細については、RFC 2829 をご参照ください。有効な値は以下のとおりです。
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メモ:
- コネクション プール設定はシステム全体で有効であり、設定されたすべての LDAP ディレクトリ サーバーに新しいコネクション プールを作成するのに使用されます。
- この設定を有効にするには、アプリケーション サーバーを再起動する必要があります。