データセンターからサーバーへの移行

ここでは、Confluence Data Center (クラスタ化) から Server (非クラスタ) への移行方法を説明します。ここでは、既存のクラスタノードのひとつを新しい非クラスタ化のインストールに使用するものと仮定して説明します。 

必要な手順は、Confluence をクラスタで実行するかどうかによって異なります。

要件

  • Server に切り替えるには、Confluence Server ライセンスが必要になります。
  • Server ライセンスを適用する前に、読み取り専用モードを無効化する必要があります。 

クラスタ構成が不要になったが、引き続き Data Center 機能にアクセスしたい場合は、スタンドアロンの (クラスタ化されていない) Data Center インストールに戻ることができます。「スタンドアロン Data Center インストールへの移動」を参照してください。

スタンドアロンの Data Center から Server への移動

Confluence をクラスタで実行していない場合、ライセンスを更新するだけで Confluence Server に切り替えることができます。利用している構成が不明な場合、 > [一般設定] > [クラスタ化] に移動します。クラスタ ノードが一覧に表示されている場合、Confluence はクラスタで実行されています。

  1. 読み取り専用モードが無効化されていることを確認します。 
  2. > [一般設定] > [一般設定] に移動します。
  3. "管理" 見出しの下のサイドバーから [ライセンス詳細] を選択します。
  4. Confluence Server のライセンス キーを入力します。 

Confluence を再起動する必要はありません。読み取り専用モード、SAML シングル サインオン、および CDN などの Data Center 固有の機能は利用できなくなります。 

クラスタ化された Data Center から Server への移動

Confluence をクラスタで実行している場合、切り替えの一環として、一部のインフラストラクチャに変更を加える必要があります。 

ここでは、既存のクラスタ ノードのひとつを新しい非クラスタ インストールに使用するものと仮定して説明します。このプロセスは、ノードが 1 つのみのクラスタを含む、すべてのクラスタ化されたインストールに適用されます。 

1. ノード 1 を除くすべてのノードで Confluence を停止

最初に、1 つを除いた各ノードで Confluence を停止します。この残りのノードをノード 1 と呼びます。この段階では他の変更を加えないでください。 

ホーム ディレクトリ (confluence\WEB-INF\classes\confluence-init.properties で構成) は引き続き、ローカルのホーム ディレクトリを指しています。

2. Confluence サーバーライセンスの入力

  1. > [一般設定] に移動します。
  2. 管理という見出し の下のサイドバーからライセンス詳細を選択します。
  3. Confluence サーバーのライセンスキーを入力します。

2. ノード 1 で Confluence を停止

ノード 1 で Confluence を停止します。Confluence はどのノードでも実行されていません。 

移行が完了するまでは Confluence にアクセスできないため、この時点で、Confluence からトラフィックをリダイレクトするようにロード バランサーを構成しておくことをおすすめします

3. ホームで共有されているクラスタのの項目をローカルのホームに戻す

  1. 1 つのノードで、<local home> ディレクトリに /shared-home という名のディレクトリを作成します (Data Center のインストール時にこのディレクトリを削除した場合)。
  2. 次のディレクトリとファイルを <shared home> ディレクトリから local home>/shared-home ディレクトリに移動します。
    • config
    • confluence.cfg.xml
    • dcl-document
    • dcl-document_hd
    • dcl-thumbnail
  3. <shared home> ディレクトリの残りのコンテンツを <local home> ディレクトリの root に移動します。

この時点で、クラスタの共有ホームディレクトリが空になっているはずです。 

(warning) ローカル ホーム ディレクトリの confluence.cfg.xml を誤って上書きしないようにご注意ください。共有ホーム ディレクトリの confluence.cfg.xml ファイルは、ローカル ホーム ディレクトリのものと異なるパラメータを持ちます。 

4. Confluence の起動

Confluence を起動します。セットアップ ウィザードにより、移行プロセスの開始が促されます。  

移行が完了したら、ユーザーが Confluence に再びアクセスできるようにロード バランサやプロキシに任意の変更を加えることができます。 

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非クラスタ エディションで実行しているかどうかを確認するには、 > [一般設定] に進みます。"クラスター構成" ページは表示されないはずです。代わりに、Confluence Data Center に関する情報が表示されます。

最終更新日: 2019 年 12 月 12 日

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