Synchrony の設定
認識済みのプロパティを Synchrony に渡す
Synchrony が Confluence で管理されている場合 (最も一般的な設定)、システム プロパティを Confluence に渡すことで、Synchrony に変更を加えることができます。お使いのオペレーティング システムでこれを行う最適な方法について、「システム プロパティの設定」を参照してください。
「認識済みのシステム プロパティ」でシステム プロパティの完全な一覧を確認できます。
スタンドアロンの Synchrony をクラスタで実行している場合は、start-synchrony スクリプト経由で Synchrony に直接プロパティを渡します。
プロパティは、Synchrony が Confluence で管理されている場合とは異なる場合があります。必須プロパティとオプションのプロパティの完全な一覧については、「Confluence Data Center 用に Synchrony クラスタを設定する」を参照してください。
JVM 引数を Synchrony に渡す
システム プロパティで提供されていない追加の引数を、Synchrony の JVM へ直接渡す必要が生じることがあります。
Synchrony が Confluence で管理されている場合、ホーム ディレクトリ (Datacenter ライセンスの場合は共有ディレクトリ) で synchrony-args.properties
という名前のファイルを作成し、次のように、Synchrony に渡したい引数を 1 行に 1 つずつ含める必要があります。
property1=value1
property2=value2
この方法では、ポート、Xmx または Xss などの、システム プロパティによって既に処理された値を渡すことはできません。
スタンドアロンの Synchrony をクラスタで実行している場合は、[オプションを上書き] セクションで start-synchrony スクリプトに追加して、Synchrony の JVM に引数を直接渡します。
設定変更の一般的な例
Synchrony に変更を加える 2 つの一般的な例として、ポート 8091 が既に使用されている場合に Synchorny を実行するポートを変更する場合と、Synchrony に割り当てられている最大ヒープ メモリをを変更する場合があります。
Synchrony が実行されているポートの変更
Synchrony は、既定でポート 8091 で実行されます。このポートがサーバー上の別のアプリケーションによってすでに使用されている場合は、synchrony.port
システム プロパティを使用して、利用可能なポートを変更します。
Confluence 6.0.3 以前を使用している場合は、synchrony.port
の代わりに reza.port
を使用する必要があります。
Synchrony の最大ヒープを変更するには
Synchrony の既定の最大ヒープサイズは 1 GB です。
Synchrony に関連してメモリ不足エラーが発生した場合は、synchrony.memory.max
システム プロパティを使用して、Synchrony に割り当てられているヒープ サイズを変更できます。
Confluence 6.0.3 以前を使用している場合は、synchrony.memory.max
の代わりに reza.memory.max
を使用する必要があります。
トラブルシューティング
- Data Center ライセンスを持っており、Confluence で Synchrony を管理している場合、
synchorny-args.properties
ファイルを共有ホーム ディレクトリに保存し、すべての Synchrony プロセスが同じ JVM 引数で開始されるようにします。synchrony-args.properties
ファイルをローカル ホームに保存すると、引数はそのノード上の Synchrony プロセスにのみ渡されます。