Confluence Data Center をアップグレードする
このページでは既存の Confluence クラスタのアップグレードについて説明します。
Confluence の既存のクラスタ化インスタンスをまだ実行していない場合は、Confluence Data Center への移行を参照してください。
このガイドでは以下の用語について説明します:
- インストール ディレクトリ - 各ノードに Confluence をインストールしたディレクトリ。
- ローカルのホームディレクトリ - 各ノードのホームディレクトリまたはデータディレクトリ(クラスタ化されていないディレクトリ。 Confluence では、単にホームディレクトリと呼ばれます) 。
- 共有ホームディレクトリ - クラスタの同一パスを経由してすべてのノードにアクセス可能なディレクトリ。Confluence 5.4 またはそれ以前バージョンからのアップグレードの場合は、アップグレードの一環としてこのディレクトリを作成します。
- Synchrony ディレクトリ - これは Synchrony をダウンロードしたディレクトリ(confluence ノードや独自のノード上にあります)です。
現在 Confluence Server をお使いの場合は、Confluence Data Center のメリットについてご確認ください。
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1. バックアップ
アップグレードを実行する前に、Confluence ホームディレクトリ、インストール ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを取っておくことを強く推奨します。
バックアップを取るべき具体的なファイルとディレクトリについては、Confluence のアップグレードを参照してください。
2. クラスタの停止
アップグレードを開始する前に、クラスタ内のすべてのノードを停止する必要があります。
アップグレードがすべてのノードで完了するまでは、ロードバランサーの設定を Confluence からトラフィックをリダイレクトするようにしておくことをお勧めします。
3.1 つ目のノードをアップグレードする
1 つ目のノードをアップグレードするには:
- ディレクトリ(新しいインストールディレクトリ。既存のインストール ディレクトリとは異なる必要があります)にファイルを抽出(解凍)する
<Installation-Directory>\confluence\WEB-INF\classes\confluence-init.properties
ファイルで次の行を更新し、対象のノードの既存のローカル ホーム ディレクトリを指すようにします。- 既存の Confluence インストール ディレクトリから新しいインストール ディレクトリの
confluence/WEB-INF/lib
に、jdbc ドライバの jar ファイルをコピーします。
jdbc ドライバは<Install-Directory>/common/lib
または<Installation-Directory>/confluence/WEB-INF/lib
ディレクトリにあります。 - その他の必要なカスタマイズを旧バージョンから新バージョンに直ちにコピーします(Confluence をデフォルトのポートで実行していない場合、または外部でユーザーを管理している場合、関連ファイルをアップデートおよびコピーする必要があります - 詳細はConfluence を手動でアップグレードするを参照してください)。
- Confluence を起動し、次のステップに進む前に、ログインできるか、ページを閲覧できるか、確認してください。この時点ではページを編集しようとしないでください。
残りのノードをアップグレードする前に、この時点で旧バージョンから新バージョンへ追加のカスタマイズも再適用してください。
4.Synchrony のセットアップまたはアップグレード
Confluence 5.x から Confluence 6.x へ初めてアップグレードするときには、次のように Synchrony ノードをセットアップする必要があります。
既に Confluence 6.x を実行している場合は、Synchrony ノードをアップグレードする必要があります。
- Grab the new
synchrony-standalone.jar
from the <local-home> directory on your upgraded Confluence node. - 新しい
synchrony-standalone.jar
をそれぞれの Synchrony ノードにコピーして通常どおり Synchrony を起動します。
5. ノード 1 で Confluence を開始する
この例では、「Data Center 用の Synchrony の設定」に示すように、Synchrony と Confluence に同じロード バランサを使用していると想定しています。
ノード 1 で Confluence を起動し、次のシステム プロパティを Confluence に渡して Synchrony クラスタの場所を Confluence に伝えます。
-Dsynchrony.service.url=http://<synchrony load balancer url>/synchrony/v1
たとえば、
http://yoursite.example.com/synchrony/v1
のように、URL の末尾に/v1
を含める必要があります。Synchrony がロード バランサを使用しない単体のノードとして設定されている場合、代わりに以下を使用します。
-Dsynchrony.service.url=http://<synchrony ip or hostname>:<synchrony port>/synchrony/v1
たとえば、
http://42.42.42.42:8091/synchrony/v1
またはhttp://synchrony.example.com:8091/synchrony/v1
のようになります。このシステム プロパティを
<install-directory>/bin/setenv.sh
またはsetenv.bat
に追加すると、Confluence を起動するたびに自動的に渡されます。ご利用の環境でこれを実施する方法の詳細については、「システム プロパティの設定」を参照してください。- Head to > General Configuration > Collaborative editing to check that this Confluence node can connect to Synchrony.
Note: to test creating content you'll need to access Confluence via your load balancer. You can't create or edit pages when accessing a node directly.
6.Confluence を残りのノードにコピーする
次は、アップグレードした Confluence ディレクトリをクラスタ内の他のノードに複製します。
- Confluence を 1 つ目のノードで停止します。
- 1 つ目のノードから次のノードに、インストール ディレクトリとローカル ホーム ディレクトリをコピーします。
ローカルのホーム ディレクトリへのパスが別のノードにある場合、confluence-init.properties
を編集して適切な場所を指すようにします。 - Confluence を起動し、このノードでログインできるか、ページを閲覧できるかを確認してください。
- 次のノードに進む前に、このノードで Confluence を停止します。
残りの各ノードに対し、同様のプロセスを繰り返します。
7.Confluence を起動し、クラスタ接続を確認する
一旦すべてのノードをアップグレードし終わったら、各ノードで Confluence Data Center を 1 つずつ起動してください(複数のノードで同時に起動すると、深刻な障害を引き起こすおそれがあります)。
The Cluster monitoring console ( > General Configuration > Clustering) includes information about the active cluster nodes. When the cluster is running properly, you should be able to see the details of each node.