Linux 上で Confluence をインストール

このガイドでは、Linux インストーラーを使用して、外部データベースのある本番環境に Confluence をインストールする方法を説明します。

これは、Linux サーバー上で本番サイトを稼働させる最も簡単な方法です。



Confluence をインストールするその他の方法: 

  • 評価版 - 無料トライアルをすぐに利用できます。
  • TAR.GZ – アーカイブファイルから Confluence を手動でインストールします。 
  • Windows – Windows サーバー上に Confluence をインストールします。

On this page:

はじめる前に

Confluence をインストールする前に、いくつかの質問に答える必要があります。 


サポートされているオペレーティング システムを使用していますか?
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サポート対象プラットフォーム ページでインストールする Confluence のバージョンを確認してください。このページでは、サポート対象のオペレーティングシステム、データベースおよびブラウザーに関する情報を提供しています。

参考情報

  • 本番サイトを対象とした OSX への Confluence のインストールはサポートされていません。
  • Confluence インストーラーには Java (JRE) および Tomcat が含まれているため、これらを別途インストールする必要はありません。
  • Confluence は OpenJDK 上では実行できません。
Confluence をサービスとして実行しますか?
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Confluence をサービスとして実行すると、Linux が起動したときに Confluence が自動的に開始されます。

Confluence をサービスとして実行する選択する場合:

  • Confluence サービスとしてをインストールできるようにインストーラーを実行するには、sudo を使用する必要があります。 
  • インストーラーは専用ユーザーアカウント confluence を作成し、これがサービスを実行します。

Confluence をサービスとして実行しないことを選択する場合:

  • Confluence インストール ディレクトリの start-confluence.sh ファイルを実行して Confluence を開始します。
  • Confluence は Confluence をインストールするために使用されたユーザーアカウントで実行されます。または、専用ユーザーとして実行する選択も可能です。
  • サーバーが再起動される場合、Confluence を手動で再起動する必要があります。
ポート 8090 と 8091 は使用できますか?
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Confluence はデフォルトで、ポート 8090 上で実行します。このポートが使用中の場合、インストーラーによって別のポートを選択するよう求められます。

共同編集に必要な Synchrony は、ポート 8091 で実行されます。このポートが既に使用されている場合は、Confluence インストールが完了した後で、Synchrony を実行するポートを変更する必要があります。Synchrony を実行するポートの変更方法については、共同編集の管理を参照してください。Synchrony がポートを利用できるようになるまで、ページを編集することはできません。

データベースはセットアップ済みで使用可能な状態ですか?
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本番で Confluence を実行するには、外部データベースが必要になります。インストールするバージョンのサポート対象プラットフォームページで、現在サポートされているデータベースのリストを確認してください。データベースをまだ用意していない場合、無料の PostgreSQL であればセットアップが簡単です。

参考情報

  • 開始前にデータベースをセットアップします。PostgreSQLOracleMySQL、および SQL Serverのステップ ガイドをご利用いただけます。
  • UTF-8 文字エンコーディングを使用します。詳細は、「文字エンコードの設定」を参照してください。
  • Oracle または MySQL を使用している場合、ご使用のデータベース用のドライバをダウンロードする必要があります。
  • 組み込みの H2 データベースはConfluence の評価用に使用できますが、本番環境で実行する前に別のデータベースに移行する必要があります。最初から外部データベースを使用するほうが手間が省ける場合もありもあります。

Confluence ライセンスをお持ちですか?

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Confluence を使用するには、有効な Confluence サーバーライセンスが必要です。

参考情報

  • Confluence ライセンスをまだ購入していない場合は、セットアップ中に評価版ライセンスを作成できます。
  • ライセンス キーをお持ちの場合は、my.atlassian.com にログインして取得するように促すプロンプトが表示されます。セットアップ中にライセンス キーを手動で入力することもできます。
  • Confluence Cloud から移行する場合、新しいライセンスが必要です。


Confluence のインストール

1. Confluence をダウンロードする

ご使用のオペレーティング システムに対応したインストーラーを https://www.atlassian.com/software/confluence/download からダウンロードします。

2. インストーラーを実行する

  1. インストーラーを実行可能にします。
     

    手順について

    Confluence をダウンロードしたディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

    $ chmod a+x atlassian-confluence-X.X.X-x64.bin

    ここで、X.X.X はダウンロードした Confluence のバージョンです。

  2. インストーラーの実行 – sudo を使用してインストーラーを実行することをお勧めします。これにより Confluence を実行する専用アカウントが作成され、Confluence をサービスとして実行できます。 

    手順について

    インストーラーを実行するために sudo を使用するには、次のコマンドを実行します。

    $ sudo ./atlassian-confluence-X.X.X-x64.bin

    ここで、X.X.X はダウンロードした Confluence のバージョンです。

    root ユーザー権限と同じようにインストーラーを実行する選択も可能です。

  3. プロンプトに従って Confluence をインストールします。次の情報を提供します。
     
    • インストールタイプ – 最大限の制御を得るには、オプション 2 (カスタム) を選択します。 
    • 宛先ディレクトリ – これは Confluence がインストールされる場所です。
    • ホームディレクトリ– これは、ログ、検索インデックス、ファイルなどの Confluence データが保存される場所です。
    • TCP ポート – これらは Confluence が実行される HTTP コネクターポートおよび制御ポートです。 同じポートで別のアプリケーションを実行していない限り、既定のままにします。
    • サービスとしてインストール – このオプションはインストーラーを sudo を使用して実行した場合のみ利用可能です。 
  4. インストールが完了したら、ブラウザで http://localhost:8090/ に進み、セットアップ プロセスを開始します。
    (インストール中に別のポートを選択した場合、8090 をそのポートに置き換えます)


Confluence の起動で問題が発生していますか?

未使用の Linux インストール環境に Confluence をインストールしている場合、トラブルシューティングでのオプションについては、「Confluence インストール時に「Confluence は空です」というエラーが生成される」を参照してください。

Confluence のセットアップ

3. インストールタイプを選択する

  1. 本番インストールを選択します。
      
  2. 他にインストールしたいアドオンがあれば選択します。

4. ライセンスの入力

Follow the prompts to log in to my.atlassian.com to retrieve your license, or enter a license key. 

5. データベースへの接続

  1. データベースをまだ作成していない場合、ここで作成します。詳細については、このページの「はじめる前に」セクションを参照してください。 
     
  2. ドロップダウンメニューからデータベースを選択して、外部データベースを選択します。
     
  3. データベースへの接続方法を選択します。
     

    JDBC 直接接続...

    このオプションは標準の JDBC データベース接続を使用します。接続プールは Confluence 内で管理します。

    Oracle または MySQL を使用している場合、追加の手順があります。 

    • 適切なデータベース JDBC ドライバをダウンロードして解凍します。
    • セットアップ ウィザードを使用して続行する前に、JAR ファイルを <confluence-installation>/confluence/WEB-INF/lib フォルダにドロップします。

    セットアップウィザードにて :

    • Driver Class Name – データベース ドライバの Java クラス名です。不明な場合は、データベースのドキュメント確認してください。
    • データベース URL – データベースの JDBC URL。不明な場合は、データベースのドキュメント確認してください。
    • ユーザー名パスワード – Confluence がユーザーのデータベースにアクセスするために使用できる有効なユーザー名とパスワードです。
    データソース...

    This option asks the application server (Apache Tomcat) for a database connection. You'll need to manually add the datasource to the server.xml file before you can continue.

    データソースを設定するには、ご使用のデータベース用の弊社のガイドに従います。

    セットアップウィザードにて :

    • Datasource Name – this is JNDI name of the datasource, as configured in the server.xml file.
      Some servers will have JNDI names like jdbc/datasourcename; others will be like java:comp/env/jdbc/datasourcename.

6. 新しいサイトにコンテンツを追加する

Confluence を使用してサイトにコンテンツを追加するかどうかを選択します。
 
デモ用スペース...

 これは、Confluence を理解するためにあなたとユーザーが使用できるスペースを作成するオプションです。このスペースはいつでも削除できます。

既存のサイトからデータをインポート...

既存の Confluence サイトのサイト全体のエクスポートがある場合にこのオプションを使用します。これは、別のデータベースへの移行やテストサイトの設定を行うときに便利です。  

参考情報

  • インポートできるのは、同じまたは前の Confluence バージョンのサイトのみです。
  • 以前にインストールした Confluence から、システム管理者のアカウント情報をはじめとするすべてのユーザーデータとコンテンツがインポートされます。

セットアップウィザードにて :

  • バックアップファイルのアップロード – サイトのエクスポートファイルのサイズが小さい場合 (25mb 以下) 、このオプションを使用します。
  • バックアップ ファイルをファイル システムから復元– バックアップ ファイルの容量が大きい場合はこのオプションを使用します。ファイルを <confluence-home>/restore ディレクトリにドロップし、プロンプトに従ってバックアップを復元します。

  • インデックスの作成 – インポートしたコンテンツを検索できるようにするには、インデックスを作成する必要があります。大規模サイトの場合は長時間かかるため、後でインデックスを作成したい場合は、選択解除します。インデックスが作成されるまでコンテンツは検索できません。

7. ユーザーを管理する場所を選択する

Confluence 内または JIRA Software や JIRA Service Desk などの JIRA アプリケーションで Confluence のユーザーおよびグループを管理するために選択します。
 
Confluence でユーザーおよびグループを管理...

Confluence でユーザーを管理する場合、またはインストール済みの JIRA アプリケーションがない場合、このオプションを選択します。

参考情報

  • JIRA アプリケーションでユーザーを管理する計画で、まだ JIRA アプリケーションをインストールしていない場合、JIRA を最初にインストールしてから Confluence のセットアップに戻ることをお勧めします。
  • 後で外部のユーザー管理 (LDAP、Crowd または JIRA) を追加する選択もできます。
JIRA への接続...

 インストール済みの JIRA アプリケーションがあり、両方のアプリケーション間でユーザーを管理する場合、このオプションを選択します。

参考情報

  • これは、ほとんどのオプションを標準条件とした状態で JIRA との連携を設定するためのものです。 
  • JIRA のユーザーディレクトリが Confluence で使用できるように構成され、JIRA と Confluence の間で相互にアプリケーション リンクが設定されるため、データを容易に共有できます。
  • また、JIRA アプリケーション内のどのグループを Confluence にログインできるようにするか厳密に指定できるようになります。各アプリケーションで、ご使用のライセンスのティアが同じである必要はありません。 
  • JIRA 4.3 以降、JIRA Core 7.0 以降、JIRA Software 7.0 以降、または JIRA Service Desk 3.0 以降のいずれかが必要です。

セットアップウィザードにて :

  • JIRA Base URL – the address of your JIRA server, such as http://www.example.com:8080/jira/ or http://jira.example.com/

  • JIRA 管理者ログイン – これは、JIRA アプリケーションでの JIRA システム管理者グローバル権限があるユーザーアカウントのユーザー名とパスワードです。Confluence は、このユーザー名とパスワードを使用してローカル管理者アカウントも作成します。JIRA が使用できない場合でもこのアカウントで Confluence にアクセスできます。このシングルアカウントは、Confluence の内部ユーザー ディレクトリに保存されるため、JIRA でパスワードを変更しても、Confluence 側で自動的に更新されることはありません。
  • Confluence ベース URL - この URL を使用して、JIRA はご使用の Confluence サーバーにアクセスします。ここで指定する URL は、JIRA アプリケーションに接続するために、Confluence で指定されたベース URL をオーバーライドします。
  • ユーザー グループ - これらの JIRA グループのメンバーには、Confluence の使用が許可されることになります。これらのグループのメンバーは、Confluence の「使用可」権限を付与され、Confluence ライセンスでカウントされます。既定のユーザー グループ名は、次のように JIRA バージョンによって異なります。
    • JIRA 6.4 and earlier: jira-users
    • JIRA Software 7.x and later: jira-software-users
    • JIRA Core 7.x and later: jira-core-users
    • JIRA Service Desk 3.x and later: jira-servicedesk-users
  • Admin Groups – provide one or more JIRA groups whose members should have administrative access to Confluence. The default group is jira-administrators. These groups will get the system administrator and Confluence administrator global permissions in Confluence.

8. 管理者アカウントの作成

管理者アカウントの詳細情報を入力します。  

JIRA アプリケーションでユーザー管理を行うか、既存のサイトからデータをインポートした場合、このステップはスキップします。 

9. Confluence の使用を開始する

これで準備完了です。Confluence サイトは、次のような URL http://<computer_name_or_IP_address>:<port> からアクセスできます。

リバース プロキシの背後で Confluence を実行する予定がある場合は、先へ進める前にプロキシと SSL の考慮事項を確認してください。 

チームの立ち上げと運営に役立つ情報を以下に挙げます。

トラブルシューティング

Confluence のインストールで問題が生じていますか?
  • ウィルス対策やその他のインターネット セキュリティ ツールが、Confluence インストール プロセスを中断し、プロセス完了を妨害することがあります。お使いのウィルス対策・インターネット セキュリティ ツールでこの種の問題が発生した場合、または、発生が見込まれる場合は、まず、対象ツールを無効にしてから、Confluence のインストールを実行してください。
  • Linux OOM Killer は、サーバー上のメモリ残量が非常に低くなると、Confluence プロセスを中止する場合があります。「Linux Out-of-Memory Killer の設定方法」を参照してください。
  • 共同編集でエラーが発生する場合は、「共同編集のトラブルシューティング」を参照してください。

 詳細は、ナレッジベースの「インストールのトラブルシューティング」を参照してください。  

最終更新日: 2018 年 1 月 31 日

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