スタンドアロンの Synchrony クラスタから管理対象の Synchrony に移行する

Data Center ライセンスを持っていて、Confluence 6.12 より前のバージョンで共同編集を有効化している場合、独自のクラスタ内または各 Confluence ノードで手動にて、スタンドアロンの Synchrony を実行している場合が多くあります。 

継続的なメンテナンスが少なく、よりシンプルなセットアップをご希望の場合、Confluence に Synchrony を管理させることを選択できます。Confluence は起動時に自動的に Synchrony プロセスを開始します。 

このプロセスには、Confluence のダウンタイムが必要です。

独自で管理している Synchrony クラスタを Confluence に管理させるように切り替えるには、次の手順を実行します。

  1. すべての Confluence および Synchrony ノードからトラフィックをリダイレクトするようロード バランサを設定します。
  2. すべてのノードで Confluence および Synchrony を停止します。
  3. synchrony.service.url システム プロパティを使用せずに、Confluence を 1 つのノードで起動します。このプロパティは、外部 Synchrony クラスタの場所を Confluence に伝えます。

    手順について

    このシステム プロパティの削除方法は、Confluence の実行方法によって異なります。このシステム プロパティは Synchrony 自体ではなく Confluence に渡されることにご注意ください。 

    Windows で Confluence を手動で起動する場合、<install directory>/bin/setenv.bat ファイルを編集して次の行を削除します。

    set CATALINA_OPTS=-Dsynchrony.service.url=http://example-synchrony.com/synchrony/v1 %CATALINA_OPTS%

    Linux で Confluence を手動で起動する場合、<install directory>/bin/setenv.sh ファイルを編集して次の行を削除します。

    CATALINA_OPTS="-Dsynchrony.service.url=http://example-synchrony.com/synchrony/v1 ${CATALINA_OPTS}"

    Confluence を Windows サービスとして実行している場合、サービスを編集し、Java オプションから以下を削除する必要があります。

    -Dsynchrony.service.url=http://example-synchrony.com/synchrony/v1

    コマンド ラインまたは Windows レジストリ経由でシステム プロパティを Windows サービスに渡す手順については、「システム プロパティの設定」を参照してください。 

  4. Confluence でページを編集し、変更を正常に行えることを確認します。 
  5. このプロセスを各 Confluence ノードで繰り返します。ノードは一度に 1 つずつ起動します。 

すべてのノードを起動して実行し、共同編集が期待どおり動作していることを確認したら、設定した起動スクリプトやサービスの削除を含む、外部 Synchrony クラスタのでコミッションを行えます。 

接続先の Synchrony URL が変更されるため、この変更を加える前にエディタを開いていたユーザーは、編集を続行するためにページを更新する必要があります。 

また、ロード バランサの構成に変更を加える必要がある場合があります。詳細は、「Confluence および Synchrony で利用可能な設定」を参照してください。 

最終更新日 2019 年 5 月 31 日

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