プランでキャパシティを表示する

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プランでは、キャパシティはチームに直接関連付けられてチーム全体として評価されます。

プランにチームのキャパシティを表示するには、次の手順を実行します。

  1. プラン内のチームと、対応する課題ソースを関連付けてあることを確認してください。その場合のみ、チームのキャパシティがタイムラインに表示されます。
  2. プランの表示設定から、プランの課題をチームまたはスプリント別にグループ化します。
  3. タイムラインにチーム キャパシティを表示するようプランを設定します。

課題は、プラン内のチーム固有またはスプリント固有のスイムレーンにグループ化されて、各スイムレーンを展開することで割り当てられた課題を表示できます。これは、チーム固有の作業がスクラム チームの複数のスプリント全体に分散されるか、カンバン チームの複数のイテレーション全体に分散されているかを視覚化するのに役立ちます。

タイムラインにキャパシティを表示する

  1. プランのロードマップ ビューで、[設定を表示] をクリックします。
  2. [グループ分け] メニューから、[チーム] または [スプリント] を選択します。
  3. [タイムラインにキャパシティを表示] チェックボックスを選択します。これにより、プランの個々のスイムレーンで、チームに関連付けられたスプリントとイテレーションが表示されます。

タイムラインのキャパシティへの自動スケジュールの影響

課題を自動スケジュールする際、自動スケジュールされた結果が、タイムラインでのキャパシティの表示方法に影響を与える可能性があります。ここで重要なのは、自動スケジュールされた作業は、各スプリントやイテレーションのキャパシティの詳細には反映されない点です。

  1. キャパシティの測定方法は、チームのタイプ (スクラムまたはカンバン) や、チームにでの作業の見積方法 (ストーリー ポイントまたは時間ベースの見積) によって異なります。
    • チームが見積もりにストーリー ポイントを使用している場合、キャパシティはチーム ベロシティに基いてスプリントの期間に対して測定されます。
    • チームが時間ベースの見積りを使用する場合、キャパシティは 1 週間の期間に対して測定されます。
  2. スクラム チームの場合、ストーリーレベルの課題は、それらの課題がスプリントに明示的に割り当てられている場合にのみキャパシティを消費します。
    • 課題のターゲット日が複数のスプリントを横断している場合、見積りは割り当てられているスプリントのキャパシティを消費します。
    • ストーリー レベル以上の課題が複数のスプリントにまたがり、これらのスプリントのどれにも割り当てられていない場合、そのキャパシティはスプリント間で均等に分散されます。
  3. カンバン チームの場合、ある課題が複数の週にわたっている場合、そのキャパシティは各週に均等に分配されます。カンバン チームでのキャパシティの仕組みの詳細については「チームのキャパシティについて」をお読みください。

次の例でより明確に説明します。

例 #1 複数のスプリントを横断して概要レベルの作業を計画する場合

チームの作業の計画の初期段階にいる場合、エピックやイニシアチブを作成して、大まかな概要の見積りを設定することがあります。

たとえば、エピック-123 を作成したとします。このエピックは 3 つのスプリントにまたがり、18 ストーリー ポイントの見積もりです。ABC-123 は、プラン内で作成した多くのエピックとイニシアチブの 1 つに過ぎません。プランを自動スケジュールすると、各スプリントの ABC-123 の個々の作業負荷が実際に把握されます。

プランの自動スケジューリング時に考慮される要因に基づいて、ABC-123 の場合は次の各スプリントが自動スケジュールされているとします。

  1. スプリント 1: 5 ストーリー ポイント
  2. スプリント 2: 10 ストーリー ポイント
  3. スプリント 3: 3 ストーリー ポイント

このようにエピックの見積りが 3 つのスプリントに分布している場合であっても、キャパシティはタイムラインで 3 つのスプリントを横断して均等に配分されているように見えます。つまり、各スプリントに割り当てられた作業量の細かい内訳は、各スプリントのキャパシティの詳細には反映されません。

例 #2 ストーリーを今後のスプリントに自動スケジューリングする場合

チームのスプリント期間とベロシティ、または週ごとのキャパシティに基づいて、提案されたスプリントにストーリーを自動的にスケジュールできます。その場合でも、キャパシティは実際のスプリントに割り当てられたストーリーの分のみ消費されます。つまり、キャパシティは、実際の将来のスプリント、つまり実際に Jira に存在する将来のスプリント分のみ消費されることを意味します。

このため、将来のスプリントに自動スケジューリングされた課題について、タイムラインのキャパシティは正確には反映されません。

スプリントとキャパシティに関する他の注意事項

  • スクラム チームのスプリント キャパシティ (カンバン チームのイテレーション キャパシティ) を編集して、病欠や年次休暇を取っているチーム メンバーなど、変更を考慮することができます。キャパシティは、アクティブ、および将来のスプリントまたはイテレーションのタイムラインから直接編集できます。これを行うには、スプリント画面を開き、キャパシティの値をクリックして編集します。



  • チームが Jira のスプリントで並行して作業している場合、これらのスプリントはタイムラインにそれぞれ個別に表示されます。
  • チームに関連付けられたすべてのスプリントがタイムラインに表示されます。つまり、タイムラインは多くのスプリントで満たされて煩雑になる可能性があります。これを処理するには、特定の時間枠だけで課題を表示することを検討してください。
  • あるスプリントが完了すると、そのスプリントはタイムラインで、スプリントが完了する前の日の終わりで終了するように表示されます。これにより、複数のスプリントがタイムラインで重複して表示されるのを防ぎます。この表示は、スプリントの割り当てを通じて課題がスケジュールされた場合でも、課題自体を手動でスケジュールしている場合でも適用されます。
最終更新日 2020 年 6 月 12 日

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