アップグレードする理由

アップグレードは、多数のユーザーに影響を与える可能性がある重要な決定です。ただし、新機能、優れたパフォーマンス、およびメンテナンス期間の延長にはそれだけの価値があります。メジャー リリースである Jira 8.0 に関するアップグレードのメリットや主な変更についてご確認ください。

Jira 7.x から Jira 8.x へのアップグレード

すでに Jira 8.x を使用している場合、このセクションをスキップしてかまいません。

Jira 8.0 はプラットフォーム リリースでした。プラットフォーム リリースには、より小規模であるフィーチャー リリースには含まれない、大規模な変更が加えられます。これらのすべてが何らかの方法でアップグレードに影響し、管理者は追加手順の有無を慎重に考慮する必要があります。次の点を理解しておくことをおすすめします。

再インデックス

Jira 8.0 で導入される変更の 1 つは、Jira のインデックスを担う Lucene ライブラリのアップグレードです。この変更によってインデックス作成 (検索) が改善されますが、ご利用の現在のインデックスには新しいバージョンとの互換性がありません。ただし、通常のアップグレードの完了後に "Jira の再インデックス" によってインデックス全体の再構築を行うことができるため、一般にこれが問題になることはありません。インデックスの再作成後は、インデックスが以降のバージョンとの互換性を持つようになります。

変更内容...

変更内容

現在のインデックスは <home-directory>/caches/indexes に保持されます (アップグレード後に削除してもかまいません) 。今後、新しいインデックスは以下のディレクトリに格納されます。

<home-directory>/caches/indexesV1
アップグレードへの影響...

アップグレードへの影響

アップグレード直後 (正確には Jira の起動後)、新しいインデックスによって Jira のインデックスが自動的に再作成されます。そのため、Jira を起動した後と、インデックスの再作成が必要な変更 (プラグインのアップグレードなど) を実施した後の 2 つのタイミングでインデックスを再作成できます。大規模な Jira インスタンスでは、インデックスの再作成に非常に時間がかかる可能性があるため、自動再インデックスを無効化し、後から準備ができたら手動で実行することをおすすめします。

自動再インデックスを無効化する方法...

自動再インデックスを無効化する方法

インデックス再作成を無効化するために必要な手順を、アップグレード手順に含めました。簡潔に説明すると、アップグレード後、Jira を起動する前に <home-directory>/jira-config.properties ファイルに以下の行を追加する必要があります。

upgrade.reindex.allowed=false

推奨されるアクション

(tick) インデックスが 2 回作成されるのを防ぐために自動再インデックスを無効化し、準備が整ったら手動で再インデックスを実行します。

(info) Jira インスタンスが小規模で、追加の再インデックスで問題が発生しないようであれば、無効化する必要はありません。これは時間を短縮するための方法であるため、いずれの手順を利用した場合もアップグレードへの影響はありません。

互換性のないアプリ (アドオン) の無効化

Jira 8.0 と互換性のないアプリを無効化したり、利用可能な場合は互換性があるバージョンにアップグレードしたりする必要があります。互換性のないアプリは、Jira インデックス、API、一部の UI など、利用できなくなった要素や新しいバージョンで変更された要素を使用しているため、Jira のアップグレードや起動を妨げる可能性があります。

推奨されるアクション

(tick) 互換性のないすべてのアプリについて、無効化するか、互換性があるバージョンがある場合はそれにアップグレードします。必要な手順の詳細については「アップグレードの準備」を参照してください。

(info) 常にステージング環境でアップグレードをテストすることをお勧めします。ステージング環境を Jira 8.0 にアップグレードして、互換性のないアプリを有効化し、新しいバージョンでの動作を確認できます。Jira インスタンスに大きな影響を与えないようなら、互換性が保証されていない場合も 8.0 で使用できます。

アップグレードの決定

アップグレードは複雑な意思決定です。多くの場合、多大な時間を消費することを考慮する必要があります。しかしそれにより、チームに対して、新機能、パフォーマンスの改善、バグの修正、継続的なサポート アクセス、会社の要件、最新のソフトウェア バージョンの維持を実現できます。 

アップグレードで実現できること

新機能

Jira Software のすべての新しいバージョンについて、Jira Software リリース ノートと Jira Software アップグレード ノートを公開しています。これらのリソースにはアップグレードに関する重要な情報が含まれているため、すべてお読みになることをおすすめします。

アップグレード マトリクスには、Jira の連続的なリリースで導入されたすべての機能と改善点が記載されています。マトリクスを使用してバージョンを比較し、アップグレード先を選択できます。また、各リリースで修正されたバグの概要も示しています。

特定のバージョンの Jira Software に対するアップグレード プロセスに固有の技術的な要素の詳細については、マトリクスの「テクニカル アップグレード ノート セクション」を確認してください

アップグレード マトリクスを確認


パフォーマンスの改善

アトラシアンの多くのリリースでは、技術的な速度低下を最小限に抑えてユーザーやチームで効果的な製品エクスペリエンスを活用できるよう、パフォーマンスの改善に焦点を当てています。この改善の例として、インデックス作成時間の短縮や、ダッシュボードおよび課題のページ読み込み時間の短縮などがあります。

パフォーマンスの改善について読む

バグ修正

アトラシアンではこの公開 Jira インスタンスを使用して、製品のバグ修正や提案の開発を追跡しています。多くのお客様が、ご自身のチームにメリットを実現する課題や提案を確認し、それらを投票およびウォッチしています。ご自身のインスタンスで Jira 課題をウォッチしているときと同様、課題が更新されるとメールで通知が送信されます。

最近解決された課題を確認

新しい機能ポリシーを確認

サポートへのアクセス

For Long Term Support releases, we provide support and bug fixes for all server products for 2 years after a version is released. Ending support after 2 years allows us to focus our resources on supporting more modern versions used by the majority of customers. This means that after a version has reached its end of life, our support team will only be able to assist with upgrade-related questions.

長期サポート リリース以外のバージョンでは 2 年間のサポート期間がありますが、修正は次のバージョン がリリースされるまでの期間にのみ利用できます。以降はアトラシアンでは重大なバグのみを修正します。すべての新機能と修正を入手したい場合は、バージョンをアップグレードすることをおすすめします。

サポート終了ポリシーを確認

アップグレードでの考慮事項

アップグレードをスムーズに進めるには、技術的な考慮事項以外にいくつかの要件を考慮することをおすすめします。

時間

必要な時間の長さは、インスタンスのサイズ、アプリの数、カスタマイズの量などの複数の要因によって異なります。一般に、予期せぬことが発生した場合に備え、計画や実行に猶予時間を組み込むことをおすすめします。

ツール

Jira アップグレードを完了させるために必要な外部ツールはありません。ただし、アプリ互換性チェッカーおよびインスタンス ヘルス チェック ( > [システム] > [トラブルシューティングとサポート ツール] にあります) などの便利なリソースを使用できます。 

ステークホルダー

組織内で複数の役割を担っているメンバーがいる場合もありますが、一般に、特に大規模な変更を導入する場合には、アップグレードについての情報の共有方法を慎重に検討することをおすすめします。承認者、エンドユーザー、パートナー (認定アトラシアン ソリューション パートナーからライセンスを取得した場合) との共有を行う場合があります。パートナーはアップグレード プロセス中に追加サービスを提供できる可能性があります。


準備は整いましたか?

アップグレード マトリクスに戻り、アップグレード先のバージョンを選択しましょう。

アップグレード マトリクスに進む

アップグレードは、多数のユーザーに影響を与える可能性がある重要な決定です。ただし、新機能、優れたパフォーマンス、およびメンテナンス期間の延長にはそれだけの価値があります。メジャー リリースである Jira 8.0 に関するアップグレードのメリットや主な変更についてご確認ください。

Jira 7.x から Jira 8.x へのアップグレード

すでに Jira 8.x を使用している場合、このセクションをスキップしてかまいません。

Jira 8.0 はプラットフォーム リリースでした。プラットフォーム リリースには、より小規模であるフィーチャー リリースには含まれない、大規模な変更が加えられます。これらのすべてが何らかの方法でアップグレードに影響し、管理者は追加手順の有無を慎重に考慮する必要があります。次の点を理解しておくことをおすすめします。

再インデックス

Jira 8.0 で導入される変更の 1 つは、Jira のインデックスを担う Lucene ライブラリのアップグレードです。この変更によってインデックス作成 (検索) が改善されますが、ご利用の現在のインデックスには新しいバージョンとの互換性がありません。ただし、通常のアップグレードの完了後に "Jira の再インデックス" によってインデックス全体の再構築を行うことができるため、一般にこれが問題になることはありません。インデックスの再作成後は、インデックスが以降のバージョンとの互換性を持つようになります。

変更内容...

変更内容

現在のインデックスは <home-directory>/caches/indexes に保持されます (アップグレード後に削除してもかまいません) 。今後、新しいインデックスは以下のディレクトリに格納されます。

<home-directory>/caches/indexesV1
アップグレードへの影響...

アップグレードへの影響

アップグレード直後 (正確には Jira の起動後)、新しいインデックスによって Jira のインデックスが自動的に再作成されます。そのため、Jira を起動した後と、インデックスの再作成が必要な変更 (プラグインのアップグレードなど) を実施した後の 2 つのタイミングでインデックスを再作成できます。大規模な Jira インスタンスでは、インデックスの再作成に非常に時間がかかる可能性があるため、自動再インデックスを無効化し、後から準備ができたら手動で実行することをおすすめします。

自動再インデックスを無効化する方法...

自動再インデックスを無効化する方法

インデックス再作成を無効化するために必要な手順を、アップグレード手順に含めました。簡潔に説明すると、アップグレード後、Jira を起動する前に <home-directory>/jira-config.properties ファイルに以下の行を追加する必要があります。

upgrade.reindex.allowed=false

推奨されるアクション

(tick) インデックスが 2 回作成されるのを防ぐために自動再インデックスを無効化し、準備が整ったら手動で再インデックスを実行します。

(info) Jira インスタンスが小規模で、追加の再インデックスで問題が発生しないようであれば、無効化する必要はありません。これは時間を短縮するための方法であるため、いずれの手順を利用した場合もアップグレードへの影響はありません。

互換性のないアプリ (アドオン) の無効化

Jira 8.0 と互換性のないアプリを無効化したり、利用可能な場合は互換性があるバージョンにアップグレードしたりする必要があります。互換性のないアプリは、Jira インデックス、API、一部の UI など、利用できなくなった要素や新しいバージョンで変更された要素を使用しているため、Jira のアップグレードや起動を妨げる可能性があります。

推奨されるアクション

(tick) 互換性のないすべてのアプリについて、無効化するか、互換性があるバージョンがある場合はそれにアップグレードします。必要な手順の詳細については「アップグレードの準備」を参照してください。

(info) 常にステージング環境でアップグレードをテストすることをお勧めします。ステージング環境を Jira 8.0 にアップグレードして、互換性のないアプリを有効化し、新しいバージョンでの動作を確認できます。Jira インスタンスに大きな影響を与えないようなら、互換性が保証されていない場合も 8.0 で使用できます。

アップグレードの決定

アップグレードは複雑な意思決定です。多くの場合、多大な時間を消費することを考慮する必要があります。しかしそれにより、チームに対して、新機能、パフォーマンスの改善、バグの修正、継続的なサポート アクセス、会社の要件、最新のソフトウェア バージョンの維持を実現できます。 

アップグレードで実現できること

新機能

Jira Software のすべての新しいバージョンについて、Jira Software リリース ノートと Jira Software アップグレード ノートを公開しています。これらのリソースにはアップグレードに関する重要な情報が含まれているため、すべてお読みになることをおすすめします。

アップグレード マトリクスには、Jira の連続的なリリースで導入されたすべての機能と改善点が記載されています。マトリクスを使用してバージョンを比較し、アップグレード先を選択できます。また、各リリースで修正されたバグの概要も示しています。

特定のバージョンの Jira Software に対するアップグレード プロセスに固有の技術的な要素の詳細については、マトリクスの「テクニカル アップグレード ノート セクション」を確認してください

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パフォーマンスの改善

アトラシアンの多くのリリースでは、技術的な速度低下を最小限に抑えてユーザーやチームで効果的な製品エクスペリエンスを活用できるよう、パフォーマンスの改善に焦点を当てています。この改善の例として、インデックス作成時間の短縮や、ダッシュボードおよび課題のページ読み込み時間の短縮などがあります。

パフォーマンスの改善について読む

バグ修正

アトラシアンではこの公開 Jira インスタンスを使用して、製品のバグ修正や提案の開発を追跡しています。多くのお客様が、ご自身のチームにメリットを実現する課題や提案を確認し、それらを投票およびウォッチしています。ご自身のインスタンスで Jira 課題をウォッチしているときと同様、課題が更新されるとメールで通知が送信されます。

最近解決された課題を確認

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対象

アップグレードする理由

s, we provide support and bug fixes for all server products for 2 years after a version is released. Ending support after 2 years allows us to focus our resources on supporting more modern versions used by the majority of customers. This means that after a version has reached its end of life, our support team will only be able to assist with upgrade-related questions.

エンタープライズ リリース以外のバージョンでは 2 年間のサポート期間がありますが、修正は次のバージョン がリリースされるまでの期間にのみ利用できます。以降はアトラシアンでは重大なバグのみを修正します。すべての新機能と修正を入手したい場合は、バージョンをアップグレードすることをおすすめします。

サポート終了ポリシーを確認

アップグレードでの考慮事項

アップグレードをスムーズに進めるには、技術的な考慮事項以外にいくつかの要件を考慮することをおすすめします。

時間

必要な時間の長さは、インスタンスのサイズ、アプリの数、カスタマイズの量などの複数の要因によって異なります。一般に、予期せぬことが発生した場合に備え、計画や実行に猶予時間を組み込むことをおすすめします。

ツール

Jira アップグレードを完了させるために必要な外部ツールはありません。ただし、アプリ互換性チェッカーおよびインスタンス ヘルス チェック ( > [システム] > [トラブルシューティングとサポート ツール] にあります) などの便利なリソースを使用できます。 

ステークホルダー

組織内で複数の役割を担っているメンバーがいる場合もありますが、一般に、特に大規模な変更を導入する場合には、アップグレードについての情報の共有方法を慎重に検討することをおすすめします。承認者、エンドユーザー、パートナー (認定アトラシアン ソリューション パートナーからライセンスを取得した場合) との共有を行う場合があります。パートナーはアップグレード プロセス中に追加サービスを提供できる可能性があります。


準備は整いましたか?

アップグレード マトリクスに戻り、アップグレード先のバージョンを選択しましょう。

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最終更新日 2020 年 6 月 26 日

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