別のサーバーへの Jira アプリケーションの移行

このドキュメントでは、異なるサーバー ハードウェアや次のような異なるサーバー環境で Jira アプリケーションの移行やアップグレードを行う手順を説明します。

  • オペレーティング システムの変更
  • インデックスや添付ファイルの保存場所の変更
  • データベースやデータベース システムの変更

Jira を新しいサーバーまたは場所に移行するには、新しい Jira インスタンスをインストールする必要があります。インストールが完了したら、データベース間で既存のデータを移行してから、ホーム ディレクトリとすべての既存設定を移動します。 

Migrating to Jira Cloud?

If you're looking to migrate from Jira Server to Jira Cloud, see Migrating to Jira Cloud.

バックアップ

この方法では、ネイティブなバックアップを使用するのではなく、データベースの XML バックアップを作成する必要があります。これは、ネイティブ バックアップには新しいデータベースやオペレーティング システムとの互換性がない可能性があるためです。

  1. データベースの XML バックアップを作成します 。

    1. ユーザーに Jira でのデータ更新を中断するよう依頼します
    2. XML バックアップを実行します
  2. インストール ディレクトリとホーム ディレクトリのバックアップを作成します。

  3. バックアップが完了したら、既存のホーム ディレクトリから <home-directory>/dbconfig.xml ファイルを削除します。これにより、Jira とデータベースの間の既存の接続が失われ、新しいデータベースに接続できるようになります。

Jira のダウンロード

  1. アトラシアンの Web サイトからいずれかの Jira アプリケーションをダウンロードします。zip または tar.gz アーカイブのいずれかを選択します。

Jira Core / Software と Jira Service Desk の両方をアップグレードする場合、Jira Core / Software のみをアップグレードします。Service Desk については個別のインストーラは使用せず、後ほど Jira で直接アップグレードします。

ファイルの展開

ダウンロードしたファイルを展開し、アップグレードを開始します。

  1. 既存の Jira インスタンスを停止します。

  2. ディレクトリ (新しいインストールディレクトリ。既存のインストール ディレクトリとは異なる必要があります) にファイルを展開 (解凍) します。

  3. 次のファイルを編集します。

    <installation-directory>\atlassian-Jira\WEB-INF\classes\Jira-application.properties

    既存の Jira ホーム ディレクトリを指すようにします。dbconfig.xml ファイルを削除済みであることを確認します。削除されていない場合、Jira は既存のデータベースへの接続を試みます。 

  4. (オプション) ユーザー管理に Crowd を使用している場合は、この追加手順を完了します。

    ここをクリックして展開...

    ユーザーの管理に Crowd を使用している場合、既存のインストール ディレクトリから新しいインストール ディレクトリに、下記のファイルへの変更を再適用する必要があります。Jira の新しいバージョンではファイルが異なる可能性があるため、ファイルのコピーは行わないでください。

    • <Installation-Directory>/atlassian-Jira/WEB-INF/classes/crowd.properties
    • <Installation-Directory>/atlassian-Jira/WEB-INF/classes/seraph-config.xml

データベース ドライバのインストール

Oracle または MySQL データベースを使用している場合、新しい JDBC ドライバをダウンロードします。それ以外のデータベースの場合、この手順を省略できます。

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ドライバが最新の場合、以前のバージョンからコピーすることもできます。


  1. 次のドライバのいずれかをダウンロードします。

    • Oracle: JDBC ドライバ 12.2.0.1
    • MySQL: 最新の JDBC ドライバ

  2. <installation-directory>/lib に配置します。

変更の再適用

Jira を使用する際、Jira ファイルにカスタム変更を行う場合があります。このような変更には、接続の詳細、メモリ割り当てに関する設定や、他の JVM 引数などが含まれます。このステップでは、バックアップからコピーすることで新しいファイルに同じ変更を再適用する必要があります。

古いファイルに含まれる "ネイティブ" 設定が Jira バージョン間で変更されている可能性があるため、単純に古いファイルをコピーしないようにしてください。


通常は次のようなファイルを変更します。

  • server.xml
  • dbconfig.xml
  • Jira-config.properties
  • setenv.sh / setenv.bat (メモリ割り当ておよびその他の JVM 引数)
  • 詳細は、「Jira での重要なファイル」を参照してください。

Jira の初回起動

新しい Jira バージョンを起動してデータベースに接続します。

  1. <installation-directory>/bin に移動し、次のいずれかのファイルを実行します。
    • Windows:  start-Jira.bat
    • Linux:  start-Jira.sh

  2. ブラウザで Jira を開きます。

  3. プロンプトが表示されたら、[I'll set it up myself] を選択して詳細なセットアップ オプションにアクセスします。

  4. [My own database] を選択し、新しい空のデータベースの詳細を入力します。

  5. 次に表示される画面で [Import your data] をクリックし、XML バックアップを含むファイルを選択します。

    特に Jira インスタンスが非常に大きい場合、XML データをインポートする際にプロキシを経由しないようにしてください。プロキシ サーバーを使うと、タイムアウト エラーが発生する場合があります。

  6. 画面の指示に従い、セットアップを完了します。 

あともう一歩です!

お客様の Jira インスタンスは移行されました。Service Desk をお持ちの場合のアップグレード方法と、アプリのアップグレード方法は以下で確認できます。

(オプション) Jira Service Desk の更新

Jira Service Desk を使用している場合、個別のインストーラをダウンロードせずに UI で直接更新できます。

  1. > [アプリケーション] > [バージョンとライセンス] に移動します。
  2. Jira Service Desk を更新します。これによって、Service Desk は自動的に互換性のあるバージョンに更新されます。

アプリ (アドオン) のアップグレード

新しいバージョンとの互換性を持つよう、アプリをアップグレードします。

  1. > [アプリの管理] > [アプリの管理] に進みます。
  2. アプリをサポート対象バージョンにアップグレードします。

インデックスの再構築

古いインデックスは新しいバージョンとの互換性がないため、Jira によって削除されます。インデックスの再作成を実行して一から再構築します。課題とアプリの数に応じて、このステップには時間がかかる可能性があります。

  1.  > [インデックス作成] に移動して、Jira のロックと再インデックスの再構築を実行します。
最終更新日 2020 年 6 月 26 日

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