Jira アプリケーションの拡張

Jira は非常に柔軟で、Jira のデータに対するクエリ実行や JIRA の機能拡張が可能となる、拡張ポイントをいくつか備えています。このページでは、Jira の拡張のために利用可能なメカニズムの概要を説明します。

(info) Jira apps: For information on installing or enabling existing apps, please read the Managing apps documentation. To learn about creating your own apps, see developing apps with the Atlassian Plugin SDK.

Jira などのアトラシアン アプリケーションのアーキテクチャに組み込まれるアプリケーションはプラグインと呼ばれることがありますが、多くの場合、"プラグイン" や "アプリ" の用語は同じものとして使用されることにご注意ください。

カスタムフィールドタイプ

Jira は定義済みの多様なカスタムフィールドタイプを備えています。新しいタイプを記述して Jira にプラグインすることも可能です。詳細は、「新しいカスタムフィールドタイプの作成方法」チュートリアルを参照してください。

ユーザーフォーマット

Jira にはシステムの機能のルック アンド フィールを変更する多くのオプションがあります。ユーザー フォーマットはアプリでカスタマイズできる機能です。独自のユーザー フォーマット アプリケーションを作成して、プロファイル写真の表示など、Jira 内でのユーザーの詳細情報の表示を変更することができます。詳細は、「User Format Plugin Module」を参照してください。

ガジェット

XML 記述子ファイルを記述し、アトラシアン アプリとしてパッケージ化することにより、新しいガジェットを作成できます。詳細は、チュートリアルの「Jira のガジェットを記述する」を参照してください。

レポート

Jira にはさまざまなレポートが組み込まれています。アプリ システムを使用することで、Jira のデータの新しい表示または要約方法を提供する新しいレポートを作成できます。

ワークフローの機能と条件

Jira の課題ワークフロー(課題が通過する状態と状態のトランジション)は、Web インターフェイスを介してカスタマイズできます(ワークフロー ドキュメントを参照)。ワークフロー エンジンによって、ユーザー自身の操作に対してプラグイン可能なフックが提供されます。

  • 特定のトランジションが生じると、事後操作で任意のJAVA を実行します。
  • トランジションの可視性を条件により特定のユーザーに限定します。
  • バリデーターを介してトランジション画面で入力を検証します (コメント入力時など)。

ワークフローの事後操作、条件、およびバリデーターに関する詳細は、「ワークフローで作業する」を参照してください。作成後、これらをアプリとしてパッケージ化して再使用することができます。

課題とプロジェクト

「課題の表示」ページでは、一部の課題情報 (コメント、変更履歴) が表示されます。 同様に、「プロジェクトの閲覧」ページには左端に、様々なタイプのプロジェクト情報のために独立したセクションがあります。

アプリケーションを作成することで、新しい課題またはプロジェクト セクションを Jira に追加できます (左側のパネルに一覧表示されます)。たとえば、外部ソースから取得したプロジェクト / 課題のデータを表示できます。Jira Subversion アプリはこの機能を使用しています。

リスナー (Jira Cloud アプリケーションでは設定不可)

Jira は、アクションを受けてイベントをトリガーする完全なイベント サブシステムを備えています。たとえば、課題が作成されると ISSUE_CREATED イベントが発生します。リスナーは JiraListener インターフェイスを実装するクラスで、Jira でイベントが発生すると呼び出されます。これらのイベントを使用して任意のアクションを実行できます。たとえば、Jira が送信したメールは MailListener によって駆動されます。これは、Jira 内で発生するイベントにより外部システムを駆動したり、外部システムに影響を与えたりしたい場合に便利です (多くの場合、外部システムにデータをプッシュするために使用されます)。詳細は、リスナーのドキュメントを参照してください。

サービス

サービスは、JiraService インターフェイスを実装するクラスです。サービスのインストール時に更新期間を指定することで、Jira はサービスの run() メソッドを定期的に呼び出すようになります。例として、POPCommentService があります。このサービスは特定の POP メールボックスを定期的に確認し、メッセージがある場合は件名から課題キーの抽出を試みます。件名にキーが含まれている場合、メール本文がメッセージへのコメントとして追加されます。サービスは、外部システムのデータを Jira に定期的にプルしたい場合に便利です。詳細は、サービスのガイドを参照してください。



最終更新日: 2020 年 10 月 8 日

この内容はお役に立ちましたか?

はい
いいえ
この記事についてのフィードバックを送信する
Powered by Confluence and Scroll Viewport.