Azure で Confluence Data Center の使用を開始する

We've updated our Azure templates since this Confluence version was released. The new templates provide an improved architecture and work best with Confluence 6.12 and later.

Check out the latest documentation for more information.


Confluence Data Center は Microsfot Azure 環境に最適です。Microsoft Azure で Confluence Data Center をデプロイできる参照用テンプレートを提供します。ユーザーは Azure のベスト プラクティスに応じてそのテンプレートを設定できます。Azure で Confluence Data Center を稼働するのに必要なものをすべて取得する最も早い方法です。 

独自のハードウェアで Confluence Dta Center インストールを行う場合と同じ用に、ユーザー管理、中央ログ作成ストレージ、バックアップ戦略および監視を設定することを強くお勧めします。

動作の仕組み

テンプレートを使用して Confluence Data Center をデプロイする際のアーキテクチャの概要は次のとおりです。

デプロイメントは、以下のコンポーネントで構成されています。

  • スケール セット内で、Confluence を実行する、クラスター ノードとしての 1 つ以上の Azure 標準 Linux VM インスタンス
  • スケール セット内で、Synchrony (共同編集に必要) を実行する、クラスター ノードとしての 1 つ以上の Azure 標準 Linux VM インスタンス
  • Azure SQL Server データベース
  • すべての Confluence ノードへアクセスできる添付ファイルとその他のファイルを含む共有ホーム ディレクトリのストレージ アカウント
  • NAT ボックス (またはジャンプボックス)
  • アプリケーション ゲートウェイ

仮想プライベート ネットワーク/サブネットでは Azure SQL インスタンスを作成できません。セキュリティを確保するため、SQL Server ファイアウォールはクラスター ノードが格納されているプライベート ネットワークからのトラフィックのみを許可するよう設定されています。SQL Server ファイアウォール ルールでは、デプロイメント中に先行してパブリック IP アドレスが必要です。アプリケーション ゲートウェイの パブリック IP アドレスはデプロイメントのこの段階では不明なため、NAT ボックス (ジャンプボックス) のパブリック IP アドレスを使用します。このネットワーク トポロジーは、クラスターから SQL Server へのすべてのトラフィックが、NAT ボックスを介して入力され、クラスターへのすべてのパブリック トラフィックも NAT ボックスを介して入力されるという意味です (アプリケーション ゲートウェイへのすべての SSH トラフィックと L4 トラフィックを含む)。

また、アプリケーション ゲートウェイは、Confluence および Synchrony ノードのスケール セットのロード バランサとしての役割も果たします。

Confluence の共有ホーム ディレクトリにストレージ アカウントを使用します。Azure SQL Server と同様に、このサービスは仮想ネットワーク外に存在します。各 Confluence ノードにマウントされ、他のファイルと同じように処理されます。

制限事項

Azure へのデプロイについて、次の制限事項をご確認ください。

  • Confluence がノードの検出に使用している Hazelcast の問題により、現在オートスケーリングをご利用いただけません。 
  • 既定のサイト バックアップ (XML エクスポート) 以外のバックアップ ソリューションは提供していません。
  • 追加のノード監視は提供していません。Azure では、CPU の使用量やネットワーク / ディスク レートを含めた、いくつかの基本的な監視を提供しています。 
  • ログ集約は行われません。ログはセットアップ時にプロビジョニングされた VM 上のローカル ホーム ディレクトリにのみ保存されます。VM が失われると、ログも失われます。
  • デプロイメント テンプレートを使用して、既存の Confluence デプロイメントをアップグレードしたり、異なるバージョンを実行している新しいノードをクラスタの残りにプロビジョニングすることはできません。 
  • SSL は有効化されていません。アプリケーション ゲートウェイを手動で設定する必要があります。詳細は、以下の「SSL の追加手順」を参照してください。 
  • ノードが手動で削除された場合、クラスターを削除しない限り再デプロイすることはできません。再デプロイを行っても、既存のデータベースと既存のホーム ディレクトリは削除されません。
  • 各リソースで必要とするネットワーク トポロジーにより、NAT 仮想マシンのネットワーク負荷は比較的高くなります。多数のトラフィックがある場合、これがボトルネックになる可能性があります。クラスタのサイズを増加したら、より大規模なクラスタがトラフィックを効率的に処理できるよう、NAT 仮想マシンも増やす必要があります。この制限は、Azure Storage および Azure SQL 用仮想ネットワーク統合が利用可能になると、撤廃される予定です。 

Azure マーケットプレイス経由で Confluence Data Center をデプロイする

この方法では、Azure Marketplace でデプロイメント テンプレートをリファレンスとして使用して Confluence Data Center をデプロイします。 

Marketplace アプリを使用して Azure に Confluence Data Center をデプロイするには、次の手順を実行します。

  1. Azure ポータルにログインします。
  2. [新規] を選択して新しいデプロイメントを開始します。
  3. Atlassian を検索し、Marketplace アプリの一覧から Confluence Data Center を選択します。
  4. [作成] を選択してデプロイメントの設定を開始します。
  5. ウィザードの指示に従ってデプロイメントを設定します。詳細は、以下のパラメーター テーブルを参照してください。 
  6. すべての情報が正しいことを確認し、[作成] をクリックしてサブスクリプションを購入します。デプロイメントには約 30 分かかります。  
  7. デプロイメントが完了したら、デプロイメント出力に記載されている Confluence URL へ移動してオンボーディングを完了し、Confluence を使い始めます。  

パラメータ

パラメータ 説明
cname

組織の CNAME (Canonical Name record)。提供しない場合、Azure はインスタンス用にランダムなサブドメインを生成します。

サブスクリプション Microsoft Azure サブスクリプション タイプ。
リソース グループ 既存のリソース グループがある場合は、それを使用するか、新しく作成できます。
場所 Azure がデプロイメントを格納する領域です。
Confluence admin credentials

インスタンスの最初の Confluence 管理者の名前とパスワードを提供します。

ノードの名前とサイズ ノードの最初の数と、各ノードのサイズを指定します。これらは、後で再設定することもできます。
Synchrony cluster size

Synchrony ノードの数を Confluence ノードの数に応じて決定するには、automatic を選択します (Confluence ノード 3 つに対して Synchrony 1 つ、最小 2 ノード)。

または、[manual] を指定してノードの数とサイズを指定します。

データベース資格情報 データベース管理者ユーザーのユーザー名とパスワードを提供します。
データベースサイズ データベース階層を Confluence ノードの数で決定するには、[automatic] を選択します。

または、[manual] を選択して、特定のデータベース階層とエディションを指定します。

Jumpbox 資格情報 ジャンプボックスのユーザー名と SSH パブリック キーを提供します。
Confluence and Synchrony node credentials ノードのユーザー名とパスワードを提供します。これらの資格情報はすべての Confluence および Synchrony ノードで使用されます。


CLI を使用して Confluence Data Center をデプロイする

この方法では、Azure コマンドライン インターフェースで、デプロイメント テンプレートを参考に使用して Confluence Data Center をデプロイします。これを行うには、Azure CLI をインストールする必要があります。

コマンド ライン インターフェイスを使用して Confluence Data Center を Azure にデプロイするには:

  1. azuredeploy.json テンプレート ファイルと azuredeploy.parameters.json パラメータ ファイル https://bitbucket.org/atlassian/atlassian-azure-deployment の Confluence ディレクトリからダウンロードします。

  2. azuredeploy.parameters.json パラメータ ファイルを編集し、次の必須パラメーターに値を挿入します。
    • クラスタ サイズ
    • SSH キー (NAT ボックスに使用)
    • SSH パスワード (クラスター ノード用)
    • データベース パスワード
    • Confluence 管理者アカウントの氏名、ユーザー名およびパスワード。
    • Confluence ライセンス
    • Confluence バージョン (6.4.0 以降)
       
    これらの必要な各値の詳細については、以下の表を参照してください。

    テンプレートは、他の多数のパラメーター (VM およびデータベース インスタンスのサイズを含む) で既定として使用されます。特定の値を指定したい場合は、これらの既定を上書きするよう選択できます。 
  3. コマンド ライン インターフェイス経由で Azure にログインします。 
  4. リソース グループを作成します。展開する Confluence リソースのコンテナとなります。

    az group create --name ConfluenceDataCenter --location "Central US"
    
  5. 新しいデプロイメントを作成し、Confluence Data Center テンプレート ファイルとパラメーター ファイルを指定します。

    az group deployment create \
        --name ConfluenceDataCenterDeployment \
        --resource-group ConfluenceDataCenter \
        --template-file azuredeploy.json \
        --parameters azuredeploy.parameters.json
  6. Azure ポータルにログインしてデプロイメントの出力を確認します。アプリケーション URL は新しい Confluence サイトの URL です。
  7. ブラウザーのアプリケーション URL へ移動してオンボーディングを完了し、Confluence の使用を開始します。

必須パラメーター 

Confluence Data Center インスタンスをデプロイするには、デプロイメント テンプレートで多数の値を提供する必要があります。 

パラメータ 説明

clusterSize

お使いのクラスターの Confluence ノード数です。

Synchrony ノードの数は、Confluence ノード 3 つ (最小 2 ノード) 毎に Synchrony 1 つの割合で、Confluence ノードの数によって自動的に決まります。

jumpboxSshKey

NAT ボックス (ジャンプボックス) へのアクセスに使用する SSH キーです。

nodeSshPassword

Confluence および Synchrony ノードへのアクセスに使用する SSH パスワードです。

dbPassword

専用データベース ユーザーのパスワードです。

パスワードはパスワード強度要件 (AzureSQL Server による制限) を満たす必要があり、16 ~ 41 文字で、大文字、小文字、数字 (0-9)、および英数字以外の文字 (、!、$、#、%、など) をそれぞれ 1 つ以上含める必要があります。詳細は、Azure SQL パスワード ドキュメントを参照してください。

ユーザ名

Confluence 管理者アカウントのユーザー名です。

userFullname

Confluence 管理者ユーザーの氏名です。

userEmail

Confluence 管理者ユーザーのメール アドレスです。

userCredential

Confluence 管理者アカウントのパスワードです。

Confluence ライセンス

Confluence Data Centerのライセンス キーです。既にお持ちの場合は、my.atlassian.com から取得できます。デプロイメント テンプレートを使用して Confluence Server をデプロイすることはできません。

ライセンスをまだ持っていない場合は、my.atlassian.com で生成する必要があります。あるいは、このパラメーターを省略すると、期間限定の評価ライセンスでプロビジョニングされます。

オプション パラメーター 

次のパラメーターはオプションです。パラメーター ファイルで値を指定していない場合は、賢明な既定値を使用します。 

パラメータ 既定値 説明

cname

Azure によって自動提供された完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用する場合は、空/未設定のままにします。ただし、独自のカスタム ドメイン名を持っている場合は、このパラメーターを使用して、お使いの Confluence サイトのベース URL をカスタム ドメインに設定できます。

カスタム ドメインを使用する場合は、適切な cname レコード も作成して、Confluence インスタンスの FQDN (この参照テンプレートをデプロイする際に az コマンドの出力の一部として表示されたもの) をポイントする必要があります。cname レコードの設定方法については、ドメイン レジストリのドキュメントを参照してください。

confluenceVmSize

Standard_DS2_v2

Confluence および Synchrony クラスタ ノードとなる仮想マシンのサイズです。大きな VM にプロビジョニングする場合は、独自の値を指定します。

natVmSize

Standard_DS3_v2

NAT ボックス (ジャンプボックス) のサイズです。大きな VM にプロビジョニングする場合は、独自の値を指定します。

NAT ボックス VM タイプにはネットワーク カード (NIC) が 3 つ以上必要です。ネットワーク カードが 2 つの最も小さい VM をジャンプボックスに使用することはできません。詳細は、「Azure VM サイズ ドキュメントを参照してください。

jumpboxSshUser

confluenceadmin

NAT ボックス (ジャンプボックス) へのアクセスに使用する SSH ユーザーです。

nodeSshUser

confluenceadmin

Confluence および Synchrony ノードへのアクセスに使用する SSH ユーザー名です。

confluenceVersion

6.4.0

クラスター ノードにインストールする Confluence のバージョンです。Confluence バージョンの番号をすべて入力します (例: "6.4.0")。Azure デプロイメントはバージョン 6.4.0 以降とのみ互換性があります。

警告: デプロイを行ったら、デプロイメントを更新する場合 (ノードを追加する場合など)、このバージョンを引き続き使用する必要があります。その後のデプロイメントでこの値を変更すると、お使いの Confluence インスタンスが破損する可能性があります。confluenceVersion パラメーターを使用して既存のデプロイメントを新しいバージョンの Confluence へアップグレードすることはできません。

アプリケーションのタイトル

Atlassian Confluence

Confluence サイトの名前です。

applicationGatewaySize

Standard_Medium

アプリケーション ゲートウェイのサイズです。

特定のアプリケーション ゲートウェイ サイズをプロビジョニングしたい場合は、独自の値を指定します。

VM とデータベースのサイズ設定に関する検討事項

デプロイメント テンプレートは VM サイズ、データベース階層、およびアプリケーション ゲートウェイのサイズに多数の妥当な既定な規定を使用しており、プロビジョニングする Confluence ノードの数に応じて自動計算されます。 

たとえば、6 つの Confluence ノードをデプロイするよう選択した場合:

  • 3 Synchrony ノードをプロビジョニングします (共同編集用)
  • データベース階層を PRS4 に設定します。

  • アプリケーション ゲートウェイの容量を 3 に設定します

azuredeploy.parameters.json でこれらのうちのいくつかのパラメーターを設定して、データベース階層や Synchrony クラスタのサイズを手動で制御できます。ただし、自動的に選択された既定の設定以外に Confluence Data Center をデプロイすることは、推奨されません。これは、必要なパフォーマンス特性が実現されない可能性があるためです (不十分なデータベース DTU など)。 

データベース階層を上書きするには、パラメータ ファイルで dbTierOption パラメータを "manual" に設定します。その後、これらのパラメータを次のように設定します。

  • dbTier を利用可能なデータベース階層のいずれかに設定する。例: PRS1 (リソース制限に関する Azure ドキュメントを参照)。 
  • dbEdition を利用可能なデータベース オプションのいずれかに設定する (Standard、 Premium、および PremiumRS)。

Synchrony クラスタのサイズを上書きするには、synchronyVmOption パラメーターを "manual" に設定します。その後、これらのパラメータを次のように設定します。

  • synchronyVmSize を希望する vm タイプに設定する (confluenceVmSize パラメータを参照)。
  • synchronyClusterSize を希望する Synchrony のノード数に指定します。


SSL に必要な追加手順

上記の制限事項に記載されているように、アプリケーション ゲートウェイを手動で設定する必要があります。 

現在、管理者が次の手順を手動で実行しないと SSL をテンプレートで使用できない不具合があります。 

すべての Confluence ノードで次の手順を実行します。

  1. ${confluence_install_dir}/conf/server.xml ファイルを編集します。 
  2. <connector> 要素で、scheme 属性を https に、proxyPort443 に変更します。 
  3. ${confluence_install_dir}/bin/setenv.sh ファイルを編集します。
  4. Synchrony サービス URL (synchrony.service.url システム プロパティ) スキームを http から https に変更します。
  5. 各 Confluence ノードでこれらの手順を繰り返します。 

すべての Synchrony ノードで次の手順を実行します。

  1. ${confluence_install_dir}/bin/start-synchrony.sh ファイルを編集します。 
  2. Synchrony サービス URL (synchrony.service.url システム プロパティ) スキームを http から https に変更します。
  3. 各 Synchrony ノードでこれらの手順を繰り返します。
最終更新日 2019 年 5 月 31 日

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