Confluence Server から Cloud への移行

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概要

このガイドでは、自己ホスト型の Confluence Server から Confluence Cloud への移行に関する計画の概要について案内します。プロジェクト チームの登録やテクノロジー オプションの評価を行い、現在の Confluence Server サイトが移行可能かどうかを確認して、移行を実行します。 

Confluence Server から Cloud への移行を行うべきかどうか迷っている場合、Atlassian Cloud のメリットの詳細や、Confluence 移行に関する FAQ をご参照ください。 

Confluence Server から Cloud への移行の流れ

このガイドの一部のステップでは上位の権限が必要になります。開始する前に、次の点をご確認ください。

  1.  Confluence Server でシステム管理グローバル権限を保持していること。
  2. クラウド サイトsite-admins グループに所属していること。これによってすべてのアプリケーション (Confluence、Jira)、それらの管理機能、およびサイト管理機能へのアクセス権が付与されます。サイト管理機能にはユーザーや請求の管理機能が含まれます。

移行前

移行の決定

  1. セキュリティとコンプライアンス要件の確認: 移行を成功させるためには、組織のセキュリティ要件を順守することが不可欠です。アトラシアンのセキュリティ、プライバシー、およびコンプライアンス ポリシーの詳細については、Trust at Atlassian をご確認ください。この時点で、Confluence Cloud が要件を満たしていること確認するために、調達チームやセキュリティ チームとの連携が必要となる場合があります。
  2. アプリの評価: 移行を決定する前に、アプリやカスタム連携機能を確認し、Confluence Cloud サイトで必要なものを判断します。Atlassian Marketplace には Confluence Cloud の機能を拡張するさまざまなアプリや連携機能があります。たとえば、Slack や Dropbox などの生産性向上およびコラボレーションを実現する主要な SaaS 製品と連携する、無料の連携機能があります。また、Server 用のアプリには、サブスクリプション ベースのライセンス形態であるものがあります。

    アトラシアンのクラウドおよびサーバー製品は同じメリットを実現しますが、特徴や機能が異なる場合がある点を評価中は留意します。製品のクラウド バージョンに、サーバー上ではアプリで実現できる機能が含まれていることもあります。社内アプリやカスタム ビルド アプリがある場合、それらの検討も必要です。 
    1. App data is not typically included when migrating from Confluence Server to Confluence Cloud. This includes apps from Atlassian, like Team Calendars for Confluence and Questions for Confluence. Some apps do have the capability to export and import their data but you'll need to check with the app developers or their documentation to confirm if this is possible.
    2. サードパーティ製アプリを Confluence Cloud にマッピングする必要がある場合、Marketplace のサーバー用アプリにクラウド版向けの同等製品があるかどうかを最初にご確認ください。クラウド用の同等製品がない場合、アプリがデータを保存しているかどうかをアプリの開発者に確認します。すべてのアプリがデータを保存するわけではありません。データが保存されている場合、アプリ ベンダーに確認してデータ移行オプションを検討する必要があります。アトラシアンは、サードパーティ製のサーバー用アプリが生成したデータの、クラウド用アプリへの移行の直接的な処理は行いません。代替方法がなく、アプリがデータを保管している場合、データのエクスポートについてベンダーに連絡する必要があります。
  3. コストの確認: Confluence Cloud サブスクリプションを除き、Confluence Cloud への移行に対する費用は発生しません。ただし、支払いオプションおよび全体的なコストの評価は必要です。その他の注意事項:
    1. Confluence Server と異なり、Confluence Cloud はサブスクリプション ベースで販売され、永久ライセンスではありません。支払いには月間または年間のいずれかを選択でき、年間払いの場合は割引があります。Confluence のライセンスを確認してチームに最適な支払い方法を選択してベースライン コストを見積もるか、Atlassian Cloud 価格シミュレーター をご利用ください。 
    2. Confluence Cloud で Atlassian Marketplace のアプリを使用することを計画している場合、それらも考慮に入れてコストを検討します。Atlassian Cloud 価格シミュレーターは、アプリを含めた月間または年間の合計費用を算出できます。
    3. 既存の Confluence Server ライセンスと保守は Confluence Cloud に移転されません。2 つのライセンスは独立しており、それぞれに支払いが発生します。
  4. FAQ の確認: Atlassian Cloud 移行センター内に、Confluence の移行計画を支援する包括的な FAQ を作成しました。ここに含まれない質問がある場合、お知らせください。
  5. Confluence Cloud の試用: 無料の Confluence Cloud トライアルにサインアップして、Confluence Cloud を稼動します。Confluence Server と Confluence Cloud ではデザインやレイアウトが異なりますが、これらを切り替えることはできません。移行前に Confluence Cloud を試用して Server との違いを確認し、ユーザーのオンボーディングに役立つ情報共有やトレーニングを検討することをおすすめします。

移行の準備

移行することを決定したら、それに向けた準備を進めます。

  1. チームを集める: Confluence Server から Cloud への移行は、ユーザーのエクスペリエンスやワークフロー、組織全体のさまざまなステークホルダーに影響する可能性があります。移行では、組織の規模とユーザー数に応じて、チームを横断してロールや責任が定義された、完全に独立したプロジェクトが必要となる場合があります。Confluence Cloud への移行に関心を持っていたり、移行の影響を受けたりする個人やステークホルダーに、できるだけ早い時期に連絡することをおすすめします。可能であれば、これらのスタッフをチームに加え、プロセスの一部として参加を依頼します。
  2. プロアクティブかつ頻繁に連絡する: 移行スケジュールについて組織に知らせる前に、チーム メンバーと移行計画を共有します。発生する問題やエラーについて、ユーザーにどのように警告するかを決定します。この段階では、移行のコミュニケーション計画に以下のような内容を含める必要があります。
    1. 移行のタイミング
    2. ユーザーが想定すべきダウンタイム
    3. 移行中はあらゆる変更を加えないよう、ユーザーに依頼する
    4. 移行後の古いサイトへの影響。アクセスまたは読み取りが引き続き可能かどうか
  3. Confluence Server サイトの準備: 現在の環境を評価し、データの移行前に変更が必要かどうかを判断します。
    1. Cloud Migration Assistant for Confluence を使用するには、移行前に Confluence Server をバージョン 5.10 以降にアップグレードする必要があります。 
    2. この機会を利用して不要なデータをクリーンアップまたは削除することもできます。
  4. 匿名アクセス設定の確認: 
    1. Confluence Cloud サイトに未ログインの匿名ユーザーがアクセスすることを禁止したい場合、サーバー側で匿名アクセスが有効化されていないことを移行前に確認します。詳細については「パブリック アクセスのセットアップ」をご参照ください。
    2. 特定のスペースのみに匿名アクセスを許可する場合、Confluence Cloud のグローバル権限で匿名アクセスを許可してから、個々のスペースのスペース権限を確認して匿名アクセスを許可するかどうかを決定します。Confluence Cloud のグローバル権限で匿名アクセスを無効化すると、スペース レベルでも匿名アクセスが無効になります。
  5. データのバックアップ: Confluence Cloud へ移行する前に Confluence Server データをバックアップします。Confluence Cloud サイト内にデータが存在する場合、同様に安全のためにバックアップします。

クラウド サイトのセットアップ

次に、アトラシアンのクラウド サイトに登録します。 

  1. クラウドへのサインアップ: 無料 Confluence Cloud トライアルにサインアップし、サイト名 (URL) を選択します。サイト名は、1 つめのクラウド製品へのサインアップ (例: Jira Software Cloud または Confluence Cloud への初回サインアップ) 時に、クラウド サイト全体に対して選択されます。サイト名の形式は、https://example.atlassian.net です。ここで、example はユーザーが指定する一意の文字列です。
    サイト名を指定する際には、いくつかの点に考慮する必要があります。
    1. 3 文字以上の一意の文字列にする必要があります。
    2. 英数字とハイフンのみを使用できます。
    3. 1 文字目または最後の文字をハイフンにすることはできません。
  2. 組織のセットアップ: 組織を使用すると、社内のすべての Atlassian Cloud ユーザーを 1 か所で確認し、ユーザーのアカウントを管理し、SAML SSO などのセキュリティ機能をセットアップすることができます。組織は、社内で 2 つ以上のサイトを使用していて、すべてのサイトと製品、およびそれらにアクセスできるユーザーを 1 か所で確認したい場合に非常に便利です。すべてのサイトで admin.atlassian.com にアクセスして組織を使用できます。詳細については「Atlassian 組織のセットアップ」をご参照ください。
  3. SSO のセットアップ: クラウド サイトで SSO を使用する予定の場合、移行時にユーザーがスムーズに利用開始できるよう、SSO を事前にセットアップすることをおすすめします。SSO をセットアップする前に、組織のドメインを検証する必要があります。SSO を使用するには Atlassian Access のサブスクリプションが必要である点にご注意ください。Atlassian Access は 30 日間無料で試用できます。

その他の考慮事項

  1. Jira および Confluence の移行: Jira と Confluence の両方を移行する場合、最初に Jira を移行することをお勧めします。Jira より先に Confluence を移行した場合、Jira をインポートしたときにクラウドからユーザーが削除されてしまいます。サーバーからクラウドへの Jira の移行に関する詳細を参照してください。Jira とユーザーを移行したら、Cloud Migration Assistant for Confluence を使用して Confluence スペースを Confluence Server から Confluence Cloud へ移行できます。
  2. 移行サービス: 移行に関する支援が必要な場合、アトラシアン製品の豊富な移行経験を持つ、世界中に広がるパートナー ネットワークを利用できます。お客様の移行を支援できるパートナーをお探しの場合、アトラシアンのパートナー ページをご利用ください。

移行

必要な前提条件を満たし、移行前のフェーズに関連するタスクを完了すると、移行の実行準備が整います。以下の手順に従って移行を実施します。

  1. テスト移行の実行: テストまたはステージング サイトでトライアルを実行し、サイトの連携、機能、およびパフォーマンスが期待どおり動作し、移行がスムーズに実行されるかどうかを確認することをおすすめします。これは無料の Confluence Cloud トライアルを使用して行えます。テスト移行は次のことに役立ちます。
    1. 実際の移行の前に解決する必要がある潜在的な問題や手順の確認。
    2. 予想されるダウンタイムも含めた、実際の移行のタイムラインの明確化。
    3. Confluence Cloud への移行前のデータの検証。
  2. タイムラインの構築: ユーザーの満足度のため、最適な移行ウィンドウを特定する必要があります。トラブルシューティングにかかる時間を考慮したうえで、移行にかかる時間を判断します。夜間、週末、またはチームの Confluence へのアクセス頻度が低い時間に移行を実施することを検討します。これにより、サーバーとクラウドの間でデータの矛盾が発生するリスクを減らすことができます。
  3. クラウドへの移行: 移行を実行するには、Cloud Migration Assistant for Confluenceを使用します。移行時に次のデータがインポートされます。
    • サイト データ (スペース、ページ、および添付ファイルを含む)。
    • ユーザーとグループ。

          以下はインポートされません。

    • グローバル設定と権限: これらはクラウド サイトで手動で設定する必要があります。
    • Apps: You'll need to work with the app vendors to migrate or re-install your apps in Confluence Cloud after migrating. Note that apps from Atlassian, like Team Calendars for Confluence and Questions for Confluence, aren't included in the migration.
    • アプリケーション リンク: アトラシアンのサーバー製品を Confluence Cloud サイトと組み合わせて使用する予定の場合、クラウド製品とサーバー製品との間に双方向リンクを作成できます。これは移行後にセットアップできます。
    • ユーザー アバター: ユーザーは移行後に id.atlassian.com でアバターを更新する必要があります。
    • パスワード: ユーザーは移行後に Confluence Cloud でパスワードをリセットする必要があります。

一般的なシナリオ

移行ではさまざまな事例が考えられます。一般的な移行シナリオと、それぞれへの対応方法についてのガイダンスを以下に示します。

サーバー サイトの統合

複数の Confluence Server サイトを統合する必要がある場合、すべてのサーバー インスタンスに Cloud Migration Assistant for Confluence をインストールして、それらを個別に Confluence Cloud サイトに移動します。

Confluence Cloud サイトのすべてのスペースに一意のスペース キーが必要である点にご注意ください。Confluence Cloud サイトにすでにスペース キーが存在する場合、同じスペース キーでスペースを移行しようとすると、その個別のスペースの移行が失敗します。

移行のトラブルシューティング

移行中に問題が発生した場合、アトラシアンのさまざまなリソースを活用できます。最初に、アトラシアンの公開課題トラッカーで既知の問題を検索することをおすすめします。Confluence の移行で発生するいくつかの一般的な問題についての情報 (ステータスや推奨される回避策など) を見つけることができます。

次のような既知の問題があります。

異なる問題が発生した場合や、移行に際して支援が必要な場合は、アトラシアンのテクニカル サポート チームや、アトラシアン コミュニティへのお問い合わせをご検討ください。

移行後

移行が正常に完了したら、一連の移行後のタスクを実行し、すべてがスムーズかつ効率的に機能していることを確認します。

  1. クラウド サイトの確認: 移行が完了したら新しい Confluence Cloud サイトをレビューし、データと添付ファイルが正常に移行されていることを確認します。以下を推奨します。
    1. スペースの一般的な項目の確認 (コメント、添付ファイル、権限など)。
    2. さまざまなチームやユーザーで、操作やアプリケーションの機能のテストを行い、動作の違いを確認する時間の確保。必要に応じ、ユーザー用にそのようなドキュメントを作成することをおすすめします。 
  2. アプリのインストール: インストールが必要なアプリを特定したら、それらを Confluence Cloud サイトに追加します。

  3. クラウドのセキュリティ ベスト プラクティスの順守: 組織のもっとも重要な作業を保護するための強固な基盤を築きましょう。詳細情報
  4. クラウドでの操作の確認: Confluence Cloud の新機能とそれらの活用方法を確認するには、Confluence Cloud ドキュメントを参照してくださいConfluence Cloud を初めて導入する場合、このリソースをユーザーと共有することもおすすめします。Confluence Cloud の管理者として作業を開始する際は、Atlassian Cloud ドキュメントも便利です。
  5. チームを迎える: 移行が完了したら、組織の準備が整っていることを確認します。移行が完了したら、ユーザーが利用を開始できるよう、招待メールや新しいサイトへのリンクをユーザーに送信する必要があります。ユーザーが自動的に招待されることはありません。招待されたユーザーは、自身のパスワードとアバターをリセットする必要があります。

    新しい Confluence Cloud サイトの情報をチームと共有する、包括的なローンチ コミュニケーション計画を作成することをおすすめします。これには次のようなトピックが含まれます。
    1. 移行後に必要なアクション
    2. ユーザーがパスワードやアバターをリセットする必要があるかどうか 
    3. 新しいサイトへアクセスする際に使用する URL
    4. 質問の問い合わせ先および問い合わせ方法。たとえば、課題やフィードバックを送信できるチャット ルームや課題トラッカーがあるかどうか
    5. ユーザーが認識しておくべき重大な変更
    6. その他の資料や FAQ へのリンク
    7. Confluence Cloud モバイル アプリについてユーザーに共有する

Jira Cloud の利用を開始

これでクラウド管理者となったので、アトラシアンの最新の機能やバグ修正を即座に利用できます。インストール、アップグレード、およびパッチはアトラシアンによってシームレスに管理されるため、週末の対応は不要です。 

Atlassian Cloud ドキュメント ブログをフォローすると、Confluence Cloud 製品の全ユーザーに影響する主要な変更を追跡できます。これには、すべての Atlassian Cloud 製品にわたる新機能やバグ修正、およびその他の変更が含まれます (例: ミーティング議事録テンプレートの更新、Confluence Cloud でスペースを簡単に整理できるスペースのドラッグ アンド ドロップ機能)。

追加サポート

移行をサポートする多数のチャネルをご用意しています。Jira の移行計画の詳細情報や FAQ については、Atlassian Cloud 移行センターを参照してください。

ストラテジー、ベスト プラクティス、または計画に関する疑問についてサポートが必要な場合、アトラシアンの移行計画のスペシャリストが Jira Server から Jira Cloud への移行計画をサポートします。 

技術的な質問がある場合や、問題が発生している場合は、テクニカル サポート チームにお問い合わせください。

また、アトラシアン コミュニティもご利用ください。

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最終更新日: 2018 年 9 月 2 日

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