Atlassian アカウントのプロファイルへの今後の変更について

変更内容について

  • アトラシアンでは、アトラシアンのクラウド製品を横断してプロファイルの公開範囲を管理できるように制御機能を改善し、自身の個人情報を参照できるユーザーを各ユーザーが設定できるようにします。

  • ユーザー プロファイルの統合に伴う変更の一貫として、Jira Cloud および Bitbucket Cloud でユーザーを検索および参照した際に表示する情報を、ユーザー名から氏名および公開名に変更します。

  • ユーザーは、氏名に加えて公開名を使用できるようになります。公開名は、アトラシアン コミュニティや jira.atlassian.com などの、アトラシアンのコミュニティベースのサイトで使用されます。

  • アトラシアンのクラウド製品にインストール済みのアプリがある場合、それらはユーザーのプライバシーを保護するために更新されます。

プロファイルの変更によるユーザーへの影響

ユーザーは、Atlassian アカウント プロファイルから、プロファイルの公開設定を使用し、自分のプロファイル情報を参照できるユーザーを制御できるようになります。このため、ユーザーのプロファイル情報の表示内容は見ている人によって変わる可能性があります。

プロファイルの公開設定はサイト管理者にも影響します。しかしながら、サイト管理者は常にユーザーのメール アドレスを確認できます。

管理対象アカウントのユーザー

管理対象アカウントのユーザーは自身のプロファイルのフィールドで、次の公開設定のいずれかを選択できるようになります。

  • すべてのユーザー - このフィールドの情報はコンテンツを表示可能なすべてのユーザーに公開されます。製品またはサイトの設定に応じて、公開範囲に組織の外部のユーザーが含まれる場合があります。この情報はアトラシアンのクラウド製品にインストールされたアプリからもアクセス可能です。

  • The name of their organization - The information in this field is only visible to other users managed by their organization.

  • 自分のみ - このフィールドの情報は対象のユーザーにのみ公開されます。

この変更のリリース時には、既存の管理対象ユーザーと新しい管理対象ユーザーの両方のプロファイルで、氏名と職名の公開範囲がすべてのユーザーに設定されます。

非管理対象アカウントのユーザー

非管理対象アカウントのユーザーは、自身のプロファイル画像、所在地、ローカル時刻、およびメール アドレスについて、次の公開設定のいずれかの選択できるようになります。

  • すべてのユーザー - このフィールドの情報はコンテンツを表示可能なすべてのユーザーに公開され、アトラシアンのクラウド製品にインストールされたアプリからアクセス可能です。

  • 自分のみ - このフィールドの情報は対象のユーザーにのみ公開されます。

非管理対象ユーザーの氏名は常にすべてのユーザーに公開されます。ユーザーにはアトラシアンのコミュニティベースのサイトで使用される公開名も提供されます。

この変更のリリース時には、既存の非管理対象ユーザーと新しい非管理対象ユーザーの両方のプロファイルで、メール アドレスを除くすべてのフィールドがすべてのユーザーに公開されます。

公開名とは

ユーザーは、氏名に加えて公開名を使用できるようになります。公開名は、アトラシアン コミュニティや jira.atlassian.com などの、アトラシアンのコミュニティベースのサイトで常に使用されます。

管理対象ユーザーは、自身の氏名の公開範囲を組織に制限することができます。これを行うと、組織外のユーザーには、対象のユーザーの公開名が表示されます。

ユーザーは氏名と公開名を使用してほかのユーザーを検索できます。これには、ほかのユーザーのメンションや、ほかのユーザーへの課題の割り当てなどが含まれます。

アトラシアンのクラウド製品にインストール済みのアプリへのプロファイル変更の影響

管理者やユーザーは Atlassian Marketplace などからアトラシアンのクラウド製品にアプリをインストールできます。アトラシアンは、アプリがアクセス可能なプロファイル情報を制限します。これにより、一部のアプリが期待どおりに動作しなくなる可能性があります。

  • 更新が行われていない一部のアプリで "user not found" などのメッセージが表示される可能性があります。
  • アクセスが制限されるようになったプロファイル情報に依存しているアプリがあった場合、それらの動作が停止する可能性があります。

アプリがアクセス可能なプロファイル情報について

  • アプリは、ユーザーがすべてのユーザー向けに公開したすべての個人情報にアクセスし、それを使用できます。アプリはこれらの情報にアクセスし、情報を保存し、ほかのユーザーに表示できます。

  • ユーザーのローカル時刻と所在地は公開設定を問わず、常にアプリに公開されます。これによってアプリのエクスペリエンスがカスタマイズされます。

  • ユーザーのメール アドレスはアトラシアンが認証した一部のアプリに公開されます。ユーザーがメール アドレスの公開範囲をすべてのユーザーに設定した場合、インストール済みのすべてのアプリがそれを使用可能になることにご注意ください。

  • ユーザーがアプリをインストールすると、アプリとの個人情報の共有に同意するよう求められます。同意した場合、アプリはそのユーザーのすべてのプロファイル情報にアクセスできます。これは管理者には適用されません。

メール アドレスにアクセス可能なアプリについて

一部のアプリは、適切な動作のためにメール アドレスを必要とします。このようなアプリがメール アドレスへのアクセス権限を取得するには、アトラシアンの法務レビューに合格する必要があります。

メール アドレスへのアクセスを許可されたアプリを管理者がインストールしようとすると、インストールの同意画面に View email addresses of users という新しいアクションが表示されます。

変更の背景について

この変更の目的は、各ユーザーに自身の個人情報の公開範囲をさらに制御する機能を提供し、そのようなユーザーのプライバシーを保護することです。

ユーザー側で必要な操作について

ユーザー側での操作は不要です。これらの変更はバックグラウンドで適用されます。

実施タイミングについて

アトラシアンでは今後の数週間で、プロファイルの公開設定の適用と、アトラシアンのコミュニティベースのサイトでの公開名の使用を開始します。製品からのユーザー名の廃止にはすでに着手しています。

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