Jira アプリケーション用ステージング サーバー環境の構築

Jira をアップグレードする際は、本番サイトをアップグレードする前にテスト環境でアップグレードを実施することを強くお勧めします。このガイドでは、テスト環境をステージングと呼びます。 

ほとんどの Jira ライセンスには、ステージング環境用の無料の開発ライセンスが含まれています。ライセンスにアクセスする方法については、「Jira 開発者用ライセンスの取得方法」を参照してください。 


このページの内容:

アーキテクチャ方針

このページでは、アップグレードをテストするために 1 つのステージング環境を作成する方法について説明します。ただし、Atlassian アプリケーションが組織の基幹システムの場合、さらに開発環境を含める 3 層アーキテクチャをお勧めします。このアーキテクチャは、新しい変更のテストについてさらに柔軟で、それらを本番環境へロールアウトする必要がある場合、これらの変更が安全であることを確認できます。3 層アーキテクチャには次の環境が含まれます。

  • プロダクション : 実稼働インスタンス。最小限のダウンタイムと十分なテスト済みの変更を要求。
  • ステージング : プロダクションの前段階の環境。システム管理チームは運用開始前に正確な手順を確立できる。
  • 開発 : 自由な環境。ユーザーは最先端の変更やリスクを伴う変更を試すことができる。 

以下の手順は、ステージング環境と開発環境の両方の作成に適用できます。両方とも、本番環境の同一コピーですが、使用方法は異なります。


ステージング環境の作成

1. 環境の複製

ステージング環境は、リバース プロキシ、SSL 設定、またはロードバランサ(データセンターの場合)を含めて、実環境(本番)環境を厳密に複製する必要があります。異なる物理サーバーまたは仮想ソリューションを使用することもできます。重要なことは、本番環境の適切なレプリカとすることです。 

以下の説明は、ステージング環境が本番環境と物理的に分離されており、同じオペレーティング システムを備えていることを前提としています (Jira を手動でインストールした場合、同一の Java バージョンであることも前提となります)。 

2. データベースの複製

データベースを複製する手順

  1. 本番環境データベースをバックアップします。バックアップの最良の方法の詳細については、データベースのドキュメントを参照してください。 
  2. ステージング サーバーにデータベースをインストールし、バックアップをリストアします。 

データベース バックアップのリストア手順は、選択したデータベースとバックアップ ツールによって異なります。以下を確認してください。

  • 新しいステージング データベースが本番環境データベースと異なる名前であること。
  • ステージング データベースのユーザーアカウントは、本番データベースのユーザーアカウントと同じユーザー名およびパスワードです。
  • 文字エンコードおよびその他の設定は本番データベースと同じです (たとえば、Oracle データベースの場合、文字エンコードは Unicode UTF-8 (または AL32UTF8 のはずです)。 

3. Jira の複製

Jira を複製するには、Jira インストールのコピーを作成し、ステージング データベースをポイントするようにします。以下の説明は、Jira Server 向けのものです (Data Center の場合、Jira の起動前にいくつか追加手順があります)。 

  1. 本番環境のインストール ディレクトリ全体をステージング サーバーにコピーします。 
  2. 本番環境のホーム ディレクトリ全体をステージング サーバーにコピーします。 
  3. <installation-directory>/atlassian-jira/WEB-INF/classes/jira-application.properties を編集し、ステージング ホーム ディレクトリを指定します。 
  4. <home-directory>/dbconfig.xml または  <installation-directory>/server.xml (古いバージョン) が、ステージング データベースを指すように編集します。 

    非常に重要です!ステージング環境がプロダクション データベースを参照しないようにしてください。

  5. 次のシステム プロパティで Jira を起動し、ステージング サイトが通知やメールを送受信しないことを確認します。メールの無効化の詳細については、「メール送信 / 受信の無効化」を参照してください。   


    -Datlassian.notifications.disabled=true
    -Datlassian.mail.senddisabled=true
    -Datlassian.mail.fetchdisabled=true
    -Datlassian.mail.popdisabled=true
    テスト メール通知が必要な場合
    その場合、メール通知を有効にしたまま、環境サーバーのメール設定を準備できます。
  6. http://localhost:<port に進み、ステージング サーバーの Jira にログインします。 
  7. > [システム] > [一般設定] に進み、ステージング サイトの ベース URL を変更します (例:  mysite.staging.com)。
  8. > [アプリケーション] > [バージョンとライセンス] に移動し、開発ライセンスを適用します。ライセンスを更新するには、横にある編集アイコンをクリックします。
  9. > [システム] > [システム情報] へ移動し、Jira がステージング データベース、ステージング ホーム ディレクトリを正しくポイントしていることを確認します。 

  10. > [システム] > [ルック アンド フィール] へ移動し、ステージング インスタンスの色を本番環境インスタンスと異なる色に変更します。これは小さな変更ですが、大きな間違いを防ぐのに役立ちます。

データセンター用の追加手順

Jira Data Center を持っている場合、上述の Jira Server 用の手順とほとんど同じプロセスを利用できます。各ローカル ホーム ディレクトリとインストール ディレクトリを各ステージング ノードにコピーして、次の操作を実行します。   

  1. 本番環境の共有ホーム ディレクトリをステージング サーバーにコピーします。 
  2. <local-home-directory>/cluster.properties を編集し、ステージングの共有ホーム ディレクトリを指定します。この変更は、すべてのステージング ノードで実施する必要があります。 

<installation-directory>/jira-atlassian/WEB-INF/classes/jira-application.properties および <local-home-directory>/cluster.properties に対する変更は、すべてのステージング ノードで実施する必要があります。

Jira を起動するときは、通常どおり、一度に 1 つのノードを起動します。 

4. (オプション) 外部ユーザー管理の複製

Crowd または外部 LDAP ディレクトリでユーザーを管理している場合、以下が可能です。

  • ステージング環境で Crowd または外部ディレクトリを複製し、Jira ステージング サイトがステージング外部ディレクトリを使用するように指定します (推奨)。
  • ステージング用サーバーをネットワークに接続するか、本番用サーバーと同じホストにローカルからアクセスします。 

Jira と他のアトラシアン アプリケーションの間にアプリケーション リンクが存在する場合、各ステージング アプリケーションでサーバー ID を変更する必要があります。「Confluence のサーバー ID を変更する方法」および、Jira については「テスト インストールのサーバー ID の変更 」を参照してください。

サーバー ID を変更せず、アプリケーション リンクを更新する場合、本番環境で新しいアプリケーション リンクを作成すると、代わりにステージング サーバーを指すことになります。


ステージング環境のアップグレード

ステージング環境を作成したら、本番環境を同じ方法で更新することができます。 

アップグレードの所要時間をメモします。この情報は、本番システムの停止を計画したり、ユーザーと連絡を取ったりする際に役立ちます。 

ステージング環境を使用して、カスタマイズやサイトの必須アドオンをテストすることができます。 


最終更新日: 2018 年 9 月 15 日

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