プロジェクトを別のテンプレートまたはタイプに変換する
チームでプロジェクト テンプレートを変更し、別のテンプレートで提供されている機能を利用したい場合があります。または、すべてのオプション機能が必須ではなく、基本的なテンプレートを使用してチームが作業を追跡する方法を単純化したい場合もあります。チームはさまざまな理由でプロジェクト タイプまたはテンプレートの変更を検討します。
このページでは次の方法を説明します。
新しいプロジェクトを作成し、現在のプロジェクトの課題を移せるようにする。
課題ナビゲーターで現在のプロジェクトの課題を見つける。
現在のプロジェクトの課題を新しいプロジェクトに一括移動することでテンプレートを効果的に変更する。
このページの内容は、次のような場合に役立ちます。
チームが現在、あるタイプの Jira プロジェクトまたは特定のテンプレート (Jira Software のクラシック スクラム プロジェクトや Jira Service Desk の内部サービス デスク プロジェクトなど) で作業をしており、別のプロジェクト タイプまたはテンプレート (Jira Software の次世代カンバン プロジェクトや Jira Core のタスク トラッキング プロジェクトなど) に作業を移行したい場合。
チームがあるプロジェクト タイプで作業を追跡していて、別のタイプで提供される機能が必要になった場合。
アップグレード後にチームが別の Jira 製品の機能を使用する必要が生じた場合。
はじめる前に
このページで説明している作業を実行するには Jira 管理グローバル権限が必要です。グローバル権限に関する詳細をご覧ください。
各 Jira 製品には独自のプロジェクト テンプレートが付属します。たとえば、Jira Software にはアジャイル開発方法で作業するチーム用のスクラムおよびカンバン テンプレートがあります。Jira Service Desk には、IT およびカスタマー サービス チームが受信したリクエストを処理するのに役立つテンプレートが用意されています。各 Jira 製品に付属するプロジェクトのタイプとその機能に関する詳細をご覧ください。
チームの作業の移行先になる新しいプロジェクトの作成
現在のプロジェクトの課題の移行先になるよう、新しいプロジェクトを用意しておく必要があります。まず、対象のタイプのプロジェクトを新しく作成します。
新しいプロジェクトを作成する手順は、次のとおりです。
Jira アイコン ( または ) > [プロジェクト] を選択します。
[プロジェクトの作成] を選択します。
[クラシック プロジェクト] または [次世代プロジェクトを試す] のいずれかを選択します。
作成中のプロジェクトが、必要なテンプレートを備えていることを確認します。異なる場合、[テンプレートの変更] をクリックし、アクセス可能なテンプレートから選択します。クラシック テンプレートと次世代プロジェクト テンプレートとの間の切り替えは、画面下部のリンクを使用して行うことができます。
新しいプロジェクトの名前を入力し、[作成] をクリックします。
これで、チームの課題の移行先になる新しいプロジェクトを用意できました。
移行プロセスの開始
新しいプロジェクトの作成が完了したら、現在のプロジェクトで課題を見つけ、それらを新しいプロジェクトに移動する必要があります。課題を一括で変更するには、Jira の課題ナビゲーターで課題をフィルタリングする必要があります。
Jira アイコン ( または ) > [課題とフィルター] を選択します。
サイドバーで、[すべての課題] を選択します。
[プロジェクト] フィルターをクリックして、移行元のプロジェクトを選択します。詳細検索モードの場合、[ベーシック] を選択する必要があります
- 右上の詳細表示 (•••) > [すべて一括変更] を選択します。
移行先への課題の一括移動
移行する課題を選択して [次へ] をクリックします。
[課題の移動] を選択して、[次へ] をクリックします。
[プロジェクトおよび課題タイプの選択] 画面で、元のプロジェクトの課題の移行先を選択します。宛先のプロジェクトと課題タイプを選択して、[次へ] をクリックします。ここで指定した課題タイプが、元のプロジェクトの各課題が新しいプロジェクトで持つ課題タイプになります。
[宛先プロジェクトのステータスをマッピング] 画面で、元のプロジェクトの各ステータスについて、宛先のステータスを選択します。ここで指定したステータスが、次世代プロジェクトの各課題が新しいプロジェクトで持つステータスになります。
最後の画面で、[確認] をクリックします。
プロジェクト タイプおよびテンプレートを変更する際の留意事項
プロジェクト タイプとテンプレートでは、機能が異なります。チームが作業を実行するのに必要なすべての機能が移行先の新しいプロジェクトにあることを確認します。各 Jira 製品のプロジェクト タイプとその機能に関する詳細をご覧ください。
チームの現在のプロジェクトが課題タイプ、ワークフロー、セキュリティ、通知などでカスタム スキームを使用している場合、新しいプロジェクトをそれらのスキームと関連付ける必要があります。
場合により、意図したように操作を実行できない場合があります。一括処理を開始する前にバックアップを作成することをおすすめします。 Jira Cloud サイトのバックアップに関する詳細をご覧ください。
クラシックから次世代プロジェクトへの移行での考慮事項
次世代プロジェクトとクラシック プロジェクトは技術的に大きく異なり、クラシック タイプのソフトウェア プロジェクトを次世代ソフトウェア プロジェクトに移行すると、いくつかの機能が利用できなくなる可能性があります。次のような例があります。
エピック リンクと課題リンク: クラシック プロジェクトの課題リンクは、次世代プロジェクトでは失われます。課題自体は引き続き存在しますが、それらの間のリンクは削除されます。
サブタスク: この移行プロセスではすべてのサブタスクが失われます。
カスタム フィールド: 新しい次世代プロジェクトで作り直す必要があります。
ストーリー ポイントの見積り: このデータは失われます。ただし、次世代プロジェクトの見積機能を有効にすることで、ストーリー ポイントの見積りを新しく行うことができます。
お困りですか?
支援が必要な場合、アトラシアン サポート チームにご連絡ください。